8時、起床。
一階の雨戸を開けると、野良猫のナツがやってきて、入りたそうにしている。今日は12月並の気候である。
部屋の中に入っては来るが、久しぶりなので、まだ警戒心が強い。脱出口を確保しておくために、部屋の奥までは入って来ない。
トースト、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
食後に「ルージュ・ブランシェ」の焼きドーナツ。
しばらくして一階に様子を見に行ってみると、ナツはお気に入りの椅子の上で横になっていた。
午後3時頃、遅い昼食をとりに外出。(サッシ戸を開けたままでは外出できないので、ナツには出てもらう)
昨日の小雨は傘を差さないでもやりすごせたが、今日の雨はしっかり降っている。
駅の下の地下道をくぐって東口へ。
「三州屋本店」(支店が新橋にある)。午後3時からの開店で、普通の店が中休みで閉まっていてもここがやっているのはありがたい。
お目当てはカキフライである。
カキフライ+鳥豆腐+ごはん=1560円。
先客が一人いて、チューハイを飲んでいた。私の後にも一人来て、生ビールと刺身の盛り合わせを注文していた。アルコールを注文いしない客はマイノリティーだが、売り上げには貢献しているから、いいよね。
今シーズン初のカキフライである。
頼もしや五つ並んだカキフライ たかじ
「五つ」というのがよい。一つ食べても「まだ四つ」ある。これが最初から「四つ」だと、一つ食べた途端に「あと三つ」になってしまう。この違いは大きい。気持ちのゆとりが違う。心の豊かさが違う。
さらにクローズアップして撮る。
レモンと中農ソースと辛子で食べる。タルタルソースなんていう洒落たものはない。それでよい。
味噌汁代わりに注文した鳥豆腐はこの店の名物である。滋味深い味わい。最初はこのままで。途中からポン酢で食べる。
トンカツやカキフライの後はコーヒーである。「phono kafe」に飲みに行く。
私が珍しくコーヒーを注文したので、大原さんは「春巻ありますけど、よろしいんですか?」と聞いてきた。はい、いまカキフライを食べて来たところなんです。
中野でゲストハウスをやっている方がお客さんに来ていて、あれこれおしゃべりをする。
22日から26日まで臨時休業日だそうである。
雨の秋の日暮れは早い。
夕食はクリームシチュー。
寒い季節の定番料理である。
ナツは夜も家の中にいたが、ときどき外に出たくなるようで、そういうときは階段を上がって私がいる書斎のドアの外に来て「ニャー」となく。玄関を開けてやると、外に出ていく。深夜2時、私が寝る前に外に出て、そのままどこかへ行ったようなので、今夜はお泊りはなし。