8時半、起床。
朝食は簡単なものしか作らないが、1つだけ肝心なことは、パンは焼き立て、紅茶は煎れたて、料理は作りたてでないとならないということだ。だから手順を間違ってはならない。
まずパンを電子レンジに入れて焼き始める。
続いてティーパックをカップに入れてお湯を注ぐ。
パンが焼け、紅茶が入るのを待つ間に、目玉焼きを作る。
トースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。暖かいものは暖かいうちに。
台風一過の青空が広がった。月曜日は授業も会議もない。つまり大学に出る必要はない。
午後から墓参りに出かける。鶯谷駅で下車。
青い空と白い雲のコントラスが目にしみる。
みんなこの秋晴れを待っていた。
言問通りから見るスカイツリー。
菩提寺に到着。下谷二丁目にある泰寿院という小さな寺。
墓参りをすませる。
昨日の台風で本堂の屋根が一部(右側の飾り瓦が一列)崩れてしまったそうである。私がお寺の方と話をしているところに修理の職人さんがやってきた。
昼食は鶯谷駅近くの立ち食いそば屋「かくや」で。
鶏つけそば(690円)を注文。大盛り無料。ここでこれを食べるのは3回目か4回目目。写真手前のものは揚げた青ネギ。
鶏肉がゴロゴロ入った甘めのつけ汁で食べる。うまい。
天気がいいので、上野公園の辺りを散歩することにする。
鶯谷駅から歩くとマップ右下の方から入ることになる。
並木の向こうに大きなオブジェ。
尾びれが見える。
クジラだ。シロナガスクジラだろうか。
目はちっこい。
国立科学博物館である。
上野公園。
木洩れ日が美しい。「木洩れ日」という言葉も美しい。
みんな日向ぼっこを楽しんでいる。「日向ぼっこ」という言葉も楽しい。
噴水池の向こうは国立博物館。
公園中央付近。右に行くと動物園。左に行くと上野駅。
桜並木を真っ直ぐ進む。
途中で右に折れて、上野の山を下る。
不忍池の畔に出る。
不忍の池は蓮に覆われている。
外国人観光客がたくさん歩いている。
ずいぶん歩いたので、甘味を補給しよう。上野広小路の甘味処「みはし」。
少し冷えて来たので、田舎しるこを注文。神楽坂の「紀の善」の田舎汁しるこより濃厚だ。より田舎っぽい。
メニューを見ていたら季節限定の「栗クリームあんみつ」や「かぼちゃあんみつ」というものがある。隣の席の客が何かを注文して、それを受けた店員さんが「くりあん1つ」と厨房に注文を通した。「栗クリームあんみつ」かと思ったが、運ばれてきたのは普通の「クリームあんみつ」だった。「クリームあんみつ」が「クリあん」だとすると、「栗クリームあんみつ」は何と言うのだろう。「栗クリあん」だろうか、もっと短縮して「栗クリ」だろうか。そのとき店員さんは指先をくるくる回すのだろうか(それはないか)。店員さんを呼び止めて聞いてみようかと思ったが、忙しそうだったので、思いとどまる。支払いのときレジの人に聞いてみようかと思ったが、クールな顔をした方だったので聞きにくかった。これがふくよかでにこやかな方だったら聞きやすかったのだが・・・。「すみません。つかぬことを伺いますが、栗クリームあんみつの注文を通すときは「くりくり1つ」というのでしょうか?」そう質問する自分を想像してみて、引いてしまった。
御徒町の駅まで歩く。
蒲田に着いて、東急プラザの屋上に出てみる。
雲がないので、夕焼けとしては地味だが、地平の近くの空は色づいている。
練り込みの焼き物のように薄い層が何層も重なっている。
下を見ると駅に出入りする多摩川線と池上線の車輛が見える。
毎度おなじみ幸せの観覧車。昼間に比べて、大分冷え込んできた。
夕食は焼き鮭、肉団子スープ、サラダ、ご飯。
『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます』の初回(録画)を観る。
脚本が岡田恵和(!)、主演は沢村一樹(!)、共演者に三宅裕二、和久井映見、やついいちろう(「すずふり亭」のコック元治)。『ひよっこ』ロスの処方箋としてこれ以上のドラマはないだろう。もしも広告社のクールビューティーの女社員がシシド・カフカだったら完璧だったが、そこまでいくと、さすがにやりすぎだろう。