8時半、起床。
トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
9時半に家を出て、大学へ。
久しぶりの晴天。今年は、夏は夏らしくなく、秋は秋らしくない。ジェンダーフリーならぬシーズンフリーになっている。
10時半から大学院の社会学コース会議。
会議を終えて、研究室で昼食。
筑波大学の岡本智周先生から新著(共著)をいただいた。
日本教育社会学会編『教育社会学のフロンティア 1』(岩波書店)
ありがとうございます。
2時から教授会。
帰りがけにちょっと寄り道をして浜田山に行く。早稲田―(東西線)―高田馬場―(山手線)―渋谷―(京王線)―浜田山。
初めて降りる駅である。初めての町というのは旅人気分で(ぶらり途中下車の旅)ちょっとうきうきする。
小腹が空いたので「富士そば」に入る。
天玉うどんを注文。
卒業生が入院している病院に到着。
彼女は夏の終りから入院していた地元(帰省先)の病院から、一昨日、こちらに転院してきたのである。一週間後に心臓の手術を受ける。
久しぶりに会う彼女は少し痩せたように見えたが、それはおそらく病院食によるダイエット効果であろう。手術のことや、将来のことを話す口調は快活というか、あっけらかんとしていて、自分の身に起っていることを事実として受け入れているように見えた。
つらいのは食事の塩分制限で、なぜ塩分制限が必要なのかというと、塩分が多く体内に入るとそれを体外に排出しようとして心臓に負荷かかかるからである。「ラーメンがすごく食べたいです」と彼女は言った。とくに普段からラーメン好きというわけでなかったのだが、あのラーメンのスープが飲みたくてしょうがないそうだ。私が駅前の立ち喰い蕎麦屋でうどんを食べて来たことを話すと、「クッー!」と彼女は唸った。試しに「塩煎餅」と言ってみたら、「クッ、クッー!」とさらに強く反応した。
「退院したら塩分制限からは解放されそうなので、冬のブラタカジはジャンキー&ヘビーになるかもしれません(笑)。先生、整腸剤準備しておいて下さいね(笑)」と彼女は言った。
ラジャー。
病院には1時間ほどいて引き上げた。
京王線から山手線に乗り換えるコンコースからみた渋谷駅前のスクランブル交差点。みんな、そうしようと思えば、ラーメン屋に寄ってラーメンを食べることができる人たちだ。
夕食はアスパラガスと卵とエノキの炒めもの、
青椒肉絲(豚肉の)、
サラダ、茄子の味噌汁、ご飯。
3時、就寝。