フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月13日(火) 曇り一時小雨

2021-04-14 12:41:15 | Weblog

8時15分、起床。

トースト(+ベーコン)、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

本日の『おちょやん』。喜劇王、須賀廼家万太郎が死んだ。最後の舞台を終えた直後、舞台の袖でこと切れた。

昨日のブログを書きながら、『珈琲いかがですか』第2話(録画)を観る。2つのエピソードで構成される軽めの構成なので、ながら観が可能。

オンデマンド授業の講義資料をパワポを使って作り始める。

今日は雲が不穏な動きをしている。

2時を回った頃、昼食を取りに出かける。霧雨がちらほら。

「永野鋸商店」という無骨な店名もよかったと思うが、「Tool shops yone jiro」とイメージチェンジをしてもうしばらくになる。

私の記憶が確かならば、ここは昔々、金魚屋さんであった。

今日の昼食は「吉岡家」でと朝食のときから決めていた(だから目玉焼きを食べなかった)。

ランチセットを注文。蕎麦はもり、おかずは目玉焼き、ご飯は軽めで。

目玉焼きは「半熟で」と注文。

「半熟で」と注文を付けるのは、目玉焼き載せご飯で食べたいからである。玉子かけご飯の亜種である。途中で目玉焼きを追加できるところが、目玉2つのよいところである。

店内のテレビで今日の大阪の新規感染者が1000人を超えるというニュースをやっていた。東京はなんとか500人台で踏みとどまっているが、時間の問題だろう。

すぐに帰宅はせず、花屋に回って仏花を買っていくことにする。

「紅葉花園」支店。

菊を一本おまけしてくれた。

帰宅して仏花を取り換える。前の花でまだ捨てるにしのびないものは残すので、カラフルで、ボリュームもある。

3時を回ったころ、大学へ。今日は5限に演習(現代人と社交)の対面授業がある。

早稲田駅を出て大学に向かっている途中で(みずほ銀行の前あたりで)、サラリーマン風の男性に「大久保先生!」と声を掛けられる。マスクをしていることもあり、すぐに誰かわからなかったが、名前を告げられてすぐに思い出した。二文(第二文学部)の基礎演習クラスで教えた学生である。いまアラフォーくらいになっているクラスだ。何人かの同級生の近況について話してくれた。芋づる式に当時の記憶が蘇ってきた。二文の基礎演習はどの代も個性的な学生が多く、活発だった。いまの必修基礎演習と違って、学生はランダムな自動登録ではなく、それぞれの担当教員が書いた講義要綱を見て、興味をもって履修を決めた学生たちなので、モチベーションが高く、プレゼミという感じだった。「このあたりの会社に勤めていると?」と尋ねると、「いいえ、ちょっと穴八幡にお参りに来たのです」とのことだった。もしかすると営業で外回りの途中の道草なのかもしれないので、彼の名前は伏せておくことにしよう。

5限の演習(現代人と社交)は初回に続いて35人全員が出席。第4波の感染拡大で対面授業がいつオンラインに切り替わることになるかわからないから、一回一回が貴重である、という認識をみんなが共有しているのかもしれない。前回、自己紹介を20人まで行ったので、今日は続いて15人の自己紹介。

残った時間は、近くの人と小グループで会話(おしゃべり)をしてもらう。私の経験則では、この演習を受講する学生の3割は「社交好き」で、7割は「社交が苦手」である。苦手なのに社交をテーマにした演習を履修したのは苦手意識を克服したいからであろう(あるいは苦手であることに自信をもちたい、無理に社交的にならなくてもいいんだと、という立場に立ちたいという場合もあるかもしれない)。

私が思うに、社交の本質は会話にある。会話はお店で商品を購入するときに店員さんとの間でも変わすし、家族の間でも交わす。つまり日常生活のあらゆる場面で行われている。しかし、とくに社交としての会話の場合、「会話を楽しむ」ことが求められる。何かの必要があっての会話ではなく、話される内容よりも、会話それ自体を楽しむことが求められる。そしてそのためには、相手との適切な距離(白けもせず、鬱陶しくもない)を保つことが必要なのだが、それはよく言われる「コミュニケーション能力」という個人的な資質ではなく、人々が共有している「社交の文化」の問題なのである。次回からそういうことを考えていきたい。とりあえず山崎正和『社交する人間  ホモ・ソシオビリス』の序章「社交への飢餓」を読んできてください。

夕食は「マーボ屋」からのテイクアウトした料理2品とサラダ、玉子とワカメのスープ、ごはん。

注文は妻に任せたので、料理の名前はわからない。

鰆を素揚げして野菜のあんかけ。

海老とチンゲン菜ときのこのクリーム煮。

食事をしながら『イチケイのカラス』第2話(録画)を観る。先週から始まった春ドラの中ではこれが視聴率が一番よいようである。

昨日収録したオンデマンド授業の講義のちょっと早口になってしまったパート1を収録し直す。ペースを保って話終えたが、収録時間は30分8秒で、10秒ほど長くなっただけだった。

講義資料を作成し、音声講義、課題(レビューシート)と一括してネットにアップする。

風呂から出て、『ジェットストリーム』を聴きながら、今日の日記を書く。

2時、就寝。