フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月22日(木) 晴れ

2021-04-23 11:37:16 | Weblog

10時、起床。

寝過ごした(平日の起床のリミットは9時を想定している)。

グラノーラ(+牛乳)、サラダ、紅茶の朝食。

昨日のブログをアップして、昼過ぎに大学を出る。

蒲田駅のホームで。『ドラゴン桜』が今度の日曜からスタートする。これで春ドラマ全部が出そろうことになる。16年前の『ドラゴン桜』は面白かった。デビューして間もない新垣結衣や長澤まさみが出演していた(長澤まさみは今回教師役で出ている)。生徒の中から将来のスターが現れるだろうか。ところでこういう場合『ドラゴン桜2』とか『ドラゴン桜2021』とかするのが普通ではないかと思うのだが(違うかな)、なぜまったく同名なのだろうか。

ホームにメガネが落ちていた。掛けていたメガネが落ちたら気づくだろう。上着の胸ポケットに掛けていたのが落ちたのだろうか。あるいはメガネを自分で取って投げ捨てたとか・・・。新聞記者のクラーク・ケントがスーパーマンに変身するときみたいに。

今日は3限に大学院の演習、4限に研究指導がある。

昼食はコンビニおにぎり(牛めしと梅干)。

3限の演習を終えて、休み時間にミルクホームにお八つを買いに行く。

たまごドーナツ(70円)と紅茶のお八つ。

4限の研究指導を終え、大学を出る。

キャンパス内にはあちことにベンチが置かれているが、「こんなところに」と思う場所がいくつかある。ここもその一つ。人目につかない場所だが、落ち着くかもしれない。

「あゆみブックス」に寄って、新刊のコーナーから2冊購入。

川上弘美『さような、ながいくん。』(平凡社)。「東京日記」シリーズの6冊目である。全巻揃えているわけではないが、店頭でみつけたら買っている。このシリーズのファンである。

 十一月某日 雨

 映画を見に行く。

 終わってからお手洗いに行くと、たくさんの個室が整備されている。そののち、一緒に見に行った人たちと、軽く飲み。

 「知ってますか」

 と、中の一人。

 「ヨーロッパの劇場などには、お手洗いの個室は、二つか三つくらいしかないんですよ」

 「それじゃあ、列が長く並ぶでしょう。幕間のある出し物なんかだと、時間に間に合わなくなったりしませんか?」

 「いえ、それが、大丈夫なんです」

 「なぜ?」

 「農耕民族の膀胱は小さいけれど、狩猟民族の膀胱はとっても大きいからです。だから幕間でも列なんかできません」

 とっても大きい膀胱。

 と、みんなで復唱。

 そののち、小さな膀胱のくせにたくさんビールを飲んだ農耕民族たちは、しばしばお手洗いに立ちつつ、「とっても大きな膀胱」と、おりにふれてはつぶやき続けたのであった。 

日本SF作家クラブ編『ポストコロナのSF』(早川文庫)。「コロナ禍」は、災厄か、変革か?想像力が判断する――新型コロナウィルス後の世界を描く、19篇収録の書き下ろしアンソロジー、と帯にある。コロナの時代の日常から一定の距離をとる(相対化する)ためにはコロナ以前の日常と比較するのが一般的な方法だが、コロナ後の(想像された)日常と比較するというやり方もある。

鶯谷で人身事故があって、京浜東北線も山手線も止まっているらしい。日本橋まで行って、銀座線に乗り換え、銀座で日比谷線に乗り換え、中目黒に出て、そこで東横線に乗り換え、多摩川で多摩川線に乗り換える。

車中、『ポストコロナのSF』の冒頭作、小川哲「黄金の書物」を読む。面白かった。

蒲田には6時半ごろ着いた。

「くまざわ書店」で『HNK俳句』5月号を購入。

 青蛙おのれもペンキ塗りたてか 芥川龍之介

夕食は回鍋肉、ポテトサラダ、玉子とワカメのスープ、ごはん。

上の写真の回鍋肉は2人前です(念のため)。

食事をしながら『プレバト』を追っかけ再生で観る。

昨日が提出締め切り日だったオンデマンド授業「日常生活の社会学」第2回のレビューシートに目を通す。昨日一日だけで150枚くらいの投稿があった。

今夜の『トーキョー・スピークイージー』は秋元康とリリー・フランキーの対談だった。

2時、就寝。