8時半、起床。
サンドウィッチ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。牛乳が切れたので(いつもは生協で購入しているのだが、暑くなってきて消費量が増えたのだ)近所のコンビニに買いに行って、そのとき目についたハムサンドを買ってきた。
昨日のブログを書いてアップする。
午後2時を回った頃、「パン日和あをや」に電話をして、「これから伺います」と席のキープをお願いして、家を出る。
矢向駅からは徒歩10分。
家を出てから30分後に「パン日和あをや」に到着。
オーブンレンジの部品を使ったプレートもずいぶんと年季が入って来た。
下の写真は2013年11月9日、私が初めて「パン日和あをや」を訪れた日のブログに載せたものである。7年半という歳月が感じられる。「風雪に耐え」という言葉が頭をよぎる。
先月は5度も来た「パン日和あをや」だが、今月は今日が初めて。平日は出版社にお勤めのご主人は週末には奥様と並んでお店に出ておられる。
とりあえずアップルタイザーで喉を潤す。
本日のスープ(ミニ)と新玉ねぎのサンドウィッチを注文する。
本日のスープはマイタケのポタージュ。
新玉ねぎのサンドウィッチ。今日はこれが食べたくて来たのだ。毎年、一時期にしか食べられない。
食後にコーヒー。
お二人からこんなエピソードを聞いた。ときどきお店に来る女性がいて、いつも黙って(本を読んだり、スマホをさわったりしながら)飲食をされていたのだが、奥様と常連客がおしゃべりをしているときに奥様がその女性に話題を振ったところ会話に入って来られたそうだ。そして次に来店したときは一段と明るい顔をされていて、自分から奥様とおしゃべりをされたとのこと。
私が思うに、こういう小さなカフェ(一階には二人用のテーブルが2つだけ)に来る客は、話しかけないでほしいという人は少ないのではないか。そういう人はたくさんテーブルのある(匿名的存在として埋没することができる)店に行くだろう。本やスマホを観ている客も店主さんとの(あるいは他のテーブルの客との)会話を楽しみたいという密かな願望をもっていることが多いものである。なぜなら人間は「社交する動物」だから。
少し雨が降ってきたようだ。雨に濡れた土の匂いがする。
5月3日(月)から5月11日(火)までお店はお休み。緊急事態宣言を受けてではなくて、前から決まっていたそうである。
店を出たのは3時半。
蒲田に戻り、駅ビルの本屋に寄ろうと思って、「あっ、休館だったな」と気づいた。
期間は本日より「当面の間」となっている。「5月11日まで」と明記しないのは「延長」を見越しているからだろうか。
「スリック」に電話をして席が空いていることを確認する。「いまからうかがいます」。
「三州家本店」が閉店したらしいという話を聞いた。下戸の私だが、食事が美味しいので、たまに行っていた。いい店だった。
「スリック」は今週は木曜と金曜、臨時休業した。マダムの旦那さんのお母さまが亡くなられたからだ。お悔やみを申し上げる。
シフォンケーキはプレインを注文し、紅茶はマダムにお任せ。ロード・ベルガモットを選んで下さった。
季節限定のメニューを頼みがちだが、たまにプレインを食べたくなる。
室外と室内の温度差のない季節になった。
テラスのテーブルのそばのベリーが実を付けている。
店を出るとき、併設のギャラリーにいらした旦那様にもお悔やみをお申し上げる。
西方の空に雲が出ている。
帰宅してほどなくしてまた雨が降ってきた。遠雷も聞こえた。
『山下達郎のサンデーソングブック』をタイムフリーで聴く。今日は竹内まりやがゲスト出演して「夫婦放談」。
夕食はスズキと海老と野菜のソテートマトソース掛け、サラダ、里芋の味噌汁、ごはん。
スズキが美味しい。
食事をしながら『コントが始まる』第二話(録画)を観る。シナリオ(金子茂雄)が素晴らしい。若い俳優たちがそのシナリオに応えていい演技をしている。観終わって、卒業生のユミさん(論系ゼミ1期生)にLINEで感想を送る。彼女は在学中に金子茂雄にライフストーリーインタビューをしたのだ。10年前のことだ。「当時から彼がこうなるって予感してた?」「いろいろな賞を受賞するようになったのはここ数年のことですが、当時からいい作品を書いてましたよ」「そうなのか。知らなかったな」私が金子茂雄の名前を意識するようになったのは向田邦子賞を受賞した『俺の話は長い』(2019年)あたりからである。
講義原稿を書く。
風呂から出て、『サンデーソングブック』をまた聴きながら、今日の日記とブログ。
1時半、就寝。