フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月9日(日) 晴れ

2021-05-10 11:41:56 | Weblog

9時半、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今日もまた大瀧詠一『ロング・バケーション』を聴きながら昨日のブログを書いてアップする。

 ♪誰でも心に冬を かくしていると言うけど あなた以上冷ややかな人はいない(さらばシベリア鉄道)

 これは太田裕美に提供した曲のセルフカヴァー

今週の大学院の演習で読む文献の下調べ。

3時を回った頃、昼食を食べに出る。今日は夏日。

「吉岡家」へ行く。お店の向かいは交番である。交番に出前することもあるのかしら。

稲庭うどんを注文するつもりで入ったが、かなりお腹が減っていることに気づいたので(すでに3時半だ)、ミニカツ丼+もりのセットを注文する。先週の金曜日に「ごんべい」のカツ丼をテイクアウトしなかったので、カツ丼が食べたくなったのかもしれない。

ミニといっても、丼こそ小振りだが、肉厚のしっかりしたカツ丼である。ごはんを少し残そうかと思ったが、残すには中途半端で、結局、全部平らげた。

呑川を越え、昨日入れなかった「きりん珈琲」をめざす。

元カフェ「屋根裏」の前を通る。

カフェとしての営業はずっと前に終わっているが、マスターは住まわれており、手入れは怠りない。

こういう遊び心は素敵である。

JRの踏切を渡る(電車の通過を2本待った。多いときは、京浜東北線の上下、東海道線の上下、計4本待つこともある)。

昨日のブログでも紹介した町工場。二階と三階は住宅だと思っていたが、勘違いだった。

丸ごと会社であった。

御成橋通りとの交差点を越える(ここを右に曲がってしばらくいくと「スリック」がある)。

「きりん珈琲」に到着。今日は昨日より空いている。

注文するものは決まっていた。

「コーヒーフロートを下さい」と注文すると、新人らしい店員さんはちょっとためらいがちに「わかりました」と答えたが、カウンターの中にそれを伝えると、先輩の店員さんから「指導」を受けていた。「コーヒーフロート」という単発のメニューはなく、日替わりアイスコーヒー(ドリップか水出しかを選択)+アイス(バニラほか数種ある)のトッピングの組み合わせとして注文を受けないとならないようである。「はい、わかりました」と新人の店員さんは神妙な面持ちで先輩の店員さんに返事をして、再び私のところに来た。「申し訳ありません・・・」と彼女が切り出したので、「あっ、私の注文の仕方がいけなかったね。私も新人なものだから、ごめんなさいね。ドリップのアイスコーヒーにバニラアイスをトッピングして下さい」と注文し直した。

ほどなくして「アイスフロート」が運ばれてきた。シロップとクリームも付いてきたが、もちろん使わない。アイスクリームの甘さとコーヒーのほろ苦さの組み合わせが「コーヒーフロート」の醍醐味である。

ジャケットを着ずに来たことをちょっと後悔する。入口の戸は開け放たれているものの、室内はけっこう冷房が効いているのである。私は冷房が苦手なのである。長居はせずに店を出る。

帰路、踏切のところで。

太陽が雲の向こう側に入って、なんだか怪獣、いや、珍獣のように見える。

帰宅して、『山下達郎サンデーソングブック』をタイムフリーで聴きながら、レビューシートのチェックていたら、知り合いの方からラインが届いた。昨日のブログを読んで共感したので便りをしたくなったそうで、ついでに連絡したいことが2つあるという。1つは職場が変わったこと、もう1つは二人目のお子さんを懐妊されたことだった。それは「連絡したいこと」と聞いた時点で予感したことだったが、ちょっとびっくりしたのは、病院にはこれから行くということだった。確信があるからだろうが、診断が出る前にお知らせを下さるとは家族レベルではなかろうか(笑)。ご本人も病院へ行ってから連絡をしようと思っていたそうだが、昨日のブログを読んでどうしても連絡を取りたくなったそうなのだ。一体、昨日のブログのどこにそんなに共感したのですかと問うと、「食堂にはテレビ、床屋にはラジオ、そしてカフェには(静かな)音楽」の下りであったという。カフェ好きの彼女も常日頃感じていることで、まったく同感であるとのことだった。なるほど。でも、それが懐妊の知らせにつながったのは、たんなる共感ではなく、カフェの名前が「亜胡」=「あこ」=「吾子」であったという言葉の力がそこには働いたのではないかと私は思った。

ラジオからは最後の曲、山下達郎の「ドーナツ・ソング」が流れていた。

 ♪逢ったその日に虜になって だけどうまく言えなくて ふたりドーナツ・ショップさ

夕食はタラの西京漬、茄子とベーコンの揚げびたし、サラダ、玉子と玉ねぎの味噌汁、ごはん。

ご飯が残ったので、ちりめんじゃこと糸昆布のお茶漬け。

食事をしながら『コントが始まる』第4話(録画)を観る。今日もよかった。

卒業生のユリさん(論系ゼミ3期生)からお子さん誕生の連絡をいただく。4月30日だったそうだ。先日、彼女とはゼミ同期のホナミさんからもお子さん誕生の連絡をいただいたばかりだが、そちらは4月28日でわずか二日違いだ。名前は「紗良(さら)」と付けられたそうだ。きれいな名前である(ホナミさんの息子さんは、連絡をいただいたときはまだ命名されていなかったが、その後、「湊(みなと)」に決まった)。二人家族から三人家族になったわけだが、しっかり、そしてゆったり構えて、日々をお過ごしください。

懐妊のお知らせと出産のお知らせのあった日。「亜胡」のご利益というべきかもしれない。

風呂から出て、今日の日記とブログ。

2時過ぎに就寝。