8時、起床。
朝刊の一面は「出生率最低 1.26」。
トースト抜きの軽めの朝食は午前中にランチの約束があるから。
昨日のブログを書いてアップする。
10時半を回った頃に自宅を出る。はっぴ姿の人が歩いている。どこかで祭礼があるのだろう。
呑川脇のJRのガード下のトンネルを抜けて東口方面へ。
京急蒲田のアーケードを行く。
一番人が集まっていたのがこのラーメン店。蒲田にはたくさんラーメン店があるけれども、行列ができている店はそんなにはない。
今日は卒業生と京急蒲田駅で待ち合わせ。自宅からだと早足で15分くらい(JR蒲田駅の2倍くらい)。
文構2期生のユウコさんさんと待ち合わせ。ゼミは長田先生のゼミだったが、蒲田の住人同士ということでときどきカフェ巡りをご一緒する。
今日は彼女の希望で京急蒲田の一つ隣の雑色(ぞうしき)周辺をブラブラする。「雑色」を「ぞうしき」とすぐに読める人は蒲田周辺か京急沿線に住んでいる人くらいではなかろうか。
駅前には短いアーケード街がある。
アーケード街を抜けて、第二京浜国道(箱根駅伝でおなじみ)を渡ると、水門通りという少しさびれた商店街が長く続いている。
その商店街の末端あたりに目指す「下町コーヒー」はあった。ユウコさんがネットで調べて見つけたカフェである。
室内は混んでいるように見えたので(実はそうでもなかった)、テラス席に座る。今日はよく晴れているが、風はさわやかだ。おそらく梅雨入り前の最後の週末ではなかろうか。
注文を取りに来たお店の方に写真を撮っていただく。3年前にオープンしたカフェだそうである。
常連さんらしき年配のご夫婦が猫ちゃんを連れてやってきた。マルチカンだ。2歳になったばりだそうだ。うちのチャイと同じだが、こちらは小さな猫である。あるサイトの人気の猫ランキングでは、マルチカンは第2位である(第1位は折れ耳が特徴のスコティッシュフォールド)。今日がカフェデビューの日だそうだ。
抱っこして写真を撮っていただく。名前はチビチコちゃん。知らない人に抱っこされてもいやがらないのは、うちのチャイと一緒だ。
店主さん一押しの下町カレーを注文する。初めて訪問したカフェでは素直に対応するのが一番よい。「サラダとスープも付けますか?」と聞かれたので、付けてもらう。サラダの量にびっくり!
国産牛を使ったビーフカレーである。
食後のドリンクは私は深煎りのコーヒー(ルワンダ)、ユウコさんはアイスカフェモカ。
私は冷やし白玉も注文した。これに合うコーヒーは何でしょうと店主さんい聞いて、深煎りのルワンダにしたのである。
ユウコさんはいま仕事のモチベーションがあがっているそうだ。それは何よりです。二人の娘さんの最近の写真もみせてもらった。かわいいさかりですね。
水門通りの「水門」とは六郷水門のことである。商店街を出て少し行くと公園があり、その向こうに六郷水門が見えた。
鉄人28号を連想するのは私の世代の人間くらいであろう。
土手に登る。
こうして見るとけっこう大きな水門であることがわかるだろう。
裏側(川側)に回ってみる。
土手に座る。彼女はけっこう怖がり屋で恐る恐る腰を下ろした。滑り止めが付いているから大丈夫。
下流には大師橋が見える。
さて、雑色駅に引き返しましょう。水門そばの公園には家族連れでにぎわっていた。
来るときはわからなかったが、公園のトイレが水門のデザイン。
行きは長く感じた水門通りだったが、帰りはそれほどでもなかった。
「穂寿庵」とあるがお店ではなく、お菓子工場ですね。
街歩きの楽しみの一つは不動産の物件を見ることである。
「遊」という名前のカフェがあった。
昭和の商店街にはよくあった魚屋+肉屋+八百屋が同じ建物に入っているミニ市場。いわばスーパーの前身である。ここではそれにお茶屋が加わっている。もちろんシャッターが下りて久しい。
駅前のアーケードまで戻って来た。
アーケードを反対側に歩く。
アーケードを出て、ちょっと行った路地を右に曲がったところにある「カフェ・ピッピーズ」。5月に開店したばかりの新しいカフェである。ここが今日の二軒目のカフェの予定であったが、残念ながら、今日は2時でクローズであった。泣かないで、またの機会にいたしましょう。
雑色商店街を歩く。この焼き鳥屋さんはランドマーク的なお店ですね。
金正堂時計店の前で「5時」のポーズ。今日は5時くらいまでに家に帰ればよいとのことである。
雑色の商店街はぶらぶら歩きにいいですね。それにしてもユウコさんは足が長い。
電柱にある「長生学園」は私の父が役所を定年退職する前に通っていた整体の学校である。資格を取ったが、それで実際に働くということはなかった。私はよく首や腰のカイロプラクティックをやってもらった。
「リヨン」はチェーン店のパン屋だが、店によって「リヨン」の後の名前が違う。ここは「リヨン・クローバー」。私がよく朝食用のパン(ボンジュール)を買うのは矢口渡の「リヨン・モアール」。
雑色駅前にあるわらび餅専門店「いいな」。「ここにあったんですね!」とユウコさんが行った。前から気になっていた店のようである。
では、京急蒲田に戻りましょう。
彼女は私のブログに最近よく登場する「リトルミトン」に行ってみたかったのだが、満席だったので、そのまま足を延ばして「きりん珈琲」に行く。ここに彼女と来るのは4度目である。卒業生とはよく来るカフェだが、同じ卒業生と4度というのは一番多いだろう。
お土産をいただく。京急の駅ビル構内で買ったという「無血絆創膏」。「止血」ではなく「無血」とあるのは、この絆創膏が洗足池にある勝海舟記念館のグッズであるからだ。江戸城の「無血開城」からとったネーミングなのである。
どんなときに使ったらいいだろう。「あなたって血も涙もない人ね」と言われて心が傷ついたときに使うとか(笑)。
もう一ついただいのは、はねぴょん(大田区の公式PRキャラクター)のデザインの入った扇子である。
これからの時期、バッグに入れて持ち歩きますね。
私はほうじ茶あんみつとお花茶(よもぎとラズベリーリーフ)。
ユウコさんがグアテマラのドリップアイスコーヒーと一緒に注文したのは、ラムネあんとキウィのレアチーズケーキ。ラムネあん・・・未知のあんである。
「きりん珈琲」を出たのは4時ちょっと前。もう一度「リトルミトン」の前を通ったが、やっぱり混んでいたので、今日のカフェ巡りはここまで。あやめ橋の上で別れた。
最後の一枚は彼女の自撮りで。今日はどうもありがとう。
帰宅して、『山下達郎のサンデー・ソングブック』をタイムフリーで聴きながら、今日撮った写真の整理。
夕食前に都議補欠選の投票に行く。
投票所は空いていた。
夕食は餃子、春雨サラダ、味噌汁、ごはん。
食事をしながら『正義の天秤』シーズン2最終話(録画)を観る。シーズン3を予告するようなラストだった。
私たちの食事が終るのをチャイは食器棚の上で待っている。その姿勢だと落ちるぞ。
やっぱり落ちた(もちろん猫だからちゃんと着地はしましたけどね)。
ユウコさんからお土産にいただいたお煎餅を食べる。一枚ずつ色とりどりの袋に入っている。24節気の花をあしらったもののようである。
いまは芒種(ぼうしゅ)。稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く時期。 稲の穂先にある針のような突起を、芒(のぎ)という。種まきで忙しいという意味ではない。袋には紫陽花が描かれている。
句も添えられている。
紫陽花や藪を小庭の別座敷 松尾芭蕉
知人の家か料亭に招かれたときの挨拶句であろう。
海苔醤油の付いた煎餅である。
「風流ですね」
レビューシートのチェック。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
今日も昨日に続いてよく歩いた。
1時、就寝。