フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月29日(木) 晴れ

2023-06-30 09:24:20 | Weblog

8時、起床。

胡桃パン、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今日のシャウエッセンも長短の組み合わせで。

万太郎と寿恵子の祝言に出るため、寿恵子の母まつと菓子職人の文太、仲人である大畑夫婦が東京から遠路はるばる土佐までやってきた。この4人も今週でドラマの表舞台から退場するのだろう。できたら寿恵子の叔母のみえ(宮沢エマ)にも来てほしかった。

9時半に家を出て大学へ。

今日も晴れている。そして暑い。

2限は演習「現代人と社交」。32号館228教室は、たまたまゼミもここでやっている。大学院の演習は研究室で、講義「日常生活の社会学」はオンデマンドなので、今期は教室はこの228教室だけだ。

本日の発表は2本。

 オフライン読書会におけるサードプレイスとしての可能性

  最近は電車の中で本を読んでいる人の姿を目にすることがめっきり減ってしまった。カフェでもしかり。公園のベンチでもしかり。スマホの普及によっていまや読書という行為そのものが絶滅危惧種になっている。「読書会」は社会の表舞台から姿を消しつつある読書する人たちの集まりである。あたかも隠れキリシタンの集会のようではないか。私の馴染みのある読書会は同じ本をみんなで読むというものだが、今日の発表で取り上げられたのは10名ほどの参加者がそれぞれに読んだ本の紹介をしておしゃべりをするという形式のものだった。現代の読書会はそういう形式のものが主流らしい。読書そのものは孤独な行為だが、本好きの人の集まりに参加することで、社交が生まれるわけである。

 なぜ美容院「tete coquette」をサードプレイスだと感じられるのか?

  若い人たちは男性も床屋でなく美容院で髪を切るようである。教室の学生たちに聞いてみたら、女性はもちろん男性も全員そうだった。教室の中で美容院に行ったことがないのは私だけだった。時代遅れ感が半端ない。美容師を指名する人が半分くらいいた。発表者もそうで、そうなると、お互いが馴染みの美容師、馴染みの客となって、おしゃべりの内容も親し気なものとなり、前回からの継続性も担保される。それがサードプレイス(くつろげる場所)として感じらえる所以である。私の場合、それに似たものはないかと考えたら、歯科医院が頭に浮かんだ。もちろんこの場合、抜歯とかで行くのではなく、定期的に歯の汚れをとってもらいに行く場合ですけどね。

昼食は研究室でコンビニおにぎり。今日はちょっと高めのものを買ったので、ワンコイン(500円)をオーバーした。

3限は大学院の演習だが、3名の受講生のうち2人から欠席の連絡が入ったので(1人は就活、1人は体調不良)、休講にした。出席の学生が発表をするのだが、聴き手が私一人では張り合いがないだろう。発表は来週に持ち越しだ。

空いた3限の時間に雑用を片付けて、3時過ぎに研究室を出て、

4時過ぎに蒲田に戻って来る。

東急プラザのパン屋「サンジェルマン」で朝食用のパン(プレミアム6枚切り)を買う。これまで矢口渡の「リヨン モアール」でボンジュールという食パン(6枚切り)を買っていたのだが、奥歯の治療をしてから歯ごたえが軽めのものに替えたのである。

「ルージュブランシュ」に寄って行く。ケーキ屋さんだがイートインもできるカフェ的なケーキ屋さんである。

奥の方のテーブルでケーキとアイスティ。

ケーキは苺と葡萄とバナナのモンブラン。三種の果物の味が楽しめて、クリームの甘さもあっさりしていて、好きな一品である。乾いた喉にアイスティーはしみる。

純粋なカフェではないから、食べ終わって読書タイムというのは気が引ける。滞在時間は30分ほど。

自宅の薔薇はまた新しいものが咲き始めた。俳句では薔薇は夏の季語だが、実際には開花の波はもっと長期にわたってあるように思う。

チャイが待っていたので、玄関を上がる前にちょっと散歩(抱っこして)に連れて行く。

やがて日が暮れる。夏至は過ぎたけれど、まだまだ日は長い。東京の日没は7時をちょっとすぎた頃。

夕食はモツ煮込み、野菜炒め(昨夜の残り)、味噌汁、シラスと大葉のごはん。

食事をしながら『プレバト』を観る。今日は水彩画と俳句。一番人気のあるのが俳句で、二番目がたぶん水彩画だろう。最強の組み合わせというわけだ。

水彩画では光宗薫が名人10段に昇段。田中道子に並んだ。

俳句では「木漏れ日」をお題にしたフルポン村上(永世名人)の次の句が句集に掲載決定となった。

 木漏れ日を動かして鳴るラムネ玉 村上健志

本日提出のレビューシートのチェック。

風呂から出て、『ジェットストリーム』を聴きがら、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。