フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月20日(火) 晴れ

2023-06-21 18:39:02 | Weblog

8時45分、起床。

今日も晴れている。先週の金曜日から始まった梅雨の中休みは今日で5日目である。

そろそろ中休みも終盤かな。

トースト、ハッシュドビーブ、目玉焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

本日の『らんまん』。『白梅堂』に挨拶に行った万太郎。植物図鑑の出版というライフワークについて話すも、「ずいぶんとお金がかかるんでしょ。そのお金はどうするの?」と寿恵子の母まつに聞かれて、「できたところから分冊で出していきます」と答える。その答えは必ずしもまつを納得させるものではなかったが、ここから話は思わぬ方向に展開した。『白梅堂』をたたむことになるというのだ。菓子職人の文太の親の具合が悪いので、実家(榛名山のふもとの温泉宿)に戻らないとならなくなったというのだ。そして、ここから本当の予想外の展開なのだが、まつも文太に一緒についていくと言ったのだ。びっくりする文太。文太も初耳なのだ。「女将さん!」と驚く文太に、「もう女将さんはやめて、おまつと呼んでおくれ」と言った。みんな、びっくりの展開である。寿恵子が実家を出ることで、『白梅堂』が物語の舞台から消えることは朝ドラというものの常道だが、こういう退場の仕方があるとは驚いた。ある種の「女の花道」である。

昨日のブログを書いてアップする。

放送原稿を書く。

2時半を過ぎた頃、「吉岡家」に昼食を食べに行く。

何を食べようかは看板に影響される。今日は「うなぎ」だ。

うな丼(ご飯軽め)ともり蕎麦のセット(1100円)を注文する。

もちろんこの値段だから蒲焼はレトルトだが、ごはんにタレが沁み込んで美味しい。

食後の散歩。

あちこちに飲み物の自販機が置かれている。

「缶コーヒーの人はいい人だ。(カンですけど)」というコピーは2019年のものである。生き残ってるね。

この交差点を真っすぐ行くと「きりん珈琲」、右に曲がれば「リトルミトン」がある。

右に曲がる。

4台の電気メーターと4枚のポスター。

大きな乾燥機のある小さなコインランドリー。

「リトルミトン」に顔を出す。

お目当てはヘーゼルナッツとチョコレートのマフィンあるいはココナッツミルクぜんざいだったのだが、どちらも完売だった。パイナップルとココナッツのケーキとアップルソーダティー。

演習のレポートに目を通す。

お隣のギャラリーを覗いたら「スリック」のマダムがいらしたので(バースデーのシフォンケーキの受け取りのお客さんを待っているところだった)、少しお邪魔して、来月オープン予定の「ティールーム101」について話を伺った。カウンターのみで椅子は5つだそうだ。大森の「sanno2198」と似ているが、あちらは予約制ではないので、行って席が空いていなければすごすごと引き返すしかないが、こちらは予約制なのでそうしたことはないものの、予約がとれるかどうかにかかってくる。マダムは「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ」と笑っているが、う~む、どうでしょう。長居の人が多そうだしね(笑)。

今日は王座戦の挑戦者決定トーナメントの準々決勝の藤井聡太七冠と村田顕弘六段の一戦が行なわれている。藤井はこれに勝ち、準決勝に勝ち、決勝にも勝って永瀬王座に挑戦できる。つまり八冠になるためにはトーナメント戦に3連勝しないとならないのだ。世間の注目度の高さを反映して対局のライブ中継が行なわれている。

盤面は終盤だが、後手番の藤井が劣勢である。AIの判断では藤井が勝利する確率は38%である。藤井の八冠の夢も(少なくとも今年度は)消えるのか。

ここから後手5四香、先手3一馬、後手4五桂と進む。銀がタダで取られることを甘受して、香と桂を打って攻撃態勢を築いた。しかし、AIの形成判断は変わらない。村田が間違えない限り、村田が勝つということだ。ここで村田が長考に沈んだ。時間はたっぷりある。AIの示す最善手は4六角。

夕食は肉豆腐、サラダ、かき玉汁、ごはん。

ふだんであれば録画してある『日曜の夜ぐらいは』を観ながら食事をするところだが、将棋から目が離せないので、ノートパソコンを食卓に置いて観戦を続ける。

村田は4六角と指した。最善手だ。以下、後手5八香成、先手同玉、後手1八龍、先手4八香、後手3八金、先手7五香、先手4八金、後手6九玉と進んだ。後手玉には詰めろがかかっており、先手玉は詰まない。ここで後手が指した6四銀が誰も読んでいなかった鬼手だった。王の上部を開けることで詰めろを逃れながら、7五香を取ろうとしている。AI的には悪手である。村田の勝利の可能性は90%にアップ。もしここで先手に十分な時間があれば、最善手(4二金)を指すことができただろうが、先手の残り時間は5分ほどになっていた。こういうときにまったく読みになかった手(6四銀)を指されるとプロといえどもあわてる。

村田は最善手を逃し、数手後に大きな失着(5九銀)を指し(最善手は7七桂)、後手が7五銀と香を取って、先手玉に詰めろがかかった。先手は遅まきながら7七桂と歩を払ったが、それでは詰めろを消したことにならなかった。AIはそれに気づいたが、人間は藤井以外に気づくものはいなかった。

藤井は8八龍と金を取って先手玉を詰ましに行った。25手詰みである。

大逆転であった。すごいものを見させてもらった。

興奮冷めやらぬままオンデマンド講義業の収録。36分23秒。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

2時、就寝。