フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月18日(水) 曇り

2012-04-19 01:28:08 | Weblog

  7時半、起床。ハンバーグ、トースト、紅茶の朝食。

  「梅ちゃん先生」をかけながら(ラジオドラマのように音声だけ聞く)メールを何本か書く。画面を見なくてもドラマも進行がわかるということは、セリフとナレーションで状況がほぼ説明されているということである。たぶんこれは「梅ちゃん先生」に限らず、朝ドラの特徴なのではないだろうか。じっくりとTVの前に座って観ている人もいるだろうが、朝、何かをしながら観る(聴く)という視聴の仕方をしてる人も多いに違いない。そういうながら視聴の人間のことを考えてつくられているから、セリフとナレーションが多いのだろう。

  10時に家を出て、大学へ。11時から基本構想委員会。新しいメンバーによる最初の会議である。

  昼食はコンビニで購入したおにぎり3個(こんぶ、たらこ、梅干し)。

  2時から教授会。6時半ごろまでかかる。新任の先生方はうちの教授会はこんな感じということを理解されたであろう。

  7時から教務戦略会議。お弁当を食べながら、9時半頃まで。

  10時半、帰宅。風呂を浴びてから、明日の授業の準備。

   「日常生活の社会学」のレビューシートは7日以内、次回の講義の前日の23:59が投稿の締め切りである。それを過ぎると提出できない(できなくなる)。登録学生276人中の提出者は221名(80%)である。残りの20%の学生のうち、初回の授業に出ていなかった学生と授業に出てはいたのだがレビューシートを出し忘れた学生と、どちらが多いのだろうか。そこまではわからない。


4月17日(火) 曇り

2012-04-18 01:24:08 | Weblog

  8時、起床。バタートーストと紅茶の朝食。

  昼から大学へ。昼食は柿の葉寿司(たい、さけ、さば)。低カロリーの食事なり。

  3限は必修基礎演習7。今日は34号館350という教室を使ってやる。いくつかの小さな教室の壁を取り払って作った鰻の寝床のような教室で、6人用のテーブルが6つ配置されている。教師が講義をする普通の授業には不向きだが、グループワークには適しているように思う。

   続いて4限は演習「個人化の社会学」。8人一組の13回分の発表のグループを決め、グループごとに発表へ向けての準備の進め方を話し合ってもらう。私は教室を巡回し、質問に答え、相談に応じる。なかなか大変であるが、学生が協力的なので、やりにくくはない。

  5時から明日の教授会の打ち合わせ。

  今日は夜間の当番日。夕食は「どんべえ」のカツ丼セット。ご飯は軽めにしてもらう。

  10時頃大学を出る。ところが地下鉄の改札のところでポケットに定期券がないことに気づく。あれれ、どこかに落としたか、置きっ放しにしただろうか。定期券だけでなく身分証も一緒なので、放ってはおけない。すぐに大学に引き返す。警手さんの部屋と事務所に行って、定期券の落としものが届いてないことを確認する。では、授業をやった教室か、一日の多くの時間を過ごす教務室にある可能性が高い。教務室の机の上にはなかった。ふと傍らを見ると、朝、着て来たショートコートがハンガーに掛かっている。「あっ」と思わず声が出そうになった。コートを着て来たことをすっかり忘れていて、さっきはコートを着ないで(スーツだけで)帰ろうとしたのだが、定期券はハンバーに掛かったショートコートのポケットにあるはずである。そして、やはりそこにあった。

  大学に戻ったついでに明日のことで同僚の先生に電話を一本いれる。

  11時半ごろ帰宅。風呂を浴びてから、昨晩の残りのチョコレートケーキと冷麦茶。


4月16日(月) 曇り

2012-04-17 09:50:43 | Weblog

  (一度6時に起きて、二度寝をして)9時、起床。昨夜の残りの肉じゃが、トースト、紅茶の朝食。

  午前中は授業の準備。

  午後、昼食をとりに外出。食事ができて、コーヒーが美味しくて、仕事できる場所ということで、「テラス・ドルチェ」へ行く。スパゲッティ・ミートソースとコーヒーを注文。

  コーヒーを飲みながら、必修基礎演習のBBSに書き込んでもらった自己紹介をプリントアウトしたものに、教室で撮った学生の写真を貼る。自己紹介の中で書かれたエピソードが接着剤として働いて、学生の顔と名前の結びつきが強化される。これで必修基礎演習の1年生30名の名前はGWに入る前までになんとか覚えられそうだ。

  東急プラザの「モロゾフ」で明日の演習「個人化の社会学」に持っていくチョコレートを購入。明日は初回の授業のときに決めたグループに分かれてグループワーク(グループ発表に向けての相談)をしてもらう。スイーツはこういう場合のよい潤滑油になるはずである。 一人あたり2個見当で200個ほど購入。

   ツヤタに寄って、授業で使う予定のDVDを借りようと思ったが、借りられていた。まだ何日かあるので返却されるかもしれなが、別の作品を使うかな・・・。

  夜、先日のすき焼パーティーに仕事の都合で参加できなかった娘がケーキを買ってきた。飾りのうさぎはかわいいが、午あるいは羊であればさらによかったろう。我家の中では母がうさぎ年である。

 


4月15日(日) 晴れ

2012-04-16 01:35:48 | Weblog

  7時、起床。昨日とは一転、今日は晴天で暖かい。窓を開けると「はる」がベランダに出て、まずはゴロリと横になり、続いてスリットから身体を乗り出して家の周辺を見回す。

  アンティ・アンズのプレッツェルと紅茶の朝食。これ、実は、昨夜のデザート用に私が買ってきたものであるが、妻が買ってきたTAKANOのケーキとだぶったので、今日の朝食用に回されたのである。

  午前中は授業の準備。それをすませてから、午後、散歩に出る。梅屋敷方面に行ってみることにする。どこか目的地へ向かう途中の散歩ではなく、純粋にぶらぶら歩きの散歩、本来の散歩である。家を出るときは暖かいと思っていたが、川面を吹く風はけっこうひんやりとしている。冷えてきたのだろうか。でも、コートは着ていないが、シャツとジャケットは夕方までを考えてしっかりしたものを着てきたので、大丈夫。


呑川を渡る


JRの線路を渡る

  「琵琶湖」で昼食。エビドリアとコーヒーを注文(セットで900円)。途中のコンビニでプリントアウトしておいた必修基礎演習のクラス写真(班別)を授業日誌に切り張りする。授業日誌は演習系の授業(大学院演習、ゼミ、論系演習、必修基礎演習)の予定と記録を書いているもので、この時期は、受講生の顔と名前を早く覚えるためにクラスの全体写真やグループ写真を貼り付けて、そこに学生の名前を書き添えておく。これをちょっとした空き時間に眺めて、写真をみて名前が言えるように練習する。大学院の演習(3名)とゼミの新人たち(3年生18名)はもう覚えたので、次は必修基礎演習の1年生(30名)だ。ここまではいい。それが済んだら、いよいよ演習「個人化の社会学」という大物(104名)に挑戦する。全員は厳しいと思うが、何人覚えられるかである。

   京急梅屋敷駅から鈍行に乗って、隣の京急蒲田駅で降りる。しばらく来ない間に知っている店がいくつかなくなってしまった。中古の(レンタル用)DVDやVHSを売っている店があったので、安さにひかれて(平均して一枚500円ぐらい)DVDを9枚購入。

  蒲田駅(東口)に到着。だいぶ冷えてきた。駅ビルの本屋をちょっとのぞいてから、帰宅。


4月14日(土) 雨

2012-04-15 08:51:02 | Weblog

  7時、起床。雨が降っている。俯いて咲く海棠の花が雨に濡れている。

  ポテトサラダ、トースト、紅茶の朝食。

  午後から大学へ。雨の土曜日のキャンパスは人影がまばらだ。   

  来る途中で「神戸家ラストラン」で購入したエビカツサンドを教務室のデスクで食べる。書類の山がそろそろ臨界点に達している。  

  2時から36号館382AV教室で、文学学術院人文科学総合研究センターの立ち上げを記念したシンポジウム「東日本大震災のいま」が開催される。生憎のお天気で参加者は少なかったが、多角的で興味深い報告が続いた。 

  シンポジウムは予定より30分ほど延びて6時頃終了。その後の懇親会は失礼して、帰宅。

  水曜日に出来なかった私の誕生日のお祝いということで、今夜はすき焼だ。 我家では私の誕生日と12月30日はすき焼と決まっている。私が子供の頃、家で食べるすき焼は豚肉であった。それでも十分に美味しかったが、その後、牛肉のすき焼を食べるようになり、社会が豊かになるということの一側面を実感したものである。そこには「豚肉から牛肉へ」という進歩史観が存在するわけだが、それは世代的なもののようで、我家の子供たちはすき焼きよりも豚シャブの方が好きらしい。「高くて美味いものから安くて美味いものへ」。右肩下がりの時代を生き抜いていくための思想である。実際、私は豚シャブも好きである。豚バラ肉と白菜(あるいはホウレン草)を鍋で煮て、ポン酢で食べるだけの簡単な料理であるが、豚バラ肉の柔らかさと甘味が、白菜の食感とポン酢によく合い、ご飯が進む。牛シャブよりも豚シャブの方が旨いとさえ思う。しかし「旨ければいい」という考え方に私は完全には同意できない。必ずしも「旨ければいい」というわけではないと思うのだ。すき焼(もちろん牛肉の)にあって豚シャブにないもの、それは祝祭感である。「すき焼だ!」という胸の高鳴りである。「豚シャブだ!」と子供たちは胸が高鳴るのかもしれないが、それは「カレーだ!」や「餃子だ!」と同じように自分の好きなものを前にしたときの喜びであって、祝祭感とは別のものである。祝祭感とは、個人的な平面での好き嫌いではなく、社会的な平面における非日常的な「格別の日」の感覚である。我家の食卓にすき焼がめったに出てこないのはそうした祝祭感を大事と考えるからである。個人的にすき焼が食べたいときは私は「人形町今半」に行く。

   デザートはTAKANOのケーキ。苺がすこぶる美味しかった。