フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月5日(土) 晴れ

2020-09-06 11:16:59 | Weblog

7時半、起床。

トースト、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今日は卒業生のマサコさん(論系ゼミ5期生)と大学で会う約束がある。昼前に家を出て大学へ。地下鉄の駅から地表に出ると、中高校生が街にあふれている。

「天や」の後にはどんな店が入るのだろう。

大学はまだ夏休みだが、キャンパスの門は開いている。

1時の待ち合わせだったが、私よりも一足先に彼女が着いていた。

マサコさんとは5月にオンラインカフェをしたが、リアルカフェは昨年の9月以来、一年ぶりである。

彼女は区役所で働いているが、この夏は平日は仕事、週末は昇任試験の勉強の日々だった。その試験が先月末にあって、今日は久しぶりに家族と職場の以外の人と対面で話をするだそうだ。

研究室で少し話をしてから食事に出る。

定食屋「たかはし」に行きましょう。

しかし、「たかはし」はやっていなかった。夏休み中の土曜日はお休みなのかな。

それではと「タビビトノ木」へ行ったが・・・

本日臨時休業の貼紙が出ていた。あらま。

「キッチン南海」はやっていたからそこに行こうかしたが、途中、沖縄料理の「ヒロズカフェ」が開いていたので、そこに入る。

私はソーキ丼と沖縄そばのセット、彼女はタコライス丼と沖縄そばのセット。

ソーキ丼は豚のトロトロのスペアリブがたっぷり。

タコライス丼。

スープ代わりの沖縄そば。さっぱりした塩味で丼に合う。

大学に戻って、キャンパスの中を腹ごなしの散歩。スロープ横のこの場所は彼女らの世代にはプレハブ校舎の記憶と結びついている。すっかり変ったでしょ。

「戸山の丘」に登ってみる。

スタバは臨時休業中。

テラスのテーブルは一人用になっていた。

戸山の丘の上では芝刈り作業が行われていた。暑い中、ご苦労様です。

避暑地のような一画。実際、下が土で周囲が木々の場所は気温が下がるようである。

「ミルクホール」は彼女にとって懐かしい場所の一つである。

「ミルクホール」の横の階段を登って中庭へ。

今日は天気予報では降水確率が高かったのだが、いまのところ雨の気配は全然ない。

中庭にはそこここにベンチがある。これも彼女が在学中にはなかった風景である。

中庭から戸山図書館へ続く通路で。気持ちのよい風が吹き抜けていく。

ここにもテーブルと椅子がたくさん置かれている。

横からの光がいい。

戸山カフェテリアも懐かしい場所だ。

38号館AV教室の入口前からカフェテリアを見下ろす。

事務所棟(34号館)の裏手の喫煙スペースで一服(嘘です)。

39号館(第二研究棟)裏手。ここもキャンパスの穴場です。

キャンパス散歩でお腹もこなれたので、「カフェゴト―」へ行く。店内は混んでいたが、普段は作り立てのケーキを置いておくテーブルを片付けてもらってそこ座る。

タルトタタンとアイスアップルティー。彼女も同じものを注文。彼女はここのタルトタタンは初めてだったが、その美味しさにびっくりしていた。「また食べに来ます!」

地下鉄に乗って一つ隣の神楽坂へ。まずは赤城神社にご挨拶。

彼女はこのモダン建築の神社のご朱印をもらったいる。

狛犬のタテガミがおかっぱのように見える。

スフィンクスのようにも見える。それは当然で、起源は同じである。でも、狛犬は一対だが、スフィンクスは一頭だけだ。

マサコさんのお願い事は長かった。

参拝の後、おみくじを引く。もちろん真ん中のやつだ。

どうだったかな?

私は世の中の安定を祈る。おみくじは引かない主義である。

「トンボロ」に顔を出す。

お父様とお母様がやっている母屋の方は混んでいたので、三男の波鈴(ハレー)さん夫婦がやっている分室(旧「スキッパ」)の方へ。

窓の方へ向いた一人席を二つ使って、隣り合って座る。

プリンとAブレンド(浅炒り)を注文する。彼女はプリンとアイスティ。母屋で飲む時とカップが違いますね。

「スキッパ」の店主だった長男の宙太さん、のんちゃん夫婦はいま鎌倉で暮らしていますと波鈴さんが教えてくれた。宙太さんが鎌倉のパン屋さんで働いていることは知っていたが、そうですか、のんちゃんも沖縄から鎌倉に来ているんですか。

彼女が好きだと言うミステリーの話を私に一生懸命してくれる。登場人物が多くて、指を使って説明してくれるのだが、片手では足りない。

5時頃になって、たくさんいた客たちが潮が引くようにいなくなったので、店内でツーショットを撮らせてもらう。

波鈴さんともツーショット。いま、「夜トンボロ」の営業をやめていて、その代わり「トンボロ分室」を週末だけでなく平日も開いているそうで。宙太さん直伝の鶏肉のカレーも始めたそうである。今度はランチに伺いますね。

「トンボロ」の近所の白銀公園に寄って行く。「トンボロ」に来る前にもちょっと寄ったのだが、そのときは子どもたちで溢れかえっていたが、いまは子どもたちはみんな家に帰ったようである。

心置きなく遊具で遊ぶことができる。

さて、今日のカフェ巡りはここまで。神楽坂を下まで(飯田橋の駅まで)歩いて帰りましょう。

彼女は南北線に、私は東西線に乗る。今日はお付き合いいただいて、ありがとう。また会いましょう。

蒲田に着いたのは6時半ごろ。すでに日は暮れていた。

夕食は青椒肉絲(風)、玉子焼き、春雨サラダ、ワカメスープ、ごはん、

牛肉ではなくて豚肉。筍ではなくてじゃが芋。ちなみに二人前です。

アマゾンで注文した中古本、俵萌子『命を輝かせて 私の選んだ第二の人生』(海竜社、1996年)が届く。秋学期の授業「ライフストーリーの社会学」の参考文献の1つだ。彼女は41歳のある日、突然、「虚の虚」とでも呼ぶべき感覚に襲われ、それまでの生活とはまったく別の生活を志向するようになったのである。

『桑田佳祐のやさしい夜遊び』『福山雅治の福のラジオ』を聴きながら、今日の日記とブログを書く。

2時15分、就寝。


9月4日(金) 晴れ

2020-09-05 11:10:27 | Weblog

8時50分、起床。

一度、7時前に目が覚めたとき、「蝉時雨か・・・」と思ったが、耳鳴りだった。

トースト、ハッシュドビーフ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

首都圏のJRが来春のダイヤ改正で終電を30分ほど繰り上げるという記事が出ていた。現在、京浜東北線の東京方面からの蒲田着の最終は平日・休日ともに0時52分であるが、これが0時20分くらいになるということか。特段、問題はないが、むしろ改めて驚いたのは、山手線の8月の乗客が昨年8月の7割減、8月の鉄道収入は5割減ということである。JR東日本の社長は「利用水準が元に戻ることはない」という認識を示した。鉄道という「移動のメディア」は日本社会の近代化と歩調を合わせて発達してきたわけだが、ここに来て、まさかの凋落を経験することになった。他の「移動のメディア」も事情は同じだろう。停滞ではなく衰退。歴史の趨勢が変わったのだ。

猛暑が戻ってきた。台風が引き起こしたフェーン現象のせいである。

昼食は近所の「吉岡家」に食べに行く。

稲盛うどんを大盛りで注文。

普通盛り+アジフライにするかどうかで迷ったが、いつも「もっと食べたい」と思っていたので、大盛りにした。うん、これなら満足だ。

食後の珈琲を「SSYET」に飲みに行く。

席が空いていればの話だ(空いていないことが多いのだ)。

2つあるテーブルの1つが空いていた。

「軽快ないでたちですね」と店主さんに言われる。Tシャツと半パンとサンダルで来た。

アイスコーヒーと季節のフォンテンブローを注文。

スッキリとした美味しさ。

季節のフォンテンブロー(デザートチーズ)は9月は巨峰との組み合わせ。

ベースはほうじ茶ラテ。アーモンドプラリネ(アーモンドの焼き菓子のようなもの)とキャラメルソースを添えて。

30分ほど滞在して店を出る。

午後3時半の呑川右岸(川の流れに向かって)。見えているのは山野橋。

帰宅して雑用を片付けていると夕方になる。

夕食は秋刀魚の塩焼き、ブロッコリーとエノキとマシュルームのチーズ焼き、味噌汁、ご飯。

今シーズンの初秋刀魚。お隣のNさんからいただいたカボスを添えて。

食事をしながら『アンサング・シンデラレ』第8話(録画)を観る。

明晩、録画で観る予定だった『MIU404』の最終回を、妻の希望で、リアルタイムで観る。

夏ドラマはこれがツートップ。

深夜、ベランダから空を眺める。

薄い雲を通して丸い月が輝いていた。

2時、就寝。


9月3日(木) 晴れたり、曇ったり、雨が降ったり

2020-09-04 12:37:55 | Weblog

8時15分、起床。

不安定な空模様。

向こうに見える専門学校の高いビルの窓を掃除(?)している人の姿が見える。あの広い面積を一人で作業するのか。あるいは窓掃除でなく何か他のことをしているのかもしれない。窓掃除ならゴンドラに乗りそうなものだ。もしかしたら「ミッション・インポッシブル」みたいなことか?

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。卵と肉の料理がないのは、今朝の体重が私の設定している基準を200gオーバーしていたからである。鉄は熱いうちに打たねばならない。

朝刊に「早稲田大に爆破予告」という記事が出ている。「学内の主要な建物を4日午後1時に爆破する」という予告メールが届いたそうである。以前にも同じようなことがあり、そのときは何もなかった。今回もイタズラであろうと思うが、大事をとって明日(4日)は全キャンパ(および附属の中高も)が閉鎖されることになった。

一昨日のブログで我が家のカレンダーのことを書いたが、1つ忘れていたカレンダーがあった。パソコンに張り付けて使っているカレンダーである。4か月先までのシールが貼れる。9月、10月、11月、12月、今年の残り時間はこのシール4枚だ。パソコンで作業をするときいつも目に入るから、一番活用しているカレンダーはこれかもしれない。

白い雲がもくもくと湧いているが、蒼空も覗いている。

昼食は「マーボ屋」に食べに行く。

注文をすませてから持参した岩波文庫の『日本近代短篇小説選』(大正篇)の中の川端康成「葬式の名人」を読む。川端は幼くして両親を亡くし、祖父母に引き取られたが、16歳のときまでに姉も祖父母も亡くし、天涯孤独の身になった。親戚縁者も含めて若い頃からたくさんの葬式に参列していたため、いつしか「葬式の名人」と周囲から呼ばれるようになったそうである。

姉は私が四、五歳の頃から親戚の家に育てられそこで私が十一、二の年に死んだ。私は父母の味と同じく姉の死を知らない。祖父は姉の死を悲しめ、悲しめと私に強要した。私は自分の心の中を捜してみたが、どの感情を何物に託して悲しみを感じたらいいかに迷った。ただ老弱な祖父の哀傷極まった姿が私の心を刺し貫いた。私の感情は祖父に走り寄りそこに止まったままで祖父を越えて更に姉の方へ行こうとはしなかった。(305頁)

私が一番好きな川端の作品は「伊豆の踊子」だが、自分のような人間が人から好意をもたられるはずがないと思い込んでいる主人公が、思いもかけず人から好意を寄せられたときの、新鮮な驚きと戸惑いと、安堵の気持ちが描かれたいた。おそらく川端自身「人から好意を寄せられたい」という気持ちのとても強い人だったように思う。

棒棒鶏冷麺。

食事を終えて店を出たとたんに雨がポツポツと降り始め、どんどん雨脚が強くなる。あわてて帰宅。

時間をかけて作成した文書をメールで事務所に提出する。(その後、一か所ミスが見つかって、夕方に再提出)。

変りやすい天気で、夕方にはまた青空が覗いた。

夕食はハヤシライス。数日前に、スーパーで牛肉が安かったらしく、そのとき買った牛肉を使ってハヤシライスを作ることは予告されていた。なので今日の昼食はそれと被らないように鶏肉を使った中華料理にしたのだが、色合いは被っている。

ハヤシライスとサラダとトウモロコシ。

カレーライスとハヤシライスは似ているようで似ていない。カレーライスを食べるときは牛乳を飲むが、ハヤシライスのときはそれはしない(普段通り麦茶である)。

食事をしながら『プレバト』を追っかけ再生で見る。録画した番組は夕食を食べながら観るのが常で、わざわざそれだけを観るために時間を割くということはまずない。

夕食後の時間は「読む」ことや「書く」ことに使いたい。

ウィリアム・トレヴァー『ラスト・ストーリーズ』の「訳者あとがき」の中で、栩木先生はこう書いている。

トレヴァーの作品にむらないがないこと、駄作がないことはつとに指摘されてきたところだけれど、短篇小説をひとつひとつ磨き上げてきた彼の手業は最後まで衰えを見せなかった。それどころか、この本におさめられた十篇を読んでいただければ、すでにことばを尽くして賞賛されたトレヴァーの語りの魅力が、今までにないくらいの大輪の花を咲かせているのを楽しんでいただけると、ぼくは確信している。

細かな心理描写、皆まで言わずに寸止めする省筆の冴え、人生に潜む多義的なうまみをそっと手の平に載せて差し出すかのような場面など、トレヴァーが持つストーリーテリングの妙味と人間観察の繊細さはここに至って頂点に達したのではないかと思う。ただしその分、彼の文章にはつねにも増して、読者に考えさせる要素が詰まっている。翻訳作業をしながら、日本語表現が英語を裏切らないよう、いつも以上に心がけたつもりだけれど、その成否は読者のみなさんにご判断いただくより他にない。

私が若い頃、日本文学の作品ばかり読んでいたのは、外国文学の翻訳の文章に馴染めなかったからだ。そこからわかることはストーリーと思想だけで、文章を味わう楽しみが欠落していた。当時、栩木先生のような翻訳家がたくさんいたら、もっと外国文学に親しんでいたことだろう。

ところでこの本には栞紐が付いていない。「スリック」のマダムからいただいたブックマーカーの出番である。

2時半、就寝。


9月2日(水) 曇り、一時雨

2020-09-03 11:52:09 | Weblog

8時、起床。

トースト、ベーコン&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

ちなみに朝食を食べ始めたのは9時。起床から1時間というのは私には短いほうである。起きてすぐというのは食欲はない。先日会った卒業生は「私は空腹で目が覚めます」と言っていたが、若いというのはそういうことなのかと感心した。

起床から朝食までのルーティンは以下の通り。

トイレ→シャワー→洗面(歯磨きと髭剃り)→着替え(いまの時期ならTシャツと短パン)→一階の雨戸を開ける→仏壇と神棚に手を合わせる→3階のベランダから空の写真を撮る(定点観測)→メールのチェック(至急の連絡がないかどうか)→朝食の支度、以上である。

朝食は30分ほどかけて食べる。食事そのものは15分もあれば食べ終わるが、朝刊に目を通すからである。

野球の記事が多いというのは、地上波で野球の試合を放送しなくなった現在も変わらない。ここには昭和が残っている。でも、人々が野球の試合の話を世間話のようにすることはもうなくなった。順位表をみると巨人が二位に6ゲーム差をつけて首位を走っている。そうなのか、全然知らなかった。

机上のパソコンの左側に山積していた書類を整理し、空いたスペースに飲み物やメモ帳やスマホを置く。これでだいぶスッキし、かつ機能的になった(マウスは右手、飲み物は左手)。

書類はクリアーフォルダーに整理し、フォルダーボックに収納して足元に置く。

2時から臨時教授会(Zoomミーティング)。30分ほどで終了。

会議が終わってから、昼食を食べに出かかる。

カフェごはんのつもりだったが、本屋に寄ってから、駅構内の売店で弁当を買って家で食べることにした。

崎陽軒の赤飯弁当。何かめでたいことがあったわけではなく、たんに赤飯が好きなのである。

5時半ごろの西の空。夕焼けが期待できる。

夕焼けを眺めに東急プラザの屋上(かまた園)に行く。

地表近くの雲が移動する動物の一群のように見える。

岩の洞のような雲の隙間から陽光が放出されている。天岩戸伝説を彷彿とさせる。

本屋で買い物をしたときに駅ビルのポイントカードが財布の中にないことに気づく。たぶん弁当を買った時に店内に忘れたか落としたかしたのではないかと推測し、店に行って尋ねると、「大久保さんですか」と言われる。店内に落ちていたので、ビルの管理室(防災センター)に届けたそうで、案内してもらう。ここには前にも落し物で来たことがある。またお世話になります。

ポイントカードが戻ってきた。ちなみに800ポイントほど貯まっている。

閉店(7時)10分前の「ティースプーン」に立ち寄る。

ルハーブのジャム、フォカッチャ、レモンのパウンドケーキ、パンプディング、紅茶を購入。

島田さん、ルハーブのジャムの次は青りんごのジャムですね。楽しみです。

夕食は鰹のたたき、ジャコのオムレツ、サラダ、玉ねぎの味噌汁、ごはん。

ブログを見ている方からは、「先生、よく食べますよね」と言われるが、これ、二人前で妻とシェアして食べてます。

もっともシェアとはいっても、私は6か7で妻が4か3ですが。

デザートは梨(これは一人分)。

今日購入した本。

『コロナ後の世界を語る』(朝日新書)。この手の本はたくさん出ている。いまはまだ「コロナ中」で、実際、語られている内容も「コロナ中」のことが多いが、書名は「コロナ後」と予言の書のようになっている。

翻訳書を2冊。

カーソン・マッカラーズ(村上春樹訳)『心は孤独な狩人』(新潮社)。新潮社の外国文学といえば「クレスト・ブックス」シリーズだが、村上春樹訳のものは別格扱いのようで、シリーズには入っていない。

ウィリアム・トレヴァー(栩木伸明訳)『ラスト・ストーリーズ』(国書刊行会)。同僚の栩木先生の手になる翻訳である。最初、それに気づかず、「ラスト・ストーリーズ」を「ライフ・ストーリーズ」に見誤って手に取ったのだが、巻頭の一篇「ピアノ教師の生徒」を読んで、シンプルで格調の高い文章に魅入られた。

ブラームスの曲を」と彼女が言った。「がんばって、ブラームスの曲を弾いてみましょうか?」
 ミス・ナイチンゲールのレッスンを受けるのは今日がはじめての少年は黙っていた。そして静かなのがうれしいとでも言いたげに、止まったメトロノームを見つめながら少しだけ微笑んだ。少年の指が鍵盤に触れ、最初の音が鳴った瞬間、この子は天才だ、とミス・ナイチンゲールは悟った。

以下に展開される物語は興味深く、かつ人生に対する深い考察に満ちている。巻頭の一篇を読み終えて、「この作家は凄い」と私は悟った。そして「相応しい翻訳者を得て幸福だ」とも思った。

2時15分、就寝。


9月1日(火) 曇り

2020-09-02 11:06:29 | Weblog

8時45分、起床。

今日から9月だ。7月から8月になるタイミングで梅雨が明け、8月から9月になるタイミングで秋めいてきた。月と気候の関係がはっきりした夏だった。

書斎の壁掛けカレンダーをめくる。

机上のカレンダーをめくる。

居間のカレンダーをめくる。

仏壇の横のカレンダー(お寺さんからいただいている)をめくる。

和室の壁掛けカレンダー(生保の会社からいただいている)をめくる。これは2カ月に一度だ。

私の家には5カ所にカレンダーがある(妻の作業部屋にもあるが、これは私の管轄外)。スマホのグーグルカレンダーは月曜始まりの設定で使っているが(手帳もそうだ)、一般のカレンダーは日曜始まりが主流だ。それでたまに勘違いが生じる。週休2日(土日)が主流のいま、土日を右端にもってくる月曜始まりのカレンダーが主流になってもいいように思うが、慣習というものは簡単には変わらないものである。

トースト、目玉焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

きょうはあれこれの事務文書を作成しなければならない。できるだけサクサクいこう。

切りのいいところまで作業をしていたら、昼食は3時頃になった。「プリミエール・カフェ」に食べに行く。

8月は一度も来なかった。猛暑だったからだ。それは一般的なことだったようで、8月はランチの客がさっぱりだったとマスターが嘆いていた。ここはドリアが人気のランチメニューなのだが、猛暑の中をドリアをフーフーしながら食べに行こうと思う人は少ないだろう。でも、これからはまた客足が戻って来るのではないかしら。

アラビアータのセットを注文。最初にコーヒーが運ばれてくる(食後にお替りもできる)。

唐辛子+トマトソース=アラビアータ。茄子が入っている。

サラダとトーストも付いて1000円。

駅前のサンカマタ商店街の靴屋に行く。「ABC-MART」と「東京靴流通センター」が隣り合っている。ベルト付のスポーツサンダルを買いに来たのだが、最初に「ABC-MART」を覗いて、けっこう高いなと思い、「東京靴流通センター」も覗いたのだが、同じようなものだったので(税込で4000円前後)、結局、後者で購入した

サンダルで来たのだが、買ってすぐに履き替える。普通のつっかけサンダルは、近所のコンビニや飲食店に行って帰ってくるだけならよいが。散歩には適さない。

2か所にベルトの付いたサンダル(ニューバランス製)は高いだけあって、履き心地はすこぶるよい。もっと早く購入すればよかった。

曇り日だが、セミはまだまだ鳴いている。

「まい・ばすけっと」で仏花と「ガツントみかん」と「アーモンドチョコレート」を買って帰る。

夕食は海老フライ、トマトサラダ、ワカメの味噌汁、ごはん。

いつもより大ぶりの海老である。

スライスしたトマトのサラダは好きである。

食後に妻が珈琲を淹れてくれた。たまに気が向くとそうしてくれることがある。

本日の最重要の事務文書を仕上げて関係者にメールで送る。やれやれ。

今日の「オールナイトニッポン・ミュージック10」のパーソナリティは鈴木杏樹。見た目よりも乙女チックはおしゃべりである。

2時、就寝。