うちのポロ彦さまは2004モデル。当時企画中だったと思しきゴルフ5に施す予定だった「レーザー溶接」ボディのテストベッドとしてのリリースだったのは、一部スキモノには有名な話ですが、おかげさまでこのクラスには有り得ないボディ豪勢、もとい剛性を手にしているのがレアです。加えて現行TSIのベースとなっている1・4リットルエンジンの搭載やオーバースペックとも思える4輪ディスクブレーキングシステムを始め、車両全体を電制しまくるコンセプトはいまでこそフツーかもしれませんが、当時はVWの良心の塊、とまで言われたのはキヲクにあたらしいところです(ほんとうか)。
走行距離そろそろ90,000k。トラブルなくここまで使いまくってまいりましたが、6万キロ超でアシのリフレッシュを行ってありますからダンピングそのものが高剛性ボディとあいまって極上。よく動くアシに圧倒的なアンダーパワーはなにやっても破綻しないスタビリティともいえる(爆)。そろそろ手放すのか、とのご期待もあるようですが(爆)、まだまだ~。
というわけで先日、入手してから初めて業務用ノンシリコンコンパウンドとしてはとみに有名なハード2を使って、ボディ表面をひと皮むいて差し上げますた。(劇的、ビフォーアフターのアフターのBGMここから)・・・なんということでしょう!あれほどオーナーを悩ませていたタール・ピッチ、ならびにコキズが消え失せてゆくでわありませんか(かとうみどりの声)。
掌圧研磨で加圧しつつ(指圧かい)ボディを2周ほどしたところで念入りに水洗いをいたしますと水がツツーと親水性の流れとなってボディを伝うのがサイン。そこへ今回はなんとPCSの最新最高バージョンのHQを塗りこみます。おおまかに2層に塗り重ねて放置。落ち着いたところで3層目を塗りこんで仕上げます。
これぞベターザンニュー!!といいたいところながらまあね。そこらじゅうに9万キロの痕跡は残るわけですが、それもよし。クルマはこうしてかわいがる。願わくばあと2,3年はご一緒しましょうよ、と(懇願もうど)。