嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足(爆)スパたび九州2010-5 ヴィッツインプレッション

2010-05-25 15:54:18 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc00981 お借りしたトヨタヴィッツ。走行3000kmちょぼのほとんど新車でしたが、ステアリングとクルマの動きの間にとてつもないギャップを感じて、慣れてもヒジョーにコワい運転感覚が印象的ですた(爆)。

リニアリティに欠けるというのでしょうか、とにかくひたすらコワいわけですが、んなゼータクをいってもいけませんて。今回は雨のワインディング、というパターンも多かったのですが、タイアの進化なのでしょうか、インフォメーションが途切れたり薄まったりすることもなく、こちら方面はオッケイ。タイアの進化はやはり凄まじいです。

なんといっても今回のルートになくてはならないのがクルマ。ジャパレン扱いにしてプジョールックと騒がれているマツダのデミオにも乗ってみたかったのですが車種指定ができない最安値プラン以外は眼中にない私の場合はハズしてもヴィッツ(爆)なトヨタレンタリース中心となるのです。例によってシートはどうポジションをいじっても決まらず(爆)。が、アクセルレスポンスはキモチ悪いほどよい、ときてるからギクシャクしがちになりますがそこはそれ。しっかりナラシます(完全意味明瞭)。2・7程度まで膨らませてあったタイアはしっかり2・2、2・0程度まで落としてやってからは落ち着いたし、しっとり感も出てホイールベースの長さから来るおっとりした感じが強まって本来のヴィッツらしくなったか。ネンピはほとんどがワインディングだったせいで20km/l程度でしたが、平坦路だったらかなりスゴイとみました。極端なほどの「かっくんブレーキ」は初心者マークの婦女子ウケを狙ったとしか思えませんが、奥に行くほどあいまいとなるブレーキフィールもまたトヨタ流なのか(脱力)。

Dsc01043 今回走った阿蘇界隈はいわばリゾート。気がつけば「わナンバー」のヴィッツ密度は非常に高かったです。いちどデミヲの「わ」を見つけて勝負を挑んでみたのですが(ばか)、あっさり避けられてしまい、つまらなかったっす(←ばかですね~)。それにしてもヴィッツのカラーバリエーションはスゴイ(爆)。凝った色調が多く、とてもぢゃないがボトムグレードのクルマとは思えない。ビミョーなムラサキやグリーン、さらにホワイトと見せかけておいてじつはパールだ、などと興味の焦点がそちらへいってしまうあたり、やはりヴィッツ、というかトヨタのプロダクツですね~、と。クラウンやマークX、ひいてはレクサスとの関連もあることだし、ボトムエンドはこれくらいで、という割り切りのみが目立つヴィッツ。あんまり手を触れたくないステアリング(爆)、座ってもイヤーな気分になるシート生地、ボール紙みたいなダッシュボードなどなど、なんだか100均ショップに出向いたときの気分にそっくりだ、つまりは良し悪し論じるのではなく、ああ、これでも十分に足りているぢゃないか、と(爆)。割り切ってのっとくれ~、というヴィッツ君からのメッセージを強く感じます。以下痔号。


加齢なる遠足(爆)スパたび九州2010-4 BBC長湯

2010-05-25 14:39:04 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc00967 大分県竹田市にある長湯温泉・・・どうってことなさそうなイナカの温泉か、と思いきや、とんでもない。こちらを仕切るのが大丸旅館という老舗温泉宿ですが、そちらのセンスがすばらしい!

ラムネ温泉を名乗る炭酸泉を売り物に大丸のほかにラムネの湯、さらにBBC(Bed ,Breakfast and Culture)なる呼び名の図書館併設の長期滞在コテージ群が存在する!

そのセンスの良さたるやハンパでわないです。東大の藤森教授とくれば「タンポポハウス」で有名な建築家さんですが、そちらのプロデュースになるラムネの湯のセンスがどうも九州らしくないな、と思ったのがきっかけでBBC長湯を発掘してしまい(爆)、どうしてもはずせないぞ、となって、泊まって参りますた。フロント棟の両側に小ぶりの客室が2室。その他に独立したコテージ形式が4棟。さらに図書館棟に乾燥機まで装備してあるランドリーまであるぜ。

02 おまけに川の対岸にある大丸旅館の「テイの湯」には無料で、ラムネの湯には100円で(通常500円)で何度でもおつかりください、とキタ~!!ううむ、すばらしいです。森の中に点在するコテージも見学させていただきましたが古民家風の造りと見せかけておいて書斎や電磁調理器つきのミニキッチンなどなど、とてもぢゃないがお値段からは想像もできないCPの嵐。当ホテルもお値段からは想像もできない内容を誇っておりますが(ほんとうか)、こりゃすごい。

長期滞在向けに特化した新しい宿泊スタイルの提案とDsc00966 なっているわけですが、その象徴が13000冊収蔵の図書館。山岳図書中心だ、とのことでしたが、開高健先生の「オーパ」や一連の著作などもあったりして1週間程度の滞在などまさしくあっという間でしょうに、と(爆)。きけば作家さんや教授方が原稿書きに滞在されるパターンが多い、とのこと。なるほど~、と。

ちなみに件のラムネの湯は32度の冷泉。トリハダがたつのをこらえながら(爆)小一時間つかって参りましたが、全身に泡がびっしりつくさまは他では体験できません。効果の程はよくわかりませんですたがキモチ良いのはマチガイないっす。GWには1日1000人が押し寄せたそうな(驚愕)。週末ともなれば浴槽一杯押すな押すな、の大盛況なのだそうですが、そこは平日深夜(爆)。こちらも貸切で思うさま愉しんでまいりますたとさ、以下痔号。


加齢なる遠足(爆)スパたび九州2010-3 湯布院

2010-05-25 14:11:57 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc00909 湯布院はすでに地名的には「ブランド」となった感がありますが、その実態とイメージには大きなギャップがありそうな感じ。軽井沢に非常に良く似ているとおもうのですが、いかがでしょうか。

有名な御三家、「玉の湯」、「山荘無量塔(むらた)」、「亀の井別荘」のなかの今回は亀の井別荘のラウンジ、「天井桟敷」にお邪魔して別世界を愉しんでまいりました。

由布院の表通りというのか、金鱗湖周辺の散歩道は全国どこにでもある(きつぱり)アレ系(完全意味明瞭)で、間違っても加齢なる遠足をご愛読くださる(そんな人いるのか)方にはオススメできませんが、この「天井桟敷」には別世界が広がっています。非常に入りにくい雰囲気、つまりは宿の入口からして客を選んでくる外観の他にメニューに記されたお値段がビミョーに周囲とは一線を画していますよ~(爆)。デミタスカップ+ポットでふるまわれるコーヒーの他に名物の「モンユフ」と呼ばれるチーズケーキは美味。ハンパな格好で訪れると落ち着けないのがアレですが、聖歌が流れる店内から眺める新緑は素晴らしいの一言。今日はどの風呂にいくかな~、と思案などしつつ、ぼんやりするのは何物にもかえがたい(ニンゲンだめになってますね)。

画像は金鱗湖周辺からクルマで5分ほどの「庄屋の館」の露天風呂。100人が一緒にはいれる、というとんでもない広大さにこの色ですぜ!しかも貸し切り!!ううむ、有り得ないから~・・・と、ほとんどふやけつつ、以下痔号。


加齢なる遠足(爆)スパたび九州2010-2 別府の「ぢごく」

2010-05-25 13:51:26 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc00902 別府の名物のひとつに「ぢごく」があります。噴出する温泉蒸気をこう呼ぶのですが、そいつを蒸し風呂に転用したのが「蒸し湯」、調理に転用すれば「ぢごく蒸し」となって、温泉熱の利用先には事欠きません。

蒸し湯の形式は大体決まっているようで、ひたすら低い天井の浴室に、匍匐前進(ハダカですがなにか)で、吹き上げる「ぢごく」のなかを空いているスペースまで進んで大の字に寝転がり、ひたすら「ガマンする」、というものです。閉所恐怖症ならびにサウナ嫌いの方にはまさしく「ぢごく」なわけですが、5~10分後に、このぢごくから這い出た瞬間の爽快感は何物にもかえがたいです(爆)。石菖と呼ばれる菖蒲の仲間が敷き詰められて、芳しい浴室も存在します。また、鉄輪と呼ばれる界隈には非常に立派な公営のぢごく蒸し体験コーナーが設えられてあり、玉子や芋などをその場で蒸して、足湯などにつかりつつ楽しめる仕組みもできておりました。

Dsc00897明礬温泉に立ち寄った帰りに岡本屋売店なるスポットで有名な「ぢごく蒸しプリン」をいただきましたが、食べた瞬間に味を忘れるくらいなインパクトの薄さはオミゴト(爆)。プッチンプリン級だ、とまではいえませんが、CGCの2個いり99円のアレ(一部意味明瞭)のほうが・・・、と申し上げておきましょう。町中いたるところから吹き上げるぢごくが夜間にはいかにも別府らしい(爆)原色の照明でライトアップされるのを眺めておりますとそこはかとない旅情がこみ上げてくるのでございます。「嗚呼、温泉天国にきた~」と(爆)。以下痔号。


加齢なる遠足(爆) スパたび九州2010-1 ゆけむり三昧ふたたび

2010-05-25 13:19:25 | 加齢なる遠足(爆)

03 ひさびさの更新、ご容赦。ホテル旅館組合の総会も近いというのに(爆)、マイルを使った「特典飛行」でふたたび九州上陸を果たしてまいりましたので、そのご報告をいたします。

今回のメインももちろん温泉。ルートも前回とひたすら似ているのですが、温泉三昧ときた日にはまあだいたいが大分、熊本中心となるのは仕方がないところか。

別府の、おそらく世界一ではないか、という温泉密度にシビレまくったのがたしか去年の出来事ですたが、あれ以来「温泉王国」だと思っていた信州の温泉はことごとくかすんでしまい、今回はそのあたりを究めよう、というわけで出向いてまいりますた。特典飛行、つまりマイレージを使った無料航空券をいただけるのですから、宿くらいはゴーカに、となりそうですがそのような予算があるわけもなく、こちらもひたすらお安いところを厳選して愉しんでまいりますた。画像は大分県長湯温泉のラムネの湯。デザイナー建築がオサレの図。GWには1日1000人がところが押し寄せたという、世界的にも有名な炭酸泉がウリ。

Dsc00979 旅の相棒はこちら(爆)!ヴィッツの1000cc。圧倒的なアンダーパワーながら、そこはトヨタの世界戦略車。前回のIQとシャーシ共通だなどとは気がつかせない造り込みも味わいます。総走行距離は4日で400kmほどでしたが、ほとんどが山岳地帯だったのにもかかわらずリッターあたり20km超の低燃費はまったくのよいこちゃん。

大分空港ちかくのレンタカー営業所でキーを渡された4万キロ超の個体のタイアの空気圧を、自前のゲージでチェックして首を傾げていたら(爆)、店長と思しき人物があわてて、こちらをどうぞ、と走行3000kmそこそこの新車を出してこられました!とナカナカ幸先よいスタートだ~!以下痔号。