嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足(爆)スパたび九州2010-12 イル・パラッツオに詣でる

2010-05-30 18:49:09 | 加齢なる遠足(爆)

2001110038_2 ホテル・イルパラッツオ・・・89年12月オープンのデザインホテル。もろにバブル全盛期の企画(爆)。開業当時はそりゃあ華々しく、基本設計、アルドロッシ、インテリヤデザインには当時引っ張りダコだった倉俣史郎、内田繁その他イタリヤンデザイナーさんたちをスペースごとに起用。館内にテーマ別に設けたバーが4つ存在したうえに地下に壮大なスケールのディスコ(懐)・・・という、まあ開業前から不良債権となるのが目に見えていた(爆)存在だったわけですが、初期投資60億円を投じて造り上げたそのウツワだけでも拝んでおかねば、と考えて出向いてみますた。

はじめての街歩きをおこなうときにはやはりガーミン君の登場です。地下鉄の車内、や駅構内などではさすがに役に立ちませんが、地上に出てしまえば無敵!歩行速度や到達時刻まで表示されてしまうのでモンクなしっす。ま、そんなの知ってどうする、っつうのもありますが(爆)。

101015aさぞかし華やかだったはずの開業当時を偲ばせる空気はまだ漂っているな、とは思いましたが、いかんせん客層がアレですよ(爆)。ウツワだけわすごかったが客がついてゆかない(ゆけない)だけのバブルの遺産。4つあったはずのバーは見る影もなく、できればマティーニでも、と期待して出向いたのですが、まあ同価格で博多ラーメンでも食したほうが、と思わせる フンイキは、こちらもそろそろ終わるか、という感じ。開業当時は北海道の小樽にもたしか同じグループの経営で「小樽ホテル」という徹底したデザイナー建築+ネオクラシックをうたった旧拓殖銀行の店舗をそのままホテル化した、という物件がありましたが、当時からはオーナーが2度くらいは変わった挙句、2段ベッド装備の(抜腰)ビジホというのかファミリーホテル(一部意味不明)にまで落ちている。部屋ごとに違うデザイナーを起用して「アートホテル元年」として当時のブルータス(懐)で特集まで組まれたこの「小樽ホテル」は長らく私のアコガレでしたが、見る影もございません。ハゲタカ以前、以後の不良債権処理をすべて経験したうえでまだ存在しているこれらバブルの遺産をデフレ不況真っ盛りの今、当時の10分の1程度の予算でめぐってみるのも悪くないのかも。

Dsc01085 イルパラッツォHPによれば1000円からのプレフィクスランチが楽しめる、となっていますが、開業当時を知る客にとってみれば単に「安いっ」とわ映らないはず。別ものと見るのもありですが、成れの果て、ととらえて引き続き楽しむ、に一票。

簡単には取り壊せないウツワなだけに華々しかった80年代の空気を楽しむのには好適な物件とみました。宿泊料金も当時の半分以下ですぜ。ゆくゆくは「バブル・ミュージアム」のコンセプトで、ボディコンを着せたマネキンややはり80年代のフェラーリに当時の値札でも張っていただいて「バブル秘宝館(爆)」として再出発してみるのわどうか、と(爆死)。

画像はイルパラ近辺にあるキャナルシティ・・・回遊型のショッピングモール・・・てのわわかるのですが、福岡わそんなにトーキョーになりたいのか、と。九州らしさゼロの都会モードは個性もゼロ。一流ブランド買うのはいまやディスカウントショップなんですって(爆)。いっそアウトレットモールに施設一括丸投げして再出発すれば売り上げ5倍増とみた(違)。


加齢なる遠足(爆) スパたび九州2010-11 福岡へ

2010-05-30 10:57:17 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc01076 九酔渓からは杖立温泉を経由して日田、高速道路を使って福岡入りでございます。

こんかいのスパたび初の高速道路ですが、すでになぢみとなったヴィッツ君にも豪雨で80km規制がかかる中、最高速度を愉しんでいただきます(爆)。じっと我慢して床まで踏んでおりますと下り坂などではポロと同レベルまでに達する模様ですが、そこはそれ、たったの1000ccですからそこから先がありません(あたりまえだ)。

第一トヨタのプロダクツなのですから想定常用域の100km内外あたりが妥当というものでしょう。それでも日田からはほんの小一時間ほどで福岡に達します。生まれてはじめての福岡入り!しかも都市高速と呼ばれる自動車専用道路から眺める福岡はなんだかマンハッタンみたいだ(爆)。いい気分で流していますとさすが都会。他では見かけなかったような超高額輸入車なども散見されるのですが、走行車線でみなさまの排気音をきいておりますとアクセルオフと同時に「グォ~ン、パラパラパラッ」とスキモノを喜ばせる破裂音がマフラーから聞こえて来てしまいます。マニヤ、特にイタ車系に多いようですが、これはエンジン本体ではなく排気系で着火が起きてしまっている証し!知らないで嬉しがっているのに誠に申し訳ないのですが、エンジン調整くらいしておけよ、とつかまえて小一時間説教してやりたいところながら(余計なお世話だ)、それもかなわず(爆)。

Dsc01082 さて、福岡でのお宿はこちら!その名も「ハイヤット・レジデンシャル・スイート・フクオカ」いかにも高そうなお名前で、誠に恐縮ですが、だまされてわなりません(爆)。そこらのビジホの3倍はあるフルスヰートルームがビジホよりも安い金額で提供されているのです。おまけにバス・トイレはいうまでもなく、ランドリーやキッチンまで装備されている!1ヶ月の長期滞在レートですとなんと1泊あたり3000円でございますよ~(驚)。

球面状に造られた寝室にはキングサイズのダブルベッドとクローゼットに42インチの大画面TV。リビングにも大画面TV+5人分ほどのソファーセット。あきれるほど広いバスルームにシャワーブース、さらにキッチンで寝ろ、といわれても従うほどのスペースの嵐(爆)。だだっ広い、と表現することもできますが、ここは福岡の中心部に近い交通至便な住宅街なのです。もうね、人呼んで騒ごうか、と(違)。

周辺にはこのようなコンドミニヤムふうな建物が林立しておりますが、おそらくは単身赴任者の街と化しているのでしょう。きんぢょのスーパーも少しだけハイグレードな品揃え、と見せておいて、同品質のものを異パッケージとして、高値で売りつけるあこぎな商法の模様(爆)。すれ違う人物もまあ大体が部長、ならびに支店長級とおぼしきAB体がほとんどだ(爆)。

というわけでこんかいのスパたび唯一の都会、福岡ですが、このまま寝て飛行機に乗る、ってのも芸がないので中心街に繰り出します・・・以下痔号