嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足(爆) ボクスター@九州グランドツーリングー12 TIPのあつかい

2011-10-05 20:15:40 | うんちく・小ネタ

Dsc03660 さて、九酔渓での源泉かけ流し、ならぬ源泉滝落し(爆)を思うさま堪能したのちには、いよいよ九州をあとにしなければなりません・・・たったの2泊ではそれこそ物足りない、ってなもんですが、そうもいっていられない。飛行機利用ならばあと一泊となるところをナミダをのむわけっすね。

後ろ髪を引かれつつも九重ー阿蘇界隈の通称「やまなみハイウエイ」をボクスターで走ります。願ってもないことに、今度は小雨模様・・・さよう、トクイチオートの車両では雨が降ったほうがクルマが安定する、というのは本当で、タイアのテクノフィットまではできていないうちのボクスターですらドライ路面よりも車両が明らかに安定するのはフシギなくらいです。「つれづれ」のチェックアウトは宿泊代金激安なだけに(爆)9時なのですが、今日は佐賀関から「九四フェリー」をつかって四国に渡る関係でむしろ好ましい。早朝だという点と通勤に使われるような環境ではないこともあって(そりゃそうだ阿蘇山中だもん)途中のワインディングではあり得ないペースを保てるのはやはり九州ならでわ、というものでしょう(道路交通法完全抵触)。

Dsc00215 ここぞというところでTTのつもりでアクセルオンを行っても全然ダメ!3000rpm程度から踏んでみたところで思うような加速は手に入りません。というか、3000ちょぼでトルクを期待してしまう時点でスポーツカー乗り失格~(きつぱり)。TTのようなスポーティ「乗用車」でなまってしまった感覚を捨てるときがきているのです。ただ、5速とはいえ、ただのトルコンATに2・7NA、さらに1400kgの車重ではたかが知れておりますからして、やはりここはMTモウドで2なり3なりを呼び出して4-5-6000のトルクゾーンを使ってアクセルをあけてやる必要がある!

Dsc03530 TTでは4000、いや3000までで、速度が上がりすぎて、もういいや、となっていたところが、4000からだ、というクルマに乗り換えたわけでその転換はまことに新鮮でもあるわけですが、そいつを物好きにもATで操る、ってえのはある意味奥が深いです。やったことないし(爆)。

一昔前のATでしたらたしかにここはトルコンスリップその他のモンダイもあって、「痛痒」を感じるところなのでしょうが、ボクスターのステアリングに装備された+、-のスイッチのレスポンスは思いのほか良く、不満のない変速が行われるのでこれはこれでヨイ。むしろ200kmh以上でのシフトダウンやアップをフルプルーフでおこなえる(ポルシェのエンジン+ミッション破壊は大抵この速度域で行われるためヒサンですよ~・・・5に入れたつもりが3だった、というミスが大半。いうまでもなくエンジン全損。年式にも寄りますが、修理費用ざっと350万円より)メリットは計り知れない、というものです。

あとはどうやって、どのように愉しむか、というのがドライバーに課せられた課題。というわけでなかなか奥が深いティップの扱いですが、さらにこのティプトロニックには「バイザッハモード」と呼ばれる通常すぐに呼び出せる3つのシフトパターンのほかに4つ目のスペシャルが存在するらしい・・・滅多に呼び出せないその4人目(爆)とは~・・・以下痔号


加齢なる遠足(爆) ボクスター@九州グランドツーリングー11 九酔渓温泉 つれづれ

2011-10-05 18:40:24 | まち歩き

Dsc03572 それにしても九州の温泉はすごい。数もすごいが、お湯の持つパワーというのでしょうか、そのうあんまり上手くいえませんが(爆)、大地のエネルギーそのまんま、マグマで熱せられた感じというのか、そいうイキオイを文字通りハダで感じることができます。

信州も名だたる名湯には事欠かないはずで、実際お客様を方々から集める温泉が数多くあるのに、九州のこの別府ー阿蘇ー九重あたりの一帯に深入りすればするほど、信州の温泉がかすんでしまいます(個人的な印象にすぎません)・・・おもに源泉の温度かな、という気がするのですが、信州はほとんどの温泉で温度を上げるのに苦労して、場合によってはボイラーなどで加熱している場合が多いのに対して、九州は温度を下げるほうに工夫がいる。温泉そのもののパワーの違いはつかってみれば明らかで、もちろん両者とも自然の恵みでありますからして、どちらがどう、ではありませんが、遠くまでわざわざ行って、というのに納得しやすいのは九州のほうかな、とそんな印象です。

さて、こんかい「も」私のビンボー旅行ではおやすい宿を網羅してあります。九重エリアの九酔渓と呼ばれる谷ひとつ上から下までグループのお宿やドライブインを点在させて、景観を独占してしまうという非常にユニークな立地の「二匹の鬼」のなかの一軒、「つれづれ」にまたしてもチェーックイン(ふる)!

Tsurezure1_2  九州ならではの貸切風呂(家族風呂)の二毛作で、昼間には貸し切り風呂+休憩室となる離れを18時以降、宿泊可能として格安(2名まで6000円!)で売る、というアイディア賞ものの客室はもちろん24時間源泉かけ流し、というか源泉滝落し(完全意味明瞭)だぁ~。しかも6室ある離れはすべて設えが違っており、私のような常連+非常に遠くから来ている、という事情をお話いたしますと、到着時間によってはお部屋を選ぶことができます(狂喜)。今回は桶風呂のお部屋を選択(超嬉)!夜半に目覚めて、「あっ、お湯止めなきゃ・・・(爆)」と気がついて、そうか源泉滝落しだったか、と納得したりするのもまた旅情というものでしょうか(ネタが尽きず、連作ご容赦・・・以下痔号)