さて、九酔渓での源泉かけ流し、ならぬ源泉滝落し(爆)を思うさま堪能したのちには、いよいよ九州をあとにしなければなりません・・・たったの2泊ではそれこそ物足りない、ってなもんですが、そうもいっていられない。飛行機利用ならばあと一泊となるところをナミダをのむわけっすね。
後ろ髪を引かれつつも九重ー阿蘇界隈の通称「やまなみハイウエイ」をボクスターで走ります。願ってもないことに、今度は小雨模様・・・さよう、トクイチオートの車両では雨が降ったほうがクルマが安定する、というのは本当で、タイアのテクノフィットまではできていないうちのボクスターですらドライ路面よりも車両が明らかに安定するのはフシギなくらいです。「つれづれ」のチェックアウトは宿泊代金激安なだけに(爆)9時なのですが、今日は佐賀関から「九四フェリー」をつかって四国に渡る関係でむしろ好ましい。早朝だという点と通勤に使われるような環境ではないこともあって(そりゃそうだ阿蘇山中だもん)途中のワインディングではあり得ないペースを保てるのはやはり九州ならでわ、というものでしょう(道路交通法完全抵触)。
ここぞというところでTTのつもりでアクセルオンを行っても全然ダメ!3000rpm程度から踏んでみたところで思うような加速は手に入りません。というか、3000ちょぼでトルクを期待してしまう時点でスポーツカー乗り失格~(きつぱり)。TTのようなスポーティ「乗用車」でなまってしまった感覚を捨てるときがきているのです。ただ、5速とはいえ、ただのトルコンATに2・7NA、さらに1400kgの車重ではたかが知れておりますからして、やはりここはMTモウドで2なり3なりを呼び出して4-5-6000のトルクゾーンを使ってアクセルをあけてやる必要がある!
TTでは4000、いや3000までで、速度が上がりすぎて、もういいや、となっていたところが、4000からだ、というクルマに乗り換えたわけでその転換はまことに新鮮でもあるわけですが、そいつを物好きにもATで操る、ってえのはある意味奥が深いです。やったことないし(爆)。
一昔前のATでしたらたしかにここはトルコンスリップその他のモンダイもあって、「痛痒」を感じるところなのでしょうが、ボクスターのステアリングに装備された+、-のスイッチのレスポンスは思いのほか良く、不満のない変速が行われるのでこれはこれでヨイ。むしろ200kmh以上でのシフトダウンやアップをフルプルーフでおこなえる(ポルシェのエンジン+ミッション破壊は大抵この速度域で行われるためヒサンですよ~・・・5に入れたつもりが3だった、というミスが大半。いうまでもなくエンジン全損。年式にも寄りますが、修理費用ざっと350万円より)メリットは計り知れない、というものです。
あとはどうやって、どのように愉しむか、というのがドライバーに課せられた課題。というわけでなかなか奥が深いティップの扱いですが、さらにこのティプトロニックには「バイザッハモード」と呼ばれる通常すぐに呼び出せる3つのシフトパターンのほかに4つ目のスペシャルが存在するらしい・・・滅多に呼び出せないその4人目(爆)とは~・・・以下痔号