嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足(爆) ボクスター@九州グランドツーリングー13 対候性能をためす

2011-10-06 20:29:43 | うんちく・小ネタ

Dsc03547 画像はちょいと判りにくいのですが、ボクスター名物のウィンド・ディフレクター、ロードスターならでわの装備ですが、実はこの装備、あるのとないのとでは大違い。近年のニッポンの拘束道路の流れ程度でしたら、この「風除け」さえ装備しておけば、まずフルオープンのまま500km程度走ったところでなんともない。往復せよ、となっても問題ないくらいです。

Dsc03663 911みたいな仮にも4シーターである、となった場合には、リアシート上にかぶせる関係で、現行ではネットをつかった大仰な装備となるのですが、これもまたいっぺん使ったら手放せないくらいなオープン時の室内を提供してくれるので、まことに快適。

今回のグランドツーリングでは、四国に渡った直後には晴天だったのですが、淡路島に渡る頃から雲行きが怪しくなり、途中ワイパー最速か、というくらいな豪雨にも遭遇。んが、この装備のおかげで屋根開きのまま走れてしまいました。80程度でも走ってさえいれば乗員は濡れずに済むので、屋根を閉める必要などありません。加えて、986との比較でだいぶ低い位置にシートがマウントされているのと、さらにディフレクターが装着されているロールバーの高さも上げられているおかげでインテリヤのカプセル化がいちぢるしく、エアコンの温度を上げるなり、シートヒータなどをつかってやれば真冬のオープンも現実味を帯びてまいります。

Dsc03649 このディフレクター=防風板のレキシも実はすでに四半世紀。私のキヲクでは86~87当時にマツダがファミリア・カブリオレ(懐)に装備したのが世界初ではなかったか、と思うのですが、いかがでしょうか?ついで画像のRX-7カブリオレに装備。これのマイナーチェンジ版はしっかり新車を買って、6万キロほどおつきあいしたキヲクが鮮明に蘇ります(爆)・・・商品名エアロボード。30cmほどの高さを持った板を座席の後ろに立てかけるだけのシンDsc03648 プル極まりないデバイスですが、カプセル化には効く!このセブンカブリオレはバブリーな装備もウリで、フルレザーインテリヤにヘッドレストに内蔵されたスピーカや当時としてはまだ珍しかったCDデッキだとか、BBSホイール標準装備などなどカナーリ頑張ったモデルだったなあ、と今更ながらに思い出します。サスペンションブッシュのたわみを利用した4WSに似たトーコントロールなどが964ポルシェとかぶっていたのも懐かしい(爆)!

マツダが世紀の傑作、「ロードスター」を発表する2年前の出来事ですが、このモデルで培ったオープンエア方面のノウハウがさらに洗練されたカタチでロードスターに投入されているのを見るにつけ、非常にうらやましかったキヲクがございます(爆)。たしか現行ロードスターも私のボクスター同様のロールバー装備の上に透明なアクリル板を渡すディフレクター装備だったのではないでしょうか・・・いわゆる完成型か?

画像のカタログが87年当時のものですからまあざっと25年。道路環境もオープンカーの造りもそんなに劇的には変わってないな、というのが実感ですが、こうしてオープンカーを所有した以上、なにがなんでも屋根あけたる!と意地になるアホンダラ加減もまた変わらないようでございます(爆)・・・あきれつつ以下痔号。