画像は、Paul SmithのCovent Gardern店。ご本尊が出没する率が、一番高い、と言われているお店です。もしかしたら遭えるのでは、と根拠のない期待をして出向いたのですが、あいにく不在(爆)。すぐ隣がパブで、むしろそちらのほうが、遭遇率が高い、というのを店員さんから聞いたのですが、まんざら冗談でもなさそうなので、念のために覗いてみましたが(爆)やはり不可。それもそっか。月曜日の朝イチからSir Paul Smithがパブでダベってた、というのもアレですもんね。
というか、そんなことをしている場合ではございません。こんかいの旅には実はもうひとつミッションが与えられているのです。おなじみ、ファッショニスタ=koshinya師匠からのたっての依頼で、oakley の限定モデルをゲットせよ、というもの。
その名も、Mad Man!世界限定150本。私の出発が2月15日の日曜日。英国での発売は、13日の金曜日だ、というからただごとではない(爆)。
日本での発売は未定なまま。すでに上陸して、倉庫に隠されている、という情報もあるらしいのですが、いまだ不明。
oakleyの限定モデルというのは、そのほとんどが各界のセレブと有名コレクターに配られてしまい、一般向けに店頭に並ぶのはほんのわずか。そのなかでもシリアルナンバーの若い方がえらい、というから世の中わからないものです(爆)。
koshinya師匠からの事前情報によれば、Webをはじめ、どこを探しても即完売しているが、London,Covent Gardenのショップ店頭にあったぞ、という北欧からのネット間情報をもとに、ちょうどロンドンに出向く私にお鉢が回ってきた、というわけです。ぬはー、頼りねえ~!
コトの重大さをよく理解しないままに、到着の翌日。月曜日の朝一でPaddintonから地下鉄に乗って、出向きました。なにせ150本ですからね。
お店の周辺には、オサレなマーケットやショップが立ち並んでいて、朝一から賑わっています。Ladureeや、JO MALOONなどなど、こちらにも寄りたいのをこらえて、開店後まもないお店に出向いてみました。
koshinya師匠から直接手渡されたモデル名を書いた紙を店員さんに示し、こいつを探しに来たんだけど、いかがなものでしょう?と訊いた瞬間、店員の目の色が変わりますた(ちなみにものすごいイケメンでブルーアイですた)!
極東の島国からわざわざ訪ねてきた(うそ)、というのには非常に喜んでくれたのはよいのですが、あいにくと週末だけでもものすごい問い合わせで、お店への割り当てはたったの2本。うち1本は発売前に入金されてしまい、すでに某所へ旅立ったあと。残る一本にも予約、というか今日中に見に来る、という顧客のために取り置きの状態なんですよ~、というわけで、微妙な空気が流れます。
そんなやり取りをする側から電話が鳴り続けていて、他の店員が対応しているのですが、どうやらこの限定モデルに関するものな模様。
いまお客さんが来ているので、対応できませんとかなんとか言っているのが聞こえたので、そのデンワちょっと待った、こちとら極東の島からわざわざこのために出向いてきてるんぢゃないかっ、売ったんさい!カミカゼー、サムライ~、ハラキリー(一部脚色含)!!といってゴリ押ししたところが、そうですよね、やはりお店に出向いて来た人の勝ちですよね、ということで、めでたく入手させていただきました。
決済を終えてもいまだに問い合わせの電話が鳴り続けていて、どうやらマニヤの間では大騒ぎらしいのが窺い知れます。
というわけで、
ゲットいたしました。お値段による、との依頼者様からのお話だったのですが、店頭のあのフンイキですと、その場を離れた瞬間にほかにながれちゃう、というのがみえておりましたので、サングラス一本としてはとてつもないお値段ながら、ええい、ままよ、とばかり決済して一件落着させました。
ううむ、こんなに高いもの、イキオイだけで買っちゃって、いいのか~?と、一瞬不安がよぎったのですが、とにかく現場のあの空気からいったらしゃーない。
依頼者の判断は後回しで(汗)、ずっしりと重い紙袋を受け取りました。お店を出たのは10時50分。実に交渉1時間弱で、うまくこちらへと流れてまいりました。本来ならば、国際電話で本人の了解を経てから、というのが筋でしょうが、デンワ置いてきているし(間抜け)。
ここはひとまず気持ちを落ち着けて、というわけでまたしてもパブにしけ込むのでした(爆)。なんかロンドン、居心地よいわ~(爆)。
ちなみにこのmad manさま、某オークションサイトでは、すでに定価の倍近いプレミヤム付きの20万円オーバーでご落札続出の模様(驚愕ののち抜腰)。いやはや。
街角には、50mに一軒はこのようなパブがあって、なにかとつかえる。
コーヒーだったら、£2.50、ラガーや、エールでも£4~5で1パイントいけちゃいます。円ポンドのレートが悪く、安いとは言えませんが、まあこんなものか、と。せっかく来たんですし、ここはここ。いちいち円換算するのはよしにいたしました。
ほとんどのお店で無料のwifiが使えるのでさらによし。午前中からビール、なんてえのも別に珍しくはなく、私はもっぱらciderと呼ばれるリンゴの醸造酒を愉しみました。アルコール分5%前後ですが、ほんのりとりんごの甘みがあってうまい。ちょっとクセになる味っす。ブランドごとに個性ある仕立てで、楽しめます。
いつ行っても、だいたい先客がいらして思い思いに時間を過ごしているのですが、雰囲気が良いのでこんかいの旅ではまさに朝から晩まで入り浸り。
夕方から出かけて、つい飲み過ぎてしまい、晩の8時に就寝、などというゼータクなこともやらかしておりました。以下次号。