嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足 忙中閑あり? 2年ぶりに大分県竹田市長湯温泉に出向いてみる

2021-12-20 19:38:34 | 加齢なる遠足(爆)

画像は、阿蘇の大観峰と呼ばれるエリアから、久住方面を望んでおります。宿泊地の長湯温泉からこのポイントまで40分ほどなのですが、そのかん信号は4つばかり。

クルマ数台とすれ違ったかどうか、という交通密度で速度はそれこそ、CVTの良さを思うさまあじわえるレベルが続きます(ご想像ください)。

一連の施設改修工事もまだ継続中だというのに、一応の目処が立ったと勝手に解釈して(爆)、九州の長湯温泉界隈へと出向いてまいりますた(いいんかい)。

長湯温泉もどうやら客足が戻った、どころかこのような山間の温泉地はそもそもこういう非常時にこそ役割が活きるのです。活況を呈しておりました。が、それも週末のみ。

ウイークデイ、それも師走なかばでは例年通り、ひとり静かに過ごすのにはうってつけの抜群の環境が提供されています。

じつにそこを狙って、気がつけばもう15年も通っているエリアですから、数ある名温泉へも行き尽くしたかの感がございますが、まだまだあまーい。

おんせん県おおいたを名乗るだけあって、そこかしこに未チェックの温泉これでもか。

長湯のバリュースポットとくれば、こちらクアパーク長湯でございます。もちろん再訪してまいりますた。開業時に500円だった入館料が800円になっていましたが、まだまだ安すぎ。

原油高止まりの昨今、2000円くらいまで上げておかないと、今後立ち行かなくなるとニラんでおりますw。

バリューと申しますのは、このような巨大温泉アート空間を長時間、ほぼ独り占めできるからに他なりません(まじ)。

阪茂センセのアート空間に身を置いて、長湯の名泉に心ゆくまでつかれるのは世界でもここだけ。クアハウス特有の歩行浴と芹川に面した露天風呂2か所からなる構成のオトナな施設をつかいこなすハードルはここ長湯では意外に高い。

ハマれば私のように日参することになるわけですが、建築好きな温泉好きでクアハウススタイル好き、と3拍子揃ってるのはむしろ少数派wでしょうか?館内は、夕方からほぼ貸切状態で、まったくうれしいやら申し訳ないやら、経営方面、心配になるやらw。

長湯温泉には数々の名泉があって、泉質はほぼ同一ですが、浴室のそれぞれに独特の個性があって選ぶ側としてはまったく天国。

そういう中にこのようなゴーカでゼータクで、身を置くだけでなんだか自分の価値が上がったような気になるwこのような施設があるのは本当にすごいことです。

本当に良く作られましたね、と経営者さんに敬意を表しつつ、毎日通ってそれぞれ2時間ほど(!)お湯に浸かって過ごしてまいりますた(異常な長湯に思えますが、クアハウススタイルでは一般的です)。

ちなみに長湯の泉質は炭酸泉。飲泉でなくとも、すべての浴槽で源泉滝落とし中ですから、給湯口から手にとって炭酸にむせながら飲用が可能です(!)。オトナのサイダーであると申しておきましょうw。ドイツ人の温泉学者によれば、飲泉は野菜を食べることと同じだそうな。

長湯では例によって、図書館つきの全室離れを売りにしている、こちらにご厄介になり毎晩深夜までネットざんまい(あほか)。読書ざんまい。和モダンなしつらえは、年を追うごとに味わいの出るインテリアとなっており、参考になります。

ただし、冬季の暖房能力が追いついておらず、全開運転を長時間強いられるために、設備関連のヤレが目立ってきておりました。それでもセンスが良いことには変わりなく、こちらもまた尊敬に値します。

この宿の開業からは15年ほど経ちましたけれど、そのかん開業当初から通い続けて今気がつくのは、長湯は変わらないなあ、ということ。

ここがポイントで、時流に流されることなく時が止まったような印象を抱かせるのがいまとなっては宝物。といいつつ、坂の上のコンビニではちゃっかりID決済ですけどね〜(爆)。

ここが私の特等席(爆)。宿泊客は無料で入れる姉妹旅館の展望露天「貸切」風呂。夜明け前からこちらへと陣取って、あれやこれやと来し方、行く末に思いを馳せるのはまったく至福のひと時でございました(ジジむさ〜)。

変わらないのは長湯の立地だけで、人間は日々、老いてゆくもの。ですけれど、ここわキモチの問題でございます。20代で老いてしまうケースもございますw。身体の衰えはともかく(爆)、ここを成熟と捉えられるのかどうかで私が試されるのだと考えております。

今後もせいぜいあがいてみるといたしましょうw。

 

 

 

 

 

 


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