いやはや、トクイチから長野への戻り道はいくつも選択肢があります。中央道をつかうのが正規最短ルート。50kmほど高速を使って、途中から木曽路を辿る国道19号ルートが2番目。ですがペースを守るのに努力がいるパターン。通称、木曽高速と呼ばれる道ですが、深夜に限られますw。
折からの熱波で中央道をつかう正規ルートですと日没後でも30度を割らない気温ですから、今日は迷わずパス。さらに年内は一部区間で片側交互通行やってるので、帰宅時間には渋滞すらします。
トクイチの工場をでてすぐに右折をしますと、壮大な山岳ルートを選択したことになります。
東海北陸道を富山に向けて北上するルートで飛騨高山を経由して松本へと到る、日本一の山越えルートでございます。中央道ルートプラス1時間で帰宅できるのですが、途中には温泉などもあってそうは行かないしくみw。
今日のような、記念すべき日(モンダイ解決+新タイア装着記念w)の場合には、そのまま日本海に抜けてしまう本州縦貫ルートとすることもできますw。
今日は、そこまで体力が残っておりませんでしたので、高山松本ラインでございます。
ルートの特徴は、夜間だあれもいなくなること(爆)。そりゃそうです。険しくて危険な難所つづきのつづら折れを、暗くなってから越えたがるもの好きなんてそうはいませんて(爆)。
高速も連休明けの平日ですから、だあれもいやしません。80kmで流してもその3倍で流しても(ウソですよ〜)前方にクルマが見えてこないんですからこりゃサイコーw。
高速道路上で、日没を眺めながらのんびりと走り、飛騨高山に入ってからはもちろんフルオープンで流しました。思い出に残るドライブというものです。だって、この気温ですぜ(驚愕)。
日中味わった、ミストサウナ(完全意味明瞭)のほぼ半分の気温でワインディングの間じゅう推移するわけです。そりゃあカイカンですって。それに今回は天下のミシュランのN1 刻印入り新品タイアだしw。
さて、今回の整備ではティプトロニックに大きな変化が現れておりました。
ペダル類の動きに対しての反応が非常に敏感になっているのと、登り坂、下り坂への対処が細かくてびっくり。アクセルオフするだけで、4に落ちたりして、こんなのあったっけ、というのが連続して、それはそれは楽しかったです。
どうやら電気の流れの改善はこんなところまで調子を戻してくれる様子です。運転パターンの学習機能も戻ったようで、いろいろ考えながらパターンを変えて転がしていると、全部で5つあるというシフトスケジュールがどんどん変わるのが体感できます。
そんなのを楽しんでいましたら、あっちゅーまに街に降りてきてしまいましたとさw。
ううむ、名車?と思わせてくださる仕上がりでございます。長年、大切にしてきて本当によかったと思います。ですが、まだ5万キロ半ば。クルマとしての楽しみどころはここからです。
なんというか、今回の整備はリセットの印象が強いです。新たな地平、というときにはおそらくサスペンションOHの後ということになるのでしょう。
上の画像は、僕さまのサイドビュー。格納された分厚い3層構造を持つ幌の嵩張りがこの程度に抑えられているのは、フラット6エンジン搭載だからこそである、というのが納得できるショットです。
シート直後のエンジンと後輪の位置関係をご覧くださいw。これだけ近けりゃあ、キモチいいはずです(ばか)。
身近な例えで申しますと、ママチャリのカゴに重い荷物をおいて商店街をフラフラこぐの(FR)と、荷物をデイパックに詰めて背中に背負って走る(MR)のを比較するとわかりやすいかw。それでゆくと911は後輪の上の荷台に荷物を背負ってる(RR)わけで(負け惜しみかっ)。