PCSすなわち、Protect Coat System・・・愛知県一宮市の磨きヲタ、というよりも塗装面ヲタ、さらに薬剤ヲタと想像されるM氏によって開発、ビジネスモデル化された、洗車マニヤ間ではとみに有名なコーティング店です。
いまや全国にフランチャイズ展開をおこなって、非常にメジャーな存在、といいたいところながらそもそもヲタ濃度が高すぎて、シロートを寄せ付けない(爆)。仕上がりと施工の簡便さでは恐らく右に出るもののないクヲリティのはずですし、メンテナンスプログラムがコーティング施工の10分の1程度で済むほかにつねに開発の手を緩めず新型の薬剤がどんどん発表されてくる、というところからファン増殖中。かくいう私もアウディTT所有時代にはそのあまりの曲面のビミョーさから塗装面に触るのがコワくなり(爆)、思わずコーティングからメンテナンス全般をすべてお願いして、非常に良い結果を得ておりました。7万キロ走行後でもボディ表面はディーラー新車以上だったはず。雨、それも豪雨に遭ったところで、水滴がトンネル一本で飛んでいってしまうのには舌を巻いたものです。
さ て、そのPCS。ボクスターの契約から納車までひとつき以上あった関係でうずうずしながら(爆)、クルマの到着と同時にS703なる下地処理剤+HQと呼ばれるトップグレードのコーティング剤、さらにPCSクロスと呼ばれるオリジナルの不織布をつかって塗りこんでみました。もちろんぜんぶおまかせのPCSのプロ施工も考えないではなかったのですが、ボクスターのえもいわれぬ曲面ボディにはTTのアレほどの難易度はない。くわえてボディカラーホワイト!・・・したがいまして、自他共に認めるミガキヲタの私といたしましてはこんなに楽しいことをなぜに他人まかせににしなけりゃならないんだい(爆)、となりここ3ヶ月間というもの、ひたすら楽しみつつPCSのHQを塗りこんでまいりますた。
S703とHQを組み合わせて塗りこんだ場合には塗装面に無数に刻まれた(脱力)コキズが樹脂で埋まって見えなくなるのが大きな特徴。S703ではPCSいうところの「肌調整」つまりは平滑化、すなわちナノセラミックを使ったミガキが行われるのも効いてくる。そこへHQを塗り重ねてまいりますとナノダイヤ(一部意味不明)由来のブリリヤントなツヤが出ます。
TTのケースでは施工後3年目くらいからクルマが一切汚れない、というフシギな現象が現れてたまげましたが、PCSの本領も実はほんの数ヶ月程度では現れないものなのでしょう、きっと。現状ではフロントはほぼカンペキな仕上がり。リアエンドにボディ形状からくるものでしょうか?雨跡が付着するのが看取されますが、あと数ヶ月ののちにはまったくつかなくなることでしょう、多分。