画像はGT7 より。すでに旧モデルとなったケイマンGT4の3.8リットルに乗って、山岳ワインディングを攻めているところです。このコースは荒れた路面の影響と急勾配で荷重が抜けやすく、そこを意識しながらコンフォートタイアで周回いたしますと非常に勉強になる仕組みw。
トクイチオートの手が入ったGT4 の走行マナーは上品です。音とそれなりの振動はもちろんやってきますけど、路面のいなしや天井知らずのグリップ、6000rpmから始まる異次元のエンジンレスポンス、黄色いキャリパーのブレーキなどが絶妙にバランスされていて「究極のアトラクション」となっています。
スポーツエグゾーストやさまざまなギミックも搭載はされていますが、すぐに存在を忘れます。ドライビングに夢中になるからです。一連のギミックはヒマな渋滞路で遊ぶためのもので、このレベルのクルマでは4000rpmを超えたら関係ない世界。
クルマのパフォーマンスそのものが高いエンターテインメント性を帯びているのです。ものすごい高額でw高次元のお話です(爆)。
路面がうねっていたり、荒れまくった区間でもけして跳ねたりしない調教がすごい!「世界一のコンディション」はあながちウソでもありません。
加速減速ともに経験したことがないようなレベルでこなしてくださるのに、どこかフレンドリーでマイルドな印象。パワーがあっても扱いやすいし安定しきっているので、初見でも初めて乗った気がしないのはトクイチオートの全車に共通のキャラクターです。
なにより、ミシュランパイロットスポーツカップからのインフォメーションがものすごくて、路面状況が克明に伝わってくるのにびっくり。それこそGT4という上質なジャケットを羽織って峠道を散歩しているかのようです(まじ)
Dレンジ縛りで、オートマチックモードのまま振り回しておりますと、クルマ自体が学習してくださるようで、さらに寄り添ってくるのが感じられます。わざとパドルを使わずに旋回に持ち込むティプトロニックドライビングはPDKにも通用するみたい(無駄や)。
軽いブレーキングやアクセルオフでシフトダウンを呼び出す、あのテクニックです。
こりゃいいぞ〜、というのでチョーシこいて、コンソールにあるPDK SPORTS というボタンを押して流しますと、今度は低いギヤに貼り付いて、また別のクルマとなります。
クルマがふめふめいってくるせっつきモードですが、いわれるがまま踏んでいると色々と勘違いしそうになるので(爆)要注意です。
このモードは思い切り過激で、40程度からの追い越し時には2速飛ばしで1速に落ちたりして、「コアーン(排気音です)」と一瞬吠えたと同時に蹴飛ばされるような加速を披露してくださいます。
ううむ、非常にイヤーなものに乗ってしまいましたw。
オーナーのT田さん、貴重な体験とシゲキをいただき、どうもありがとうございました。タイヘンなベンキョーになりました!