うひひ、箱の表記にはこのように書かれております。珍しく読める字だ(爆)。なかには左手で書いたのですか、と突っ込みたくなるミミズ表記もあって笑えるのですが、今回はまとも。
それにしてもミュージアムカーフのiris purpleですよ!!空前絶後もよいところ。念のために訊いてみたのですが、今後のバイリクエストでもこのシリーズに採用されている色に関しては注文は2度と不可能な由。
john lobbマニアのみなさまは先刻ご承知でしょうが、このブランドでは常に30%のサーチャージを払うと、いつでも店頭でカタログを片手に、特別注文をかますことができて、気に入ったモデルを好みの色の革で仕立てたり、素材をゴージャスなエキゾチック系レザーやスウェードのそれに変更することができるのです。
こんかい私がいっさい迷わずに選んだこの紫はじつはpaul smithならでは、といってよい特別色ですが、それがまたジョンロブ名物のまだら染めを行うミュージアムカーフに、違和感なく落とし込まれているあたりにシビレて、つい動いてしまったわけです。同系色に染められた、シューツリーをはじめ、靴ひもなども効いてただ事ならぬ高級感が漂います。
このチョイスは、個人的にパープル好きだった、というのもありますが、世界的に見ても、メンズシューズにパープル、というのは例が少なく、シリーズにあるグレー(東京店で履いたときには明るめのブラウンに見えたのですが、外光に照らしますと味わい深かったです)やブルー、グリーンというのは、まだ「有り得る」。
唯一、ベルルッティあたりですと可能性あり、ですが、別段珍しくはない。
そこへゆくとエキセントリックなブランドならともかく、「あの」john lobb がムラサキ~??となって、意表を突いてくださるあたり、今風にいいますともろに「ササった」わけっすね~(汗)。
このようなプロダクツはおそらく2度と手に入らないだろうな、と湯田中の温泉につかっている最中に、ハタと気がついた瞬間に行動を起こしておりました(真鴨ともいう)。
作戦としては、このまだどちらかといえば沈んだ感じのiris purpleを若干明るめに成長させるべく、クリアー系のクリーム類でもって栄養を行き渡らせた上で、ミュージアムカーフの質感を、トゥ部分に分厚いクリアー層を形成することで強調する方向で決定(そんなにうまくゆくかな?)。
これですとハイライトがあたった場合に、ゲヒン一歩手前の凄みが出ることでしょう、多分。
以下次号。