パークハイアットというのはハイアットグループの各種ホテルのなかでも頂点に位置するブランド。この下にグランドハイアット、ハイアットリージェンシーなどなど、世界各地で展開中なわけですし、国内にも都内を中心にいくつか。が、じつはパークハイアットを名乗るのは国内ではここだけ。
映画「ロストイントランスレーション」では、見事に舞台になっておりましたが、クール、というには足りない、非常に無機質な扱いで、どちらかといえばおちょくられた扱いだったというキヲクが残っております。アメリカ人が感じるニッポンを知るのにはちょうどよい映画。
ナリタや浅草で売られている、浴衣やTシャツにプリントされた勘違いの世界である、というと近いと思われます。
得体の知れないものに囲まれて、理解しようとしないままぼんやり滞在するとこうなる、の見本ですかね。
映画そのものも、いやいやニッポンにやってきて、主体性なく滞在するだけの主人公たちをダラダラ扱っていますから、どこかけだるい空気感が表現されているのですが、そんなにイヤだったらとっとと帰れば、と言いたいのをこらえるのに苦労する映画でございますよ(爆)。
わたしなんかは、何泊もできてうらやましいなあ、程度の理解ですがなにか(だめだめ)。
とまあ、そんなけだるく扱われたパークハイアットですが、開業からの年月を考えますと驚くほど綺麗に使い込まれております。基本そのままに手直しが忍耐強く行われた結果でしょう。
ニューヨークバーとニューヨークグリルのインテリアデザインはあの小布施の「升一客殿」のそれをデザインした人物と同じである、とされていますが、たしかに!
ダークブラウン基調にハロゲンライトを多用する様式は非常に居心地がよく、都会的、ってこういうこと?と中途半端に判った気にさせてくださいます(爆)ああ、帰りたくねえなあ~(とほひめ)と思わせてくれるに十分。
戻りの中央高速、甲府盆地付近で、インパネの温度計がなんと40度を示していて、このままどこか温泉にでもよってリフレッシュしようかと考えていたのですが、湯温が42度程度なのを考えますと、瞬時に萎えましたとさ(爆)。
ちなみに同じ日に野辺山高原は26度。こうでなくっちゃね!