尖閣諸島で中国がゴリゴリと押してくる。竹島では韓国が押してくる。「大変だ、大変だ」と困り果ててはいけません。今回は日本政府も珍しく「負けないぞ」という態度で踏ん張っています。これまでは「相手が怒っているから、ここは謝れば丸く収まる。じゃあ、取りあえず謝っておきましょう」という対応を繰り返してきた。私、海外での経験が豊富ということは全然ないけれども、旅行などの経験で「日本人とは違って、大きな声で無理でもなんでもゴリ押しする人たちだなあ」「けんか腰で勢いよく話をするなあ」という感想をしばしば。電車の指定席に赤の他人が座っていても、ホテルの水道から濁り水が出ても、部屋のテレビが壊れていても、絶対に謝りませんね。「それがどうした!」と堂々たる姿勢。日本人は訪問先での挨拶も玄関で「すみませーん」、喫茶店で水をもらうときも「お姉さーん、すみませーん」で、とにかく「謝る文化」です。そのあたりも関係あるのじゃないか。
世界を見渡すと、隣の国と仲がいいというケースは、実際には、まれ。仲がいいとすれば、それは「一方が圧倒的に強い」という組み合わせだけでしょう。何らかのトラブルはありますよ。そこを本物のケンカにしないで付き合うのが国際関係というもの。そもそも「○○友好」なんて言っているのは日本人だけでしょう。役所が議員や住民のヤラセ親善訪問団を送り込んだり、わざわざ無理して修学旅行を企画したり、外交も長年にわたって「仲良しゴッコ、ゆとり外交」だった。さてさて、今後はどうしますか。生徒諸君よ、日本には色々と課題があるぞ。まずはしっかりと勉強すべし。
秋の休暇が終わって、今日から「おうみ進学プラザ・勉強の秋キャンペーン」が開幕します。台風が西の方を通過して、やっと秋晴れ。机の上の体育祭、がんばりますよ。
写真は「勉強の秋」について会議をする先生たち。さてさて何が登場するでしょうか。