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感染者数は減少傾向だが

2021年09月13日 | 日記・エッセイ・コラム
 首都圏の緊急事態宣言は、今月いっぱいまで延長された。今年に入ってから、まん延防止措置や宣言が出されていない期間はほとんどない。

 コロナウィルスの感染者数は先週からかなりな減少傾向で、首都圏では前週比で6割ほどまで落ちている。ここ千葉でも昨日9/12(日)は、久々に500人を切っている。このまま収束に向かってくれれば、それに越したことはない。が、感染症の専門家は「不自然な減り方」という人が多い。人口の半分ほどのワクチン接種率では、集団免疫の獲得による現象とは考えにくく「その要因は不明」という専門家の見方が妥当だろう。

 感染症が収まる時は、原因不明の場合が多いことは歴史が教えてくれている。古くはコレラなど、あるいは最近では、エボラ出血熱が例として挙げられる。強烈な感染力を持つウィルスでも、ある程度猖獗を極めると収束に向かう。その場合、専門家でも本当の減少した原因は分からない、という。あるいは、細菌やウィルスにも種としての生命力の衰えみたいなものがあるのか、宿主の生命を根こそぎ奪うことは細菌やウィルスの種の保存を脅かす危険があるので自然に抑制されるのか。コロナウィルス自体の感染力が以前に比べて落ちている、という専門家もいる。

 いずれにしろ、素人考えによる非現実的な楽観はやめておいた方が良いだろう。用心に越したことは無く、油断せずに過ごしたい。

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