ピアニスト・ヴォーカリストのパイントップ・パーキンス(Pinetop Perkins)は本名ジョー・ウィリー・パーキンス(Jo Willie Perkins)、1913年7月7日ミシシッピ州ベルゾーニ(Belzoni)に生まれ、2011年3月21日にテキサス州オースチンで亡くなっている。晩年まで演奏を続け、97歳で自然死したと言われている。ミュージシャンは、どうしても不規則な生活になるので体を壊しやすいが、健康を保ち天寿を全うした稀有な人だった。こういう比較が適当なのかは分からないが、何しろ、ロバート・ジョンソンが1911年の生まれなので、ほぼ同世代。そんな人が2011年まで生きて長く演奏していたのだから驚きと言うほかはない。
パーキンスは、1904年生まれのピアニストでパイントップ・スミスの弟子にあたる。スミスは1929年に亡くなっているので、そのニックネームを貰って使ったらしい。1943年頃に、ロバート・ナイトホークに誘われて彼のバンドに参加。デルタ地方やヘレナのジュークジョイントやパーティなどで演奏。ナイトホークがシカゴに行ってからは、サニーボーイ・ウィリアムソン(ライス・ミラー)と共にヘレナのラジオ番組「キング・ビスケット・タイム」でプレイ。1940年代の終わりころにはメンフィスに移動し、1950年にサン・レコードに「Pinetop's Boogie Woogie」を吹き込んでいる。その1年後にはシカゴに移動し、60年代にシカゴの主だったブルースマンと共演。そして、1969年にマディ・ウォータースのバンドに、オーテス・スパンのあとを受けて参加する。バンドへの在籍期間は約12年で、その間にヨーロッパツアーにも参加している。我が家にパーキンスの残した録音はあまりないが、あるものだけ下に紹介しておこう。
すでに、このブログでも紹介したL.C.ロビンソンのARHOOLIEのLP1062で、ジャケットの裏面。パーキンスはA面でピアノを弾いているが、1曲ソロを取り、すでに述べた「Pinetop's Boogie Woogie」が入っている。日常的に演奏を共にしているメンバーとのセッションで、ノリの良いブギウギピアノを演奏している。この曲は、パーキンスの師匠であるパイントップ・スミスのオリジナル。
さらにジャケット裏面、右上の写真を大きくとったもの。録音時の1971年8月に撮影されたものだろう。右端がパーキンス。中央で担がれているのがL.C.ロビンソン。他は、当時のマディ・ウォータースのバンドメンバーで、左から二人目がドラムスのWillie Smith、右から二人目でパーキンスの肩に手をかけているのがベースのCalvin Jones。この二人は、後に1980年頃、パーキンスのオリジナルバンドに加わることになる。
アリゲーターレーベル設立20周年記念盤オムニバスCD。パーキンスは、ブルースの名曲「Blues After Hours」を名演している。。
国内盤P-VINEのCD1804。テキサス州オースチンにあるブルース・クラブ「アントンズ」10周年を記念して、1985年7月に行われたライブアルバムのジャケットより。後ろに写っているのは、ベースのBob Strogher。
パーキンスは、1904年生まれのピアニストでパイントップ・スミスの弟子にあたる。スミスは1929年に亡くなっているので、そのニックネームを貰って使ったらしい。1943年頃に、ロバート・ナイトホークに誘われて彼のバンドに参加。デルタ地方やヘレナのジュークジョイントやパーティなどで演奏。ナイトホークがシカゴに行ってからは、サニーボーイ・ウィリアムソン(ライス・ミラー)と共にヘレナのラジオ番組「キング・ビスケット・タイム」でプレイ。1940年代の終わりころにはメンフィスに移動し、1950年にサン・レコードに「Pinetop's Boogie Woogie」を吹き込んでいる。その1年後にはシカゴに移動し、60年代にシカゴの主だったブルースマンと共演。そして、1969年にマディ・ウォータースのバンドに、オーテス・スパンのあとを受けて参加する。バンドへの在籍期間は約12年で、その間にヨーロッパツアーにも参加している。我が家にパーキンスの残した録音はあまりないが、あるものだけ下に紹介しておこう。
すでに、このブログでも紹介したL.C.ロビンソンのARHOOLIEのLP1062で、ジャケットの裏面。パーキンスはA面でピアノを弾いているが、1曲ソロを取り、すでに述べた「Pinetop's Boogie Woogie」が入っている。日常的に演奏を共にしているメンバーとのセッションで、ノリの良いブギウギピアノを演奏している。この曲は、パーキンスの師匠であるパイントップ・スミスのオリジナル。
さらにジャケット裏面、右上の写真を大きくとったもの。録音時の1971年8月に撮影されたものだろう。右端がパーキンス。中央で担がれているのがL.C.ロビンソン。他は、当時のマディ・ウォータースのバンドメンバーで、左から二人目がドラムスのWillie Smith、右から二人目でパーキンスの肩に手をかけているのがベースのCalvin Jones。この二人は、後に1980年頃、パーキンスのオリジナルバンドに加わることになる。
アリゲーターレーベル設立20周年記念盤オムニバスCD。パーキンスは、ブルースの名曲「Blues After Hours」を名演している。。
国内盤P-VINEのCD1804。テキサス州オースチンにあるブルース・クラブ「アントンズ」10周年を記念して、1985年7月に行われたライブアルバムのジャケットより。後ろに写っているのは、ベースのBob Strogher。