King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ピストンズの試合はしびれますね。

2005年05月27日 15時48分15秒 | バスケ
May 13, 2005
Conseco Fieldhouse,
Indianapolis, IN
Attendance: 18,345

FINAL 1 2 3 4 T
Pistons 11 17 17 29 74
Pacers 17 25 16 21 79

カンファレンスセミファイナルの第三戦、NHK-bshiにて日曜深夜の
放送を録画で見ました。
両者因縁の試合ですが、シーズン中もこのフレーズは繰り返されていますし、
取り立てて材料になることでもないでしょう。ただ、感情的になるとすぐ
周りの反応が強く、やりづらいのは相当やりづらいでしょう。
でもどうしてこの第三試合にこのような試合をするのか全く理解できません。
それは主にピストンズの方です。短期決戦であり、すべてを出し合って
死力を尽くすのがこのトーナメントだと思います。

それにしては、何かまだ全てを出していないいつでも俺たちはやれるという
余力というか、底力を隠している感じがします。キーポイントは、ビラップス
の外からのシュートとプリンスの中距離だと思います。これはかなりの武器なのに
この試合ほとんど見られないのです。ハミルトンのペネトレートが主武器と解説が
言っていましたが、それは違います。いくら点を多く取るのがハミルトンでも
主力はビラップスであり、プリンスなのです。彼らが機能しなければ、チームも
機能しません。この試合を7人で戦って第4Qの逆手をしてみせたこれがやりたかったのでは
ないかと私は思いました。普通点差が離れてしまった試合でも後半の第3Qに追いつかせて
一応見せ場を造り、さらに第4Qでは突き放してやはりという試合は多いです。

しかし、ずっとシュートが決まらずいいところもないピストンズが、最後になったら
急にじわじわと迫ってひっくり返してしまう、それも別に特別な感じをしたわけじゃ
無く、いままでと同じパターンで同じメンバーで本当はね、もっと早くて強いんだよと
見せているようにみえて仕方ありませんでした。それが、プリンスもビラップスもいつもの
シュートをみせずにやってみせたところがミソなんだと思います。ハミルトンがファウルアウト
して最後こそ逆転して終わりましたが、何か違うスイッチを入れたら勝利も手にしていた
そんなところがみえます。それはベンチメンバーをたった2人しか使わなかったことや
ホームコートでないことや色々な要因があると思います。

フォースターがこの日は大絶賛されていました。控え登場時に大声援が沸いたのが
ファンにも絶賛された玄人好みのディフェンシブ選手の人気に観客のバスケレベルの
高さを感じます。このフォースターは私の知っている人に顔が似ていて前から注目の
選手でした。控えのセンターというと盛りが過ぎた有名選手とかパワー不足で短期間
しか動けない選手が多いですが、控えで先発より長くでて活躍してしまう選手は珍しい
です。この日はポラードがほんの少し出てきましたが、ほんとに控えのセンターという
感じでいいところありませんでした。キングスの時から目立つ存在でしたが、プレーは
だんだん目立たなくなっています。ミラーも以前のようなシュートの切れが無くなって
来ています。動き回る速度や頻度はかつてと同じようにいつもロールを繰り返し外から
フェイダウェイや3Pを放ちますが、かつて鬼のように得点してミラータイムと呼ばれた片鱗が
見られません。やはり、今季限りということですね。

結局ピストンズがファイナルに進出するのですが、これから先は本当に楽しみな試合ばかり
です。

コメント
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