King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

やり残した事

2005年05月25日 23時08分25秒 | スキー
先週は観光旅行のようなスキーでした。そして、日を過ごすうちに
このままシーズンを終えてはいけない感じがしました。それは、
その時にとってもらったビデオや写真から今シーズン残した写真を
見ているうちに昨年のスクールで撮ったビデオのコブを滑るシーンと
全然進歩がなく、人のすべりに較べると余計な仕草が映っています。
それはなんなのか、それをなくすまで行かなくてもそれを知り、正す
一助にしたいと考えました。

当初は、行ったことのない奥只見に行こうと考えました。しかし、22に終了
していました。アライも同じです。ということは、かぐらしかありません。
あの滑り出しまでに一時間掛かる真っ黒の雪のかぐらに行かなくてはなりません。
そして、あの馬鹿高でまずーなゲレ食も食さなくてはならないでしょう。
さて、行くに際していつもの7時ではまた所々で渋滞の上、状態の悪い時間しか
滑れません。そして滑り出しは11時です。つまりめしを食う前にせいぜい4本しか
滑れず、午後の貼り付くような雪しか滑れないことになります。それで、前回の
横手山に行った時間に出発しました。6時にうちを出て高速は湯沢まで行きました。
これはどうせまだトンネル工事をやっているでしょうから三国トンネルと二居
トンネルは避けることにしたのです。

これで、8時45分のケーブルに乗れました。9時20分には一本目が滑れました。
それにしても滑らない雪でした。前回かぐらに来た時に較べると半分の人です。
そして、繰り返しコブをすべるモーグラーもいなくて、うまい連中もやっと
あきらめたという感じです。ジャイアントもテクニカルも封鎖になっていました。
それでもあきらめきれないように、所々にコブが作られていました。ペアリフト
したはコブがあるのですが、一番左のコブは私には細かすぎて最後まで合わせられず
飛び出してしまいます。真ん中は一番揃っているのですが、ボーダーが滑って
リズムがおかしくなって変なコブにどんどん変わり、所々ブッシュがでているという
状態です。雪の解ける速度がお昼には音を立てて河をなし、ゲレンデに雪解けの河が
何本もできる状態でした。午前中だけで帰った人も多かったようです。

私は調子が上がってきたものの午前中ではまだ課題を全て解き終わらず、まず
コブはどう滑っていたかの実演から入りました。スクールのいつものアベック
インストラクターのチームが来てコブを教え始めました。それがいるおかげで
コブに大渋滞ができ、あまつさえスクールをただ聞きしている不心得物もいます。
やっている内容は、こぶのビデオにあるようにコブをずらしてゆっくり降りるという
初心者導入の滑りです。でもこの時に思ったのですが、私もかぐらのスクールに
入った事があり、その時は生徒ふたりで講師はおじさんが一人で普段は、浦佐の
スクールにいると言っていました。その講師はひどいことに30分はしょって終わりに
してしまったのです。そのときの言い草がふたりだからプライベートレッスンと
変わらないので時間を短縮するといいました。

そんな内容だったろうか。二度とかぐらのスクールなんか入るもんかと思いました。
しかし、この男女ペアのインストラクターのスクールは、実は入ってみたいなと
思わせるものがあります。教え方も熱心ですし、あのスクールに入ればコブは滑れる
と思わせるものがあります。今日は生徒4人くらいにふたりで教えていました。ちょっと
うらやましい。それで、お昼にこちらが休みに行くときにもまだやっていました。
きっちり2時間以上やったのでしょう。私が入ったスクールと別なのでしょうか。
それで、三度目のぶたしゃぶを食べようといつものゲレ食に行くと15日で終わって
いて、和田小屋に行けとあります。昔和田小屋でけんちんうどんを食べて二度と
行かないと思った経験があります。しかし、もうここしかやってないので仕方が
ありません。食券を買う時にああやっぱり、いつものあきらめてぶたしゃぶがとても
正しい食事に思えるほど馬鹿だかなメニューでした。かぐら定食1800円鮭親子丼1500円
ソースカツどん1400円けんちんうどん1000円これは苗場プリンスの昼より高いです。

ここは山小屋だから食器は自分で片付けろと壁に書かれています。そうか、山小屋だからな。
こんな値段でもいいのか。そんなわけない。今の時代に逆行しています。今は顧客満足の
時代であり、デフレの時代です。何人も白衣を着て働いていますが、出てくるものが
まかない食よりひどいものなのにどんな職人が必要でしょう。経営サイドの猛省を
促します。私は、鮭親子丼を頼みましたが、フレークの鮭にいくらが乗っているだけという
高校生のバイトでも作れるものです。それにインスタントのようなトン汁と中国から
来たような既製品の漬物に笹団子。この笹団子は見た事がありますよ。前は食べも
しなかったなあ。それでも食べ終わり、コーヒー350円を飲み。ここが禁煙になった事に
気づきそういや外には大勢弁当持参がテーブルで食事していたのはこの馬鹿高まずー料理
を知っていて回避したからかあと改めて思い当たりました。それでも、山小屋だから。
他の客がやるようにお客が少ないのをいいことに横になって仮眠しました。山小屋だから
横になって休む料金も含まれているんだよ、と勝手に解釈して。

誰にも文句言われることなく、30分ほど仮眠した後に横になって休めての料金込みなら
悪くないかと勝手に思って午後の部を開始ししました。でも多分二度と和田小屋は
行かないでしょう。午後になり融ける速度が増す中雪はコブを中心にどんどんなくなり、
土や草や木が出てきました。そして課題にも近づけました。午前中はスピードが増して
どうしてもコブの最深部にそって進めませんでしたが、午後は、スピードを殺す方法が
見つかりました。今までコブの頭でひざを曲げて吸収することばかり考えていましたが、
それでも吸収するより飛び出す感じのほうが強く、それよりコブの底でひざを曲げて
エッジングした方がスピードがのろくなります。これはリフトの上からアベックスクールを
観察して解ったことです。それと後は気合でとにかく低く構えて前の板を踏みつけて
圧を加えてスピードを殺すしかないと解りました。下手にコブの頭でエッジを立てたり
のぼりでエッジを立てて次の行動をとろうとすると加速してしまいます。

モーグラーの滑りを見ているとばたばたといちいちコブを叩いているような板捌きです。
それを板を踏みつけて真似てみることと人にない動作の検証はだいたいできました。
人にない動作が出るのは、空中で体の切り替えや次の動作を作ってしまうから見られると
いうことです。全て板を雪面につけてゆっくり板をまわせば、私の独特のポーズも消えました。
これがトップシーズンでも普通にできるか疑問ですが、一応課題にけりはつけられました。
安心してインラインに移行できます。今日は早く出てきたので、3時に上がることに
しました。これ以上やっても板に傷を増やすだけになりそうでしたから。もちろん
帰りはかぐらゴンドラで帰りました。ゴンドラからは新緑や多くの花が咲いているのが
見えます。なかでももくれんのような花が目を引きました。誰がこんな場所にもくれんを
植えたのかと思いましたが、沢山咲いている花は全て野生のものです。もくれんに似た木は
タムシバというものでした。ゴンドラの中に写真と名前がありました。いい配慮です。
ついでに周りに見える山の名前も置いておいてもらえばうれしいです。そんな話を同乗した
人としながら山を降りました。皆今年は雪が多いと言ってましたが、私がスキーを始めた当初は
こんなのは普通で6月の頭までやる年もあったと記憶しております。

それでも各地で閉まってしまう中平日もやってくれたことには感謝いたします。昨年のような
土日だけ営業では私はこれません。それにバス輸送でなくて帰れたのもよかったです。この週末
はどうなるか解りませんが、皆さんも無事シーズンを終えられますようお祈り申しております。
帰りは、いつもより早いし急ぐたびでもないので宿場の湯に入りサウナとジャグジーを楽しみ、
月夜野から帰りました。トンネル工事はやはりやっていました。お土産は温泉で買った山菜です。
先週の草津にも売っていたのですが、買いそびれたので今回はしっかり買いました。あぶらこし
という山菜です。関東ではあまり採りませんが、新潟や群馬は盛んのようです。埼玉県の山にも
生えているようです。山菜なんてしばらく採りに行ってないです。
コメント
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