ホーネッツ対ジャズ

2008/FEB/29
Team　　　　　1　　　　2　　　　3　　　　4　　　　T
Jazz 　　　　　15　　　30　　　　32　　　21　　　98
Hornets　　　　38　　　20　　　　27　　　25　　110
Arena:New Orleans Arena, New Orleans, LA
Officials: #15 Bennett Salvatore , #22 Bill Spooner , #56 Mark Ayotte
Attendance:17,445
Duration: 2:24

このゲームは最初に大きく差が開いてしまいスターターも
全員引っ込んだことから、これはもう勝負あったということ
で、それでも形を整えて最後まで見せるように調整が
入り、いずれにしろもう見るのに値するプレイはないのではと
思いました。

しかし、はっきりと目に見える手抜きのようなプレーもなく
いつの間にかゲームは一桁台の点差にまでつまり、だんだん
盛り上がってきました。ホーネッツは、ストヤコビッチにチャンドラー
、クリスポールとバリバリのトップスターというほどの選手はいない
が、ポールやウエストは若きスタートして売り出し中の選手であり
超絶技巧の個人技を楽しむというより、スターの開花する
過程を見守るような時期のような未来を予感しつつ見る
チームという印象です。

それに対するジャズも古くから現在のスタイルを踏襲する
独特のチームカラーとやっとチームの核が育ったトップクラスでは
ないもののプレーオフには出れるというチームでしょう。
そんなチーム同士で、どちらもインサイドに切れ込む力の
あるポイントガードが注目されていました。しかし、ジャズは
極端に外角からのシュートの少ないチームで、インサイドに
切れ込むというより、インサイドに勝機を求めそのための
チームオフェンスを展開します。

そのセットを崩されてしまうと時に大崩もあり、外からの
シュートに頼らないから確実にイーブンの殴り合いのような
試合になることもあります。何年か前はブーザー次第という
ところもあったのですが、ブーザーの力も安定して実績を
残すようになるとやはりゲームを組み立てるポイントガード
が注目されて今シーズンはそれに答える力のある選手が
出てきたということなのでしょう。

それでももうちょっと使えるビックマンがいれば、ジャズの試みも
いいと思います。それといつも思うのはもっと外角でシュートを
打っても別にスタイルを崩したことにはならないということです。