King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ベルリンフィルと雨の日と

2008年03月20日 23時43分55秒 | 日々のこと
昨日に引き続き1日雨の祝日でした。
こんな日は、全てをさぼり家でグダグダします。
昨日に引き続きジムに行くという案もありましたが、
ただ黙々と自転車を30分をこぐのを二日続けるのは
どうも精神衛生上よくありません。他にやること
ないというわけではありませんが、とにかくいちにち
何もしないことになりました。

金曜からまたスキーに行くという案もありましたが、
土曜日にバスケットの練習会があり、それに参加して
みようかと思っていたので、今月はスキーに行かない
かも知れません。

今週末は、どこのスキー場でも駆け込みのように最後の
検定をやるようです。昨日の時点では週末もまた天気が
崩れるという予報でしたし、まさかまた検定を受ける
という気にもならないと思いワックスもかけませんでした。
ところが、今日一日グダグダしてスキー雑誌をみていた
ら、まだ自分のすべりで正当に評価されていないという
思いが沸き起こり、これはやってみる価値があるのではと
いう気がしてきました。

危うく直ぐに荷物をまとめて明日の朝からスキーに旅立とう
としていました。検定が最後の目標でもなく、今シーズン
の課題でもない事を思い出しようやく思いとどまりますが、
何か諸々やりきれないものも胸に去来して、午後はまたまた
出かけることもなく、ずっとNHKのベルリンフィルの番組を
見ていました。

特に最後の小澤征爾によるチャイコフスキー『悲愴』は
特にすばらしく、カラヤンを意識したまさにカラヤンを偲ぶ
カラヤンにささげる演奏でした。それはただカラヤンのベルリン
フィルの再現ではなく、自分たちはここまで出せるという意識
にあふれた渾身の指揮であり、健在ぶりも示しました。
小澤征爾氏は最近テレビで居酒屋みたいなところで対談して
いるのを観た事があり、世界の小澤というイメージとはかけ
離れた普通の人だったのでびっくりしたのです。

それまでは、とにかくその芸術性とか芸術家としての個性を
色々ドキュメントなどで見ていたので、何だ普通のおっさん
だったのかというほど天から地へ降りた人だったのです。
しかし、また今回世界の小澤と天に昇った人のように感じ
ました。すごい人とはああいうものなんだなあという、
新たなイメージも持ちました。

後は、ひたすら読みかけの本を読んで1日終わりです。
昨年の暮れから旅行のお供をした数々の本のことなど
そのうちにまとめて書きたいと思います。まだ積んだままの
本も何冊もあります。ネットで買ってやっと手に届いても
手にしただけで安心しているものもあります。そして
最後に、今年の正月に日経の一面に沈む国という囲み記事
を読んだ時に今の状況を予測しなかったのか静かに後悔
するのでした。
コメント
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