昨日のNHKで『ブレードランナー』をやっていました。
この映画は何度もディレクターズカットやらリメイク
やらで上映されていましたが、今回のは2007年の
ファイナルカットだといいます。
私は、原作の電気羊の夢を見るかというSFをずっと
気になりかなり探して読んだ記憶があります。
ただし、その内容はなんかのセールスマンだか修理工
が高価な羊は買う事が出来ず、せいぜい買えても
電気羊をペットにするのが関の山というような内容
だと思いました。
それがなんで賞金稼ぎが出てくる日本ともロサン
ゼルスとも見える不思議な未来都市でアンドロイド退治
をする映画になったのでしょう。
昔見た『ブレードランナー』は見た映画館も記憶に
ありますし、かなり感動してみた記憶もあります。
しかし、画面から伝わるものがあの圧倒する未来の
絵が2019年の設定でもうすぐの未来であり、酸性雨が
降りしきるネオンサインにはゴルフ日品などの間違った
日本語が溢れる様は当時は強烈な未来でした。
今は酸性雨より、CO2と温暖化であり、日本より中国
が世界的に幅を利かせておりと21世紀に生きる我々には
また違った違和感があります。
昨日のグーグーだって猫であるに通じるものもありました。
社長に会う為に使うエンジニアは25歳なのに顔はしわだらけ
という早老化症候群だったのです。
グーグーでは主人公が最後に描く漫画の主人公が
この病気になるのですが、それは猫が人間の三倍の
早さで生きていることに由来します。
ブレードランナーにはグーグーと同じく命をテーマにし
人造と天然の命の差とか色々考えさせます。
最初見たときの年齢と経験を経てまた見て見ると
違ったものも見えてくるし、考えも変わっています。
ただ、このファイナルカットはいまさら作る必要が
あったのかというのが率直な感想です。
以前のディレクターズカットのときにデッカードも
実はレプリカントであるという話があったが、この
版では元に戻ってしまっているようです。
それでも、父親殺しとか色々なテーマや映画のオマージュ
などがあり、美術もデッカードの家のデザインや
タイレル社とかいろんな影響を見る事が出来ます。
日本の攻殻機動隊の続編『イノセンス』なんかの世界観も
ブレードランナーだろうと思われます。
丁度『ねじまき少女』を読み終わったばかりでなにやら
色々な符丁が重なる不思議な感じを受けています。
ずっと暗い雨のシーンから最後にデッカードが都会を脱出
して走る郊外は晴れのドライブシーンであり、色々回想が
流れ、最後の戦いの時の回想が語られるのですがこれが
今回全くカットになって全体に間延びした感じとバンゲリス
の音楽が強調されたものになっています。
最後のシーンのカットはいただけません。
より原作のイメージを強くしたというのは感じました。
デッカードが呼び出されたところが警察というより、
探偵事務所の雰囲気だったり、やたらと酒とタバコが
出てきたり。
これらは逆に陳腐なSFになった感じが強くなってますが。
この映画は何度もディレクターズカットやらリメイク
やらで上映されていましたが、今回のは2007年の
ファイナルカットだといいます。
私は、原作の電気羊の夢を見るかというSFをずっと
気になりかなり探して読んだ記憶があります。
ただし、その内容はなんかのセールスマンだか修理工
が高価な羊は買う事が出来ず、せいぜい買えても
電気羊をペットにするのが関の山というような内容
だと思いました。
それがなんで賞金稼ぎが出てくる日本ともロサン
ゼルスとも見える不思議な未来都市でアンドロイド退治
をする映画になったのでしょう。
昔見た『ブレードランナー』は見た映画館も記憶に
ありますし、かなり感動してみた記憶もあります。
しかし、画面から伝わるものがあの圧倒する未来の
絵が2019年の設定でもうすぐの未来であり、酸性雨が
降りしきるネオンサインにはゴルフ日品などの間違った
日本語が溢れる様は当時は強烈な未来でした。
今は酸性雨より、CO2と温暖化であり、日本より中国
が世界的に幅を利かせておりと21世紀に生きる我々には
また違った違和感があります。
昨日のグーグーだって猫であるに通じるものもありました。
社長に会う為に使うエンジニアは25歳なのに顔はしわだらけ
という早老化症候群だったのです。
グーグーでは主人公が最後に描く漫画の主人公が
この病気になるのですが、それは猫が人間の三倍の
早さで生きていることに由来します。
ブレードランナーにはグーグーと同じく命をテーマにし
人造と天然の命の差とか色々考えさせます。
最初見たときの年齢と経験を経てまた見て見ると
違ったものも見えてくるし、考えも変わっています。
ただ、このファイナルカットはいまさら作る必要が
あったのかというのが率直な感想です。
以前のディレクターズカットのときにデッカードも
実はレプリカントであるという話があったが、この
版では元に戻ってしまっているようです。
それでも、父親殺しとか色々なテーマや映画のオマージュ
などがあり、美術もデッカードの家のデザインや
タイレル社とかいろんな影響を見る事が出来ます。
日本の攻殻機動隊の続編『イノセンス』なんかの世界観も
ブレードランナーだろうと思われます。
丁度『ねじまき少女』を読み終わったばかりでなにやら
色々な符丁が重なる不思議な感じを受けています。
ずっと暗い雨のシーンから最後にデッカードが都会を脱出
して走る郊外は晴れのドライブシーンであり、色々回想が
流れ、最後の戦いの時の回想が語られるのですがこれが
今回全くカットになって全体に間延びした感じとバンゲリス
の音楽が強調されたものになっています。
最後のシーンのカットはいただけません。
より原作のイメージを強くしたというのは感じました。
デッカードが呼び出されたところが警察というより、
探偵事務所の雰囲気だったり、やたらと酒とタバコが
出てきたり。
これらは逆に陳腐なSFになった感じが強くなってますが。