King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

秋は珈琲カップの湯気に触れて

2011年11月06日 00時35分10秒 | 珈琲


先月のブレンド『林檎』に何を込めどんな主張を
したのか、これまたまた説明をしないと今月の
ブレンドを表現するのに苦労すると言う厄介な
ストーリーを持ってしまいました。

『林檎』は人気があったし、それだけ強い印象と
インパクトを与えたはずです。

でも、だからと言って今月は『月映え』といっても
今度は何なのとすんなりと理解を得られないよう
なのです。

私が説明したかった事は、前の林檎の香り味を
強く印象付けた人なら今度のブレンドも一口飲んで
なるほどこう来たわけねとなるのです。

だから一番いいのは、試飲してもらえばいいのですが、
皆さん新しい豆とか高い豆とか点数の高い豆を飲み
たがる傾向があるようです。

説明を楽しむお客さんがいないわけでもなく、命名
の由来からじっくりストーリーを聞き、なぜそう
なったか、なぜそういう気持ちと味香りが狙いなのか
とかそれも楽しいのでしょうが、十分に聞く人は
少ないのです。

今月のブレンドはと言う説明に入る前に、じゃあそれ。

そうなっています。

これは信頼の今月の味なのか。

私の説明を拒む言葉としてのオーダーなのか。

あまり先回りしないほうがいいのかもしれません。

秋はもっと深くなるから。
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