最近のニュースで聞くことの全て何かに
つき進んでいるかのごとく、氷の坂道のように
危険なものに感じます。
タイの洪水。ギリシャのデフォルト前夜。
G20での野田首相の発言。
ギリシャの次は、イタリア。イタリアがIMFの監視下に。
ギリシャの債務などイタリアの債務にに比べたら
微々たるもので、それを引き金に全体の屋台骨を
揺らがせたとしたら、なんとも管理能力のない
ことなのでしょう。
そもそもG20の意味も成果も今回はみられません。
ただギリシャに混乱と無能振りを世界に示し、
ユーロ全体の力もそもそもそんな通貨だったかと
思わせただけです。
そんな会議に出てまた消費税の10%増税を国際公約
したという首相の発言はピンボケ振りを振りまいた
だけでなく、こいつはギリシャ以上かもと国民に
思わせたでしょう。
日本が議題にし、世界に訴えるべきは、なぜ日本だけ
通貨高を押し付けられるのかと言うことにつきます。
またぞろ金は持っているから単独でも市場介入して
見せた日本ですが、そんなことより各国の金融首脳に
連絡をとり市場を監視し、行きすぎた円高を是正する
国際的コンセンサスを得るなどの努力がされたので
しょうか。
日本はいつも蚊帳の外で、国際的にピンボケでと
いうのは、言葉の問題や情報力の差だけでなく、
問題を解決しようと言う姿勢が国内同様無いだけ
なのかもしれません。
こんな未曾有の危機的な状況でも、もたもたとなにも
決められず、何も解決しようとせず、官僚のいいなり
と起きていることは唖然とするような事ばかりです。
せめて日本はギリシャ以下、イタリア以下ではない所
を見せて欲しいものです。