King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

バブルふたたび

2012年07月02日 00時39分23秒 | 珈琲
最近のコーヒーの値段の動向で言われることは
高級品と一般品の住み分けとロブスタ種の値上げ。

コメの値段や高級品の品不足と高騰、低価格米の不足と
昔バブルの時に起きた事件と似たようなことがコーヒーの
世界でも起きているのです。

つまりは、世はバブルの最終末局面に遭遇しているかの
ようです。

そして、コメの品不足が今また起きています。

これは経済問題より、福島の原発事故によるものだと
いいますが、それだけでもないようです。

しかし、政府には備蓄米というのがあり、災害時や
気候急変に対応する為に主食の備蓄をしています。

市場で品不足だとか備蓄米の放出を望む声があっても
現実にコメがないとかスーパーの棚に空きが目立つという
実感もないのになぜ商社や新聞にコメ不足を憂う声が出て
いるのでしょうか。

日本はコメが余剰になり、青田刈りとか減反政策とか
市場に寄らない価格関与が常に起き、市場のバランスにより
生産や価格が調整されることより政府の思惑とか政党の
票対策に蹂躙されてきました。

リーマンショックにより、日本の土地神話や投資状況から
起きたバブル経済より、世界のバブルの性質の悪さを
実感したわけですが、世界はまだその余波が収まらず、
ユーロ信用不安となって世界を揺るがしています。

ちょっと前まで、新興国がリード役となって世界経済を
引っ張っていくというシナリオもブラジルレアルの暴落で
その腰を砕いた格好になり、景気のいい話はどこにも
なくなりました。

それでずっと景気の悪い日本の円がまた買われたり、
財政規律が一番怪しい国ながら円は未だ安全と思われ
るなど世界の混迷の深さをうかがわせています。

珈琲の値段では、味と値段が比例していれば問題
ないのですが、どういうわけか200g1000円でも
ブランドコーヒーよりうまいものがいくらもあるので
始末に困ります。

高くてうまい珈琲を売るのが商売としては当然の
方法であり、利潤を上げるのが企業とすれば、少しでも
利のある方に流れるのが道理です。

でも、ついこれ飲んでみてと私が感じたことを知って
もらいたいと試飲を勧めてしまいます。

今年のアイスの研究も普段喫茶店で飲む真っ黒で
胸焼けさえ催すようなのにクリームとシロップを
どぼどほと入れて飲む方にも、スーパーで1リットル
100円のパックを愛用する人にもアイスコーヒーは
苦いものと思っている方や普段アイスは飲まない方にまで
これはどうでしょうと示せるものができました。

今まではそんな方にもこんなものがありますと
水出し珈琲を勧めていました。

これには色が薄い、苦くないといった弱点が
ありました。

しかし、珈琲のうまみ、コク、香りがアイスで
も楽しめることを教えてくれます。

それでもこれを作るのにかかる手間や弱点に
納得できない方もおやと思わせるために作った
今年のブレンドはぜひ味わっていただきたい
仕上がりです。
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