King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

深煎りでしょ

2012年07月13日 09時24分18秒 | 珈琲
今日もじとっと暑い日です。

最近の天気予報では激しい運動は取りやめてください
などという熱中症予報までしてくれます。

そういえば、最近あれほどいた夜走る人が全ていなく
なりました。

今週に入りひとりも走っている人に出会いません。

散歩というかウォーキングの人は何人かいますが、
はっきり言って、それは運動にはなっていませんよ。

もし運動のため歩くのなら一時間以上歩かないと
ならないし、サイクリングらなら30分以上続けないと
目立った効果はないはずです。

でも歩いている側の意見を聞くととても前向きな発言
ばかりで、さまざまな理論武装をしているようです。

前向きなのはいいですよね。

そういうそこそこ頑張る人をみんなあてにして何やら
激しく頑張らないけどとりあえずやってみたを期待
した政策なり、政治行動なり世間の動きを感じます。

この時期、珈琲の需要が落ち込むのを防ぐキーワード
として業界内でよく言われるのが苦みです。

エスプレッソとか世間が騒ぐほど売れているのか疑問
ですが、そんなに苦味とは癖になるものなのでしょうか。

とはいえ当店でも今の時期深煎りの豆が多くなり、
その反対の豆も焼いて選べるようにしましたが、深く
したからと言って一番先に感じるのは苦みではなく、
甘味であることを考えるとその反対の豆は何が
最初に来るのかというと酸味であり甘味となり、
となればこの時期苦みをテーマとしなくても
いいのではとなります。

昨日立川談志のドキュメントを見ていたら、やたらと
高いものを買うやつにろくなもんはいねえというセリフが
ありました。

よくお茶や珈琲をを淹れてもらう時にうちはお茶(珈琲)だけは
高いのを使っているからというセリフとともに出してもらうこと
があります。

いい茶葉や豆を使い、こういうものには少しの贅沢をして
もてなしているというアピールなのでしょうが、高いと
いうフレーズは使われてもうまいお茶や珈琲を淹れている
とはいう人はいませんでした。

こういうお茶を呼ばれるときに素人で特に感想を求める
人ほど論評の必要なレベルでないことが常道で、何気
なく淹れているお茶や珈琲がおいしいうちは極稀に
あったりしますが、そういう方はうちの珈琲はうまい
でしょうとか違いが解りますかなんて言いません。

でもお客さん用にいつもよりいい豆を使ったという
心遣いはありがたいものです。

お客さんも来ませんが自分用に深煎りの豆でまったり
します。
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