King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

セミ復活

2012年07月23日 10時19分06秒 | 珈琲
ミンミンゼミが鳴き始めました。

これが鳴き出すと本当にうるさいという感じ。

それに暑さも二割増しになります。

ですが、まだ今朝は涼しい感じの日です。

これが走ったり運動すると途端にじとっと
暑さを感じるのはやはり夏ということなの
でしょう。

今までのさわやかな汗なんてのでなく、汗の
層になります。

この季節に深い苦みを好むのか、さっぱりとした
酸味を欲するのかこれは珈琲通でも別れるところ
です。

その両方の欲求に応え得るのがモカということに
なるのですが、これは最初にモカと言ってしまうと
いやモカは結構と断れるのでなんかチョコレートぼっい
名前にして売るという方法を取られます。

ですから、夏でも正々堂々モカをくれと言ってくる
方は相当の通です。

結構珈琲を飲みつけている方でも、夏場にモカの
酸味が苦痛だいいます。

だったらこれですよという中米あたりの豆を勧める
のが通常のコーヒー屋さんです。

なぜこんなことを書いているかというと今まだ
モカマタリNO9と格闘しているからです。

これはうまいのかまずいのかどういれたらいいのか
ずっとやっています。

下手に値付けして格安のモカと受け取られたくないし、
アイスの味付けなんてのもつまらないし、もっと
ベストなポジションと煎りどころがあるのではと
繰り返し研究対象になっています。

しかし、味というのは面白いもので、こうなったら
おいしいとかこういうものをうまいという定義が
はっきりとないのに誰もが納得する味というのは
確かに存在していて、日本食のうまみというのは
まさにそんな存在の味です。

そんな味にまつわる枕詞はこだわってという言葉です。

言葉から観察するとこれは言訳であり、商売である
以上求められるものを売るのが本筋であり、自分の
こだわりなど商売にならないのです。

商人はより多くの需要と供給しかもとめないので、
いいものだけが生き残っていくとか求められていく
なんて言うのも幻想にすぎません。

流行りのカフェの飲み物メニューやチェーン店の
売っているものを見ればそれはよく解ります。

そんなところから零れ落ちてくる人たちに私は
珈琲の味を語りかけるだけです。

最近自分で淹れてもうまくはいるようになったという
お客様が増えています。

ということはもっともっと試飲者を増やして
珈琲のファンを獲得することだと思います。
コメント
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