今年の本白根の噴火にいつも行っていた本白根の壁も
滑れなくなり、その喪失感は大きく今後どこへ滑りに行ったらいいのか
というのはしばしば考える大きな問題でした。
よくスキーのHPなどにある名物コースとか難コースとか一度は滑ってみたい
コースというのがありますが、誰も草津の本白根の壁を上げる人はいません。
毎年閉鎖になるスキー場が後を絶たない現状に面白さや名物となるものも
段々と少なくなる感じです。
どこのスキー場でもロープウェイに乗り山頂に着くと一番の尾根に下山コースの
なだらかなコースというのがあります。これなども新雪が降り積もった直後は
かなりの難度となり特にねじれていたり、狭くなっているところなどを持つ
下山コースは新雪が積もりたてはとてつもなく面白いのです。
しかし、それはシーズンにおいて一度当たるかどうかというのが普通でいつでも
新雪が滑れるというのはなかなかないのです。そこで人はコース外にでるということに
なるのですが、安全にコース外が滑れるスキー場もあれば簡単に遭難してしまう
スキー場もあります。
最近は、積極的にパウダーコースとして非圧雪の谷間のコースとか滑らせるようになっては
いますが、それが楽しいかというと全てが満足のコースというとそうでもありません。
草津という温泉と本白根の壁という組み合わせはもう望むべくもなく、いくら
考えてもアクセスが良く、心地の良いところというのはみつかりません。
それでも人があまり来なくて一度は行きたいというところはまだ残っていて
行ったことのないゲレンデもまだまだあるのです。
草津のように誰もが知っているありふれた面白みに欠けるスキー場でさえ
実は誰も気づかぬ心地よさを持っていたりするのです。
そんな人知れずの喜びにあふれているのに日々のことにかかずり
あって気が付かないというのを知るだけで新しい世界も開けてくると
いうものです。
最近、雨模様のすっきりしないじめじめ感が増していますが、こんな
季節にも飲むべき珈琲があり、その一杯に曇り空さえここちよくなる
効果さえあります。
心地よいのにあなたが知らないだけというこの世の中の常に心して
コロンビアを今朝は楽しみました。
タンザニアスノートップやアララなどまだまだ今飲むべき珈琲は
あります。