King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

豆の香りといっても

2018年05月19日 10時19分32秒 | 珈琲

昨日は配達の都合もあり、余り距離を走ることができませんでした。

最近は、スピードが出なくなっているのでやるべきことは流しと呼ばれる

スプリント系の練習です。これは部活でやるダッシュなのですが、だらだらと走るのに

慣れ切ってしまうと元のスムーズな筋力と反発力を効率よく使いスピードに乗って走る

ことになかなか切り替わりません。そのためにもペース走とか本来の走りに切り替える

行動は必要です。

 

最近のマンデリンを巡る各社の行動はなぜという言葉を持ってもあまりに謎の多い

ものとなっています。

不作を伝えられたのはもう春も早いころです。

不作なのに安売りして在庫を減らすような動きがみられます。

つまり今後入ってくる豆の質が悪いと今の在庫が負担になるとでも思ったのか

そもそも入荷しないとも言われ欠品になるかもしれないとまで言われているのに

今の在庫を安売りしてしまうというのはどうも怪しいと言わざわるを得ず、だぶついている

上位品種の処理のため今後のマンデリン不足をあえて受け入れるということなのかどうか。

まあそんなことを思いつつ、豆の香りについてふと思ったのですが、当店ではもうすでに敷地に

立ち入ると豆の焼ける匂いがしますが、さてこの豆の焼ける匂いとか珈琲の匂いとかはどのような

印象をそれぞれ人に与えているのかというと大概の人がいい匂いと答えるのですが、実際焼ける

匂いはいいとは言えず、焼き方によってはもくもくと白い煙を吐きそれはあまり歓迎する気配で

はないのです。しかし、一方生豆の状態というのはまず青臭いとか穀物ぽい印象の人がいますが

実は昨今のスペシャルティの豆は非常に生のままでもよい香りがします。では、並品とか普通の

G1とかサントスN02とかSHBとかだとどうなのかというとこれは普通の麻袋で入荷するもので

あってもちゃんといい香りがします。昨今では新鮮さを尊ぶあまり外皮を脱穀しない豆も輸入

されていますが、そういうのは逆に青臭さや生臭さがあります。ナチュラルやパルプドナチュラル

とか日陰干し製法という豆はとても良い香りがします。ならばそのよい香りの物ばかりで商売

すればよさそうなものですが、多くの豆屋さんは定食屋さんのメニューのようにとにかく多くの

種類の豆を店頭に並べて商売します。これはより多くの商機のためなのでしょうが、季節感を感じ

常にベストの豆を取りそろえればやたらと古くても品質が落ちたものとかとにかく多く並べてこそ

という売り方にはならないはずです。スペシャルティ化の波は進みとかく品質が良く高い豆ばかりが

店頭に並ぶシステムになっており、よい豆というより流行りの豆、高い豆ばかり買わせられるような

風潮に少しでも逆らい今を感じて今飲みたい豆を焼き続けて最近、そんな流行から外れたインドネシアや

グアテマラの豆が多くなっていますがこれにエチオピアとブラジルの豆があればこの激しい天候の変化にも

ついて行けます。試飲の方は三時までにお越しください。

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