King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

いて座の見えなくなるころ

2020年04月22日 22時27分51秒 | 珈琲

昨日のニュースでは北朝鮮の金正恩が重篤な状況だというものがありましたが、

その後続報はなく、米のメディアでは脳死状態というものもあったもののそれも

削除されてどうなのかは謎のままです。NHKでも朝のニュースで少し触れただけ

でした。

 

疑問に思うのは日本ではこういう時に米の情報機関とか研究機関の情報を流しますが、

一番近い韓国の情報というのはあまりあてにならないことが多く、どうやって情報収集

しているのかということです。テレビなどでも北朝鮮のテレビ映像を使ってこういう

発表をしたというものも見ます。日本と北朝鮮は国交がないので韓国で受信したテレビを

使っているのでしょうが、不思議に思うのは英国やドイツなど北朝鮮に大使館がある

国もあるわけでそういうところはもっといろいろな情報が入っているはずで公式筋の

発表もあるはずです。それなのに日本の報道は米のニュースとか韓国の政府発表とか

によるものばかりと偏っているのはなぜでしょう。

 

コロナ一辺倒な中、久しぶりに聞いた重大ニュースながらついこの間飛翔体を発射と

いうのも聞いたばかりだし、トランプ大統領が書簡をもらったというのもありました。

それが実はしばらく前からその兆候があったというニュースも見かけるのでした。

 

ニュース以外はテレビもあまりみないのですが、古い映画などつい録画してみてみると

意外な発見などをすることもあります。ダーティーハリー3もそんな映画の一つです。

そんな昔の映画でもないついこの間見た感じの映画ですが、みてみると随分時代が

違うのでびっくりしてしまいました。まず時代を感じる設定は犯人がベトナム戦争の帰還兵で

軍を不名誉除隊になった人物で黒人過激派とか今のイスラム系テロリストという敵も

ちょっと前はこうも違っていたんだということです。

 

さらにダーティーハリーというとニューヨークの刑事というイメージでしたが、

これはサンフランシスコが舞台だったんだというのが改めてみて色々なものが重なり

勝手に大都会の暴力刑事というイメージを作っていたようです。この映画も何度もみて

いて最後アルカトラズ島が決戦の場になり相棒がまた死んでしまうというのも知って

いましたが、アルカトラズ島ももちろんサンフランシスコ湾にあるのにこれもなぜか

ニューヨークにあるものと思っていました。映画で何度もこれは舞台になり、クリント

イースウッドが主演でアルカトラズからの脱出という映画も作っています。

 

さらにこの映画を見る前にラジオか何かでアルカトラズ島に秘密の抜け道があったか

どうかという検証が色々な機関や大学などが調査した話を聞いたばかりだったのです。

そしてこの映画で有名になったのが44マグナムという大型拳銃です。この三作目でも

映画のセリフでなぜこの銃を使うかというセリフが出てきてその前に強盗で立てこもった

犯人のところに車で突っ込んでいくシーンがあり、犯人が散弾銃でハリーめがけて撃って

きますが、散弾銃ではフロントガラスが割れないというシーンが印象に残ります。

 

日本のドラマだとこういうシーンだと一発の弾丸でガラスは粉々になり、犯人にあたって

簡単に死んでしまうというものになります。ところがこの映画で散弾銃の弾がガラスに

当たり弾痕が付く様が一連の流れのまま撮られています。つまり、これは実弾を使った

実物の車で撮っているというのが感じられるシーンなのです。そしてマグナムを使う理由が

相手を確実に仕留めるため44マグナムを使うというのです。それでないとフロントガラスを

貫通できないというセリフがあるのです。

 

今の米のドラマだと銃撃戦は軍用突撃銃で撃ち合うというもので拳銃は9ミリのシグザウェル

でマガジンごと弾をバカバカ交換して撃ち合うというものになっており、キャラハン刑事がよく

残弾数をネタにして犯人をビビらせるシーンなど今ではあり得ない話であり、西部劇にでてくる

ノリで作られている映画なのだというのが解ると同時に時代の変化も感じるのでした。

 

それと同時に今のゲームオブスローンズなどものすごい予算をかけて作られて映画をしのぐ

スケールと映像になっているのをみると昔の刑事映画が漫画のようなほのぼのとしたものを

感じてしまったりと当時はキャラハン刑事のひねくれて一匹狼的なヒーローはかなり影響を

受けたものですが、正義感とか組織の中で働くという現実の経験を経てみるとまた違った

感慨もあったりと何かとアナログ感を強く感じたり生身の良さを感じたりと色々と思うこと

があるものとなりました。

 

家で過ごす今、ひとたび外に視線を飛ばせば山の新緑が濃くなり、山が一回り大きくなったかのような

そんな成長ぶりを感じる緑を眺められます。

ふつうこれだけ新緑がまぶしくなるとぽかぽかとした暑いくらいの暖かい日が続いて気持ちの良い季節

なのですが、今年はそんな気持ちよさはみじんもなくいつまでも寒いような気持ちです。

夜のランニングでは汗が滴り落ちるようになっているのですが、なぜか耳はしもやけのように

かゆくなっています。冬のつらいランニングの象徴オリオンも目立たなくなり走りやすい季節

になったはずなのに灯の消えた町を走るのは心寒い感じが増すのでした。

 

せめて毎日の珈琲にやすらぎをと思うのですが、グアテマラのティピカの風味はこの寒かったり

暑かったりというこの時期にぴったりの風味の変化を味わえます。

 

そしてこの豆の香りから鉛筆や机の中のにおいを思い出し、モカマタリのワインのような

味もあじわいたいと思うのでした。

 

コメント
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