King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ティピカ、ティピカ、ティピカ

2020年04月16日 16時23分12秒 | 珈琲

昨日の夜は一昨日まで開いていた居酒屋、寿司屋もついに店を閉ざし

さながら静かな街灯だけが点いているという街を走りました。それでも

しつこく開いている店もちらほらありましたが、おおむね個人商店レベルでも

要請を受け入れ閉店しているようです。

 

昼間のスーパーや家電量販店など凄い人混みだと言いますし、夜の街や

床屋まで名指しで閉ざされて補償も一家庭30万からひとり10万円の支給に

どうやらなりそうです。

 

テレビのワイドショーなどでは緊急搬送の車が10時間またされ様態が悪化したとか

どうやら行政主体の管理医療体制はとられていないようで、感染者だけ隔離して

臨時病院で治療するようにしなければ病院任せの治療ではいずれ破綻してしまうのは

目に見えているといえるでしょう。

 

さて、そんなニュースと町のようすとは関係なく、当店では相変わらず季節と珈琲を

楽しむをテーマに季節のブレンドなど今の春に合う珈琲を提供しているわけですが、

当店では200g1000円程度の豆が多いのですが、それでも味に関しては普通なら

3000円くらいするトップスペシャルティやグルメ珈琲といわれるものが安くなって

いるので利用される人も高いばかりのハワイコナとかブルーマウンテンを求めると

いう声より私のおすすを信用して買う方が圧倒的に多いのですが、そうかと思えば

一番安いブラジルサントスNO2を300g960円で買う方も多く、値段より味というのは

各お客様がよく理解されていると感じます。

 

そうして、今月は『春光』というブレンドですが、これは酸味と香りが強い豆を

しっかりと深煎りの豆でつないだブレンドで鮮烈な春の光で一斉に芽吹く山の木や花が

開く春の様子をイメージしてブレンドされています。

 

同時に今までの冬の間の大粒で深煎りの利く豆が大変喜ばれていたわけで今でも

ケニアはありますかと聞かれるお客様も多くいらっしゃいます。ですが、やはり

ケニアレッドマウンテンはもっと寒い時に飲んでこその醍醐味を冬の楽しみとして

取っておきたいので今は焼いていません。とはいえ今飲んでも十分に堪能できる

ことは間違いないのでケニアを焼いてと言われれば拒むものでもありません。

 

でも、この季節にはエチオピアシャキッソのような鮮烈な酸味の味わえる豆が

季節感たっぷりでよいと思います。だから、グアテマラも今までのアンティグア

一辺倒から今はウエウエティナンゴの豆を焼いています。ところがこの地域に

ティピカだけを栽培している農園を見つけてしまいこれは注文するしかないと

発注しました。当然、今売っている豆より大粒で今の酸味を楽しめる豆から

すると焼き色のつやつやした釜から出たばかりの魅力的なテカリとかふっくらと

した豆姿はまさしくティピカで、釜から出したらつい直ぐ味見をしてしまいました。

 

そうしてティピカならではというものを堪能したのですが、これは詳しくは

店頭でお話ししますが、まさにティピカ、ティピカなのです。

 

順次この味の変化をお伝えしていきます。こうご期待。

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