King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

もしかしたら

2020年04月23日 09時28分20秒 | 珈琲

昨日ニュースを見ていたらある演出家が文化について警鐘を鳴らすというような

ものが流れていて今文化芸術の危機だと言っていたのですが、江戸時代からみても

もっとすごい飢饉や富士山の噴火や地震さらに疫病はあり、今の戦後最大の

危機といわれるコロナも東日本大震災や百年に一度の大雪や台風などを経験した

我々に人類の危機を思わせるような報道は果たして必要なのかと思わせました。

 

ブラジルも今の世でも直接飛行機で飛んでいける距離ではなく、そんな豆を毎日

飲めることを思うと人類のなしてきたことを合わせて思い、これからAIやさらなる進化が

どう社会を変えるかを思わないわけにはいきません。

 

さて、このブラジルの味やブラジルサントスのことを触れてしまったり、つい具体的に

銘柄名とその味とそれがもたらすものを書くとやはりこれを読んだ人はたいして珈琲に

興味や毎日飲んでいない人でもそれではその当店で一番安いという豆をと名指して

注文される方も現れてこれはこれでよいのかどうかという疑問も湧くのでした。

 

というわけで今一番この季節に感じてもらいたい感じとか同じようにこんな気分になり

こんな魅力を感じてもらいたいというところを前面に出してともおもうのですが、

つい面白いことやこんなことを感じてしまうというところを出してしまうのが人間と

いうか私の特性というか人の心の面白さと感じていただければよろしいかという気も

します。

 

とかく珈琲で膨らむ季節感とか味の世界も感性の問題でそもそも私が感じているだけの

世界かもしれませんし、だれもが感じられるのであればわざわざネットに書いておく

こともないのではということもできるのです。

 

面白いことに男性と女性とでは興味が違うようにある単語を聞いてもその人の世界観と

いうのはみんな違い心に響く反響もみんな違うのです。特に女性は地理感が弱い言われ

義務教育で地球は丸くて向かって右側に回転していてさらに太陽の周りを一年かかって

一周している。さらに23.4度という絶妙な地軸の傾きにより四季があるというのも教わって

おり、さらにその地球上にどこの国がどこにあるかというのは地図帳をもらい習って

います。

 

アメリカやブラジルはすぐに見つけてどこにあるか言える人は多いのですが、グアテマラとか

ニカラグアなどはすぐにどこにある国といえる人はまれです。さらに女性はその地理感と

地球感がとんでもないことになっていることが会話していると知れることがあります。

そんなグアテマラですが、珈琲ファンにしてもなじみがない人も多く、さらに中米の

豆はスペシャルティブームと世界的な争奪戦でよい豆や希少豆は高値でそもそも

なかなか入ってこなくなっています。

 

ゲイシャも結構知られるようになりその魅力に触れ珈琲ファンになる方も出てきている

という現象はまた新たな珈琲の世界を見る思いです。

 

そんな世界に今更グアテマラのティピカなどというもうすたれてしまいあまり見向きも

されない品種に着目するあたりが当店なのですが、それにはやはり味と風味というと

原種に近いという点で今のハイブリットばかりのブラジルやコロンビアにないものを

つい求めてしまうからでしょう。

 

それらは具体的に指摘するよりやはりお客様自身の感覚で感じてもらいたいというのが

提供する気持ちです。

 

長引くコロナウィルスですが、先日のNHKのドキュメントによるとサーズとかマーズと

いう新型インフルエンザの流行でいつ世界的パンデミックになるかという懸案が上がった

のが2004年のことで日本でも対策が検討され今回それが現実に襲ったわけです。

そして、今どう見ても後手後手に回って一向に収束に向かわない様子や検査体制など

16年も検討して対策した結果なのかという暗澹とした気分にさせられるのでした。

 

そして誰もが思い出したコロナが消える日とは薬なり治療法が開発される時だと

思い出しているわけで日ごろそんな会話をしていますが、その薬の開発はどう

されるかといえば抗体が作られた罹患した人の血液から抗体を調べ作られるという

工程を思うとき臨床が夏で薬ができるのは来年というのが最低の期間のようです。

とそう考えるとそもそもいくら外出禁止だとか続けてもコロナが去るのは国民

全体に一度蔓延して人々に抗体が生まれる後なのではということです。韓国やドイツ

など収束に向かっている国というのはまさにそういう一通りもうウィルスが蔓延した

国なわけで日本は患者数が少ないとか検査する数が外国より少ないという状況が

続く限りコロナは去らないのではと思う朝でした。

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