今週はstay home週間だとか買い物は三日に一度とかテレビに出ては
上からこれらの会見をしてお触れを出すどこかの知事や秩父に来るなと
ニュースで言ってみたり、はたまた放送で出歩くなとか買い物はひとりで行けとか
まあうるさいったらありゃしないこのごろです。
それでもネットで見ると家にいろと言われてもどこの花がきれいだったとか
近所の花が咲いたとか画像をアップする人はいてこういうのがいるからまあ
うるさく言わざるを得ないのだろうなあと思いつつ、ゴールデンウィーク前なのに
鬱々と過ごすことになっています。
というのも毎日見るテレビにはもう見たい番組もなく、古い映画やNHKのドキュメント
などをみるのですが、これはなかなか秀逸です。ですが、先日の番組で米ではニュース
砂漠という言葉ができる状態になっているというもので新聞がない空白地帯が広がって
いるそうです。そこでニュースがやるべきこととかできることが色々と報告された
のですが、今米ではビルゲイツ財団によるワクチン開発がされているというニュースと
ビルゲイツのコメントもあって何かものすごい心強いものを見た感じとその後すぐみた
ドキュメントでは人類が今までどのような疫病と戦ってきたかという番組でワクチンと
一言ていってもいろいろなものがあり、日本脳炎や種痘など撲滅したものもあるが、
マラリアのようにいまだにワクチンが作られないものもあるというもので、いくら
巨額な予算と英知を集結してもできないかもしれないという懸念をみせたのです。
しかし、今回のコロナウィルスでは重症化しない人や抗体が作られているという
ことなのでそれらから何らかの対抗策はできそうです。
そんなことを思いつつ昨日はすごく何かを達成したかのような勝利感を感じた
瞬間がありました。というのは毎夜のランニングで感じることなのですが、今年は
冬の到来が早く普段走り出すときに恐怖に似た冬に対するランニングの困難さが
高かった冬で、冬の象徴オリオン座をみるだけでこの冬の過酷なランニング事情を
思い出すのです。そして、四月になっても風は冷たくいつになくいつまでも寒い
印象が続いていました。
先週は雨の中走ることも多く、ついに降り出した雨に休むことも普通になりだしたりと
弱気モードなのでした。それは雨に濡れても普通なら走っている限り寒いとか凍えると
いう感じにはならないのが普段の今頃なのですが、今年は風は冷たくいつも吹いていて
川に近いコースを走ると余計寒さを感じて急な冷え込みでトイレに駆け込むことも多々
あったりという感じでした。
ところが昨日は日が落ちてもあたりはぽかぽかとしておりさらに公園橋の上でも温かい
風が吹いていて実に心地よいのです。その温かさにやっと冬も去ったかという気分に
浸れたのが昨日でした。
そんなときに思ったのがこの四月に訪れた人との会話や普段とは違う感じの会話を
思い出していました。
当店で最近はグアテマラの話をよくしますが、それと南米のはなしをすると中には
実際に訪れたという人もいてどのようなことがあったとかどの国もドルが使えたとか
余り目新しいこともないのですが、最近の映像番組ではペルーでは新発見が相次ぎ
NHKの番組でも七色の地層の山とか幻の滝とか温泉の川とかとりあげられていました。
我々が学校の世界史で最初に習うのが世界の四大文明というものです。しかし、それ
が実にいい加減で西欧文明からみたもので実際にマヤやアステカの遺跡があることは
私が小学校の頃盛んにテレビで秘境とかオーパーツとか失われたムー大陸という謎を
扱うものが大流行でいつも目にしていました。それなのに学校の教科書にはそれらは
載らず、古代文明というとチグリスユーフラテス、ナイル、黄河、インダスといった
大河とともにあったと教えられました。
ところがグアテマラのマヤ文明はジャングルの中に忽然とあるピラミッド群などは
大河とは無縁なのです。
これらの遺跡や北米大陸の古代文明など発見は20世紀になってからで地球規模で
色々と知られるようになってきたのも最近のことといってよく、我々が義務教育で
知ったことはもはや通用しないといってもいいでしょう。
しかし、一度学校で教えたことというのはその人間形成にもかかわっていてこれを
否定してしまうのはとんでもないことになり、逆に常に世の中の新事実に触れ常識を
訂正する機会を持つことが重要になり学び返すことの必要性も今後ますます増すと
思ったのです。
今回のコロナウィルスも今だけという意識が皆ありますが、温暖化と大災害が続くように
環境の変化がこのウィルスの脅威も一回だけのものでなく繰り返されるようなものに
ならないか気になります。