King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

線路もゆがむ暑さかな

2007年08月16日 11時17分51秒 | 日々のこと

火曜日の復帰ランは、タイムも散々で心拍も上がりそれは
暑さのためだと思っていました。水曜日の夕方また走りましたが、
10分台で走れました。心拍も160以下でやっと体もランモードに
戻った感じです。この時に、走り出すときの温度が36度と今までで
一番暑かったのです。走り終わっても33度でした。いつも会う人たちも
まだ戻っていないようです。

株式相場は、連日400円も下がっていてこれはもう信用収縮の動きです。
つまり、銀行がつぶれるかもしれないという取り付け騒ぎの一種です。
昨日の夕刊によると、サブプライムローンはアメリカだけの問題で
無くて、日本のメガバンクもサププライムローンに出資しているとの
ことで、どこにどう飛び火するかもしれないとのことです。
それより、金利がアメリカの金利アップに対して日本が何も動かず
円高を放置しているのが、ちょっと不気味です。アメリカの金利高が
一人歩調なので下がるのを待つようですが、キヤノンやトヨタの株が
景気よく下がって、株安の先鞭を努めたのを金融庁の奴らはどう見ていた
のでしょうか。

郵政民営化も構造改革もちっとも中身のないいんちきだったのが、ここに
来て露呈して来ている感じです。日本の金融システムがいんちき行政に
翻弄され今まで世界の冠として見本にされていた日本的経営もいつの間にか
アメリカのような格差社会と言う搾取社会に成り変ろうとしています。
いまだ安倍内閣のだめさぶりが報道されていますが、やはり2001年からの
無理やり銀行をつぶしたり、再建に向けがんばっている人たちを詰め腹を
切らしたりとひどい事をしてそれがちっとも実態経済に寄与しないばかりか
実感なき景気回復という絵に画いた餅をみせられることになったのです。
ひどい話です。

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復帰

2007年08月15日 00時00分30秒 | ジョギング
夏休みで、8日から13日まで東北を旅して来ました。
昨日午前中に家に戻りましたが、暑くて走ることはできませんでした。
かれこれ一週間は走っていないので、走りたいのですが、体がいうことを
聞きません。外は今日も34度と暑さは変わりません。
しかし、今日は昨日睡眠を多く摂り、久しぶりによく眠れたので
体力的には元に戻っています。例によって夕方走りに行こうと思い
ます。夕方いつものリュックに道具を詰めて支度をしていると体中
汗だらけとなります。走る前からしてこうです。

それでも、いつもの公園に向かい、昨日までの夏休み渋滞も
少なくなり、休みの人はいるもののいつものジョギングに行くと
もうまったくいつもの日常に戻ったかのようです。しかし、あるっている
人や走っている人は少なく、いつも会う人もいません。
観光客らしいウォーキングの人が挨拶します。走っているのと
久しぶりの走りでアップアップでとても返せません。
このふたりの人には、後にトイレで会い挨拶をさせていただきました。

今日は、夕方になっても外は涼しくなっておらず31度くらいありました。
久しぶりなので体は軽かったものの、心拍はかなり上がりタイムも
12分と散々です。それでもトイレタイムを取らずによく完走したものです。
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『CSI』

2007年08月08日 15時13分20秒 | 日々のこと
もう毎日飽きもせず暑い日が続きます。
ここ何日か楽しみに見ていたCSIが終わってしまいました。
僅かな証拠から犯人が捕まり、事件が見えるという奴ですが、
これほど科学捜査がお得意ならアメリカの犯罪検挙率は
格段に高いはずです。
そうはならないのは、如何に犯罪が多いかでしょう。
実際に捕まっても刑務所はどこも満杯で、中のほうが
危険だという話も聞きます。
中でさらに悪い仲間と一緒になるから出てからさらに悪事に
走るそうです。
番組では、必ずひとつの証拠にひとつの答えと都合よく
みんな結論が用意されているので、ああよくも犯人にたどり着くんですね。
ですが、実際にこのような科学的捜査を行って犯罪の無い世の中にして
もらいたいと切に願います。
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『暖簾』と『デスパレート妻』

2007年08月07日 17時07分02秒 | 日々のこと
先週はとんだ食あたり騒動で体調を崩し、走りこみも中止に
なった日がほとんどでした。
今週は、何もしていなくても汗が出るほどの暑い日が続き
とても昼間は走る事ができません。昨年はそんな中でも
いつも午前中に走っていたように思います。暑い日には、途中の
水道で水分を摂ったり、水をかぶったりしながら、正気を保つように
走りました。そんな事をして走ってもあまりいいことは無いのですが、
先週の最後がそんな感じのボロボロの走りで、月曜日にはそれを
挽回する走りができるか、ひとつの挑戦的な気持ちがありました。

というのも、そのボロボロの走りのほうが消費カロリーも高く、体の
ダメージも残り、体重の減少も大きいのです。しかし、苦しさや
悪い走りをして、体をいじめているだけで走りのフォームとかタイム
向上のためには何のいいこともありません。昔はこんな走りばかり
だったなあと思いだしました。今は、もっと効率よく走れ、その方が
気持ちよくタイムもいいのです。そして更なるタイムアップや長距離を
走るのに、今のフォームとタイムアップは欠かせないものと思います。

まず暑いと心拍が上がり、それだけで体力消耗につながります。
ですから、少しでもすずしい夕方に切り替えました。日がかげると
体に受ける風が冷たくなり、走れば走るほど爽快になります。
暑いときには、ゆっくり走るためいつまでも風を受けられません。
風を受けても日向に出るときなど、まるで温水の壁に当たるように
ムッとします。ここ何日かは、35度くらいになりますが、午後には
雷雨になり、夕方はかなり涼しくなります。かつては11時以降に
走るのを意識していましたが、9時から3時までなるべくうちにいるように
なり、また走る時間も自然と夕方しかなくなりました。

多くの走る人に会うようになったので、まあこの時間がベストかなと
思います。ボロボロの土曜日の走りのせいで、月曜に走ったときには
直ぐに筋肉痛や足の裏の痛みとか前回のダメージを受けたところが
はっきり感じられ、足を引っ張られるような感じでした。実際、最初の
ラップは前回の病み上がりランより悪いタイムでした。これで前回は
気落ちして、どんどんだめな走りになったのでした。今回はそれを踏まえ、
タイムを落とさないようにリズムを気をつけて走りました。一歩一歩の
蹴りのパワーを最大限に効率よく走りのパワーにつなげるかということが
大事です。先日の新聞の中にロングウォーキングの記事があり、1時間
以上のウォーキングの勧めがありましたが、その内容に筋肉が連携し合い
筋肉痛や各部の痛みがなくなるという記述があり、まるでランニングと
同じなのでびっくりしました。

効率よく走れば、タイムは縮まりますし、一歩一歩のストライドも広くなり、
腰や首が痛くなることも無くなります。前回は、3年の実績があるのに
初心者のような走りになってしまい、二度とあのような走りにならないように
走りまあまあなタイムで終えられました。ここのところの暑さもあり、先週の
食あたりと夜の睡眠がよく取れなかったり、昼寝もできないという状況が
続いており、夜はついついテレビを見たりビデオを見たりしてしまいます。
昨日は、押井守の特集をやっており甲殻機動隊などを見てしまいました。

私は原作を読んでいるし、関連のsfを読んでいるので、ストーリーは
付いていけますが、果たしてこれが全米で大ヒットになったというのは
彼らにこの複雑なストーリーが理解できたのでしょうか。それに日本の
政治と官僚組織を皮肉るようなせりふとか物語の世界観や日本には
軍隊が無いのに主人公が少佐と呼ばれるところやかなり複雑な構成が
果たしてどれほど理解されているのかというのが逆に興味を引きました。
マトリックスの世界観をみるとやはりむずかしいネットの海とか現実の組織
の話とか政治の話とかすっかり抜け落ちたネットと仮想社会というリンクつけ
でそれを全てマトリックスというものに閉じ込めたことにより、よりアメリカ人
には理解しやすく、武術とメカの戦いの世界を作れ対立するものも
仮想社会にとらわれる人間とそれを管理するものという簡単な構図で
ただ見て楽しめる物語になっていました。

その後の甲殻機動隊の続編は、逆にもっと難解になっていきマニアしか
付いて来れないのではというものでした。私はあの変な子供が歌う歌が
ブレードランナーの強力わかもとの広告の出てくるようなシーンを連想
させて嫌いです。それにしてもNHKは連日よくもこんな押井守作品を
やるものです。これもあまり見る人が付いて来れない構成になっている
ような気がします。昔の作品群とかテレビシリーズを抜粋でやる意味も
あまりないような気がします。そのままテレビをつけていたら、『暖簾』と
いう古い映画をやっていました。これは今では忘れているようなことを
思い出させてくれて、この前の『狂った果実』と同様日本の古い作品
にも文芸的な映像美を作れるんだという日本映画を見直すできでした。

逆に今の映画作品のほうが程度が低いように思えてなりません。
『狂った果実』の出てくる当時の駅とか浜辺とか建物はそれはそれは
古ーい感じがするのですが、ファッションなどは古さを感じさせないのです。
色あせないとは逆に言えば今があまり進んでいないといえるのではないかと
逆に思えてしまいます。

同様に、デスパレートな妻たちにも色々な事を考えさせられます。
登場する人達がとんでもない人たちで、まさかこんな事が日常アメリカ
では標準で行われているとは思えませんが、個人的な戦いや日常
守るべきものに対して人々が如何に戦うかは、日米を問わずということ
を感じます。それと日本人がなぜ幸福感や豊かさをその日々の努力や
払っている経済的なものほど感じられないのはなぜかと考えさせられます。
どう見てもアメリカの郊外の人々の生活は物質的にみても恵まれています。
日本でも一時期内需の拡大がとやかく言われました。内需とは何か。

日本ではそれは企業の設備投資を差します。米では、それは住宅需要
です。先日テレビで馬鹿なコメンテーターが、日本のGDPに占める個人消費が
6割だと言っていましたが、それは米で日本は3割です。日本の工場や
中小企業がみんな海外に出て行っている中、企業の設備投資は伸びる
はずも無く、景気回復で伸びる企業も積極的に工場を作ったりしません。
そして最近では、合併や買収で工場を手に入れるようになりました。
空いた空き地はショッピングモールか建売住宅になるのです。これが
今や日本の内需の最大の物です。つまり、地方には家を買う人が
いないから、都市部にしか内需は及ばなくなり、地方は衰退するばかり
です。それでこの間の選挙も自民党はだめだとなったわけです。

それは前の小泉の時からそうで、敢えてあの時に郵政で改革をして
これからよくなるといったからみんな一時我慢しましたが、今回年金なんて
もうとうに済んだ事を争点になんかしたから、惨敗する結果になった
のです。私は地方から吸い上げた金はやはり地方に多く分配しないと
いけないと思います。ただそれが今までは、不必要な土木工事だった
だけで、公共事業を全て否定するものではありません。地方で継続的に
金を生むシステムを作ればいいだけのことです。その手始めが何々特区
だったはずです。それらがどうなったか最近は俎上にも上がりませんが、
ただ規制緩和と補助金だけの行政では今後も幸せ感のない国のまま
ですね。それは自民党でも民主党でも同じです。今の内需が都市部の
住宅なら、マッチ箱のような粗末な家がどんどんできる行政や住宅に
絡まる変な規制など見直すべきものが沢山あります。

今後多くなる介護と一人暮らし老人の問題と住宅政策もイギリスのような
済む権利と介護をリンクさせたものを作る必要があります。そのためには、
30年で朽ちてしまうマッチ箱の家など問題外です。
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いつもの年より

2007年08月06日 02時36分03秒 | 日々のこと
今日は広島原爆の日です。
NHKはじめ原爆の関連したニュースが今年は多く流れました。
それに、関連した番組もありました。
日系米国人の監督の映画が上映中で、米でもケイブルTVで
流れるそうです。
私は広島に行って、あの印象が強く、17万も亡くなった原爆投下
というものがまた今年は一層強く感じました。

久間発言で人々は怒りましたが、一般の人の認識はもっと低く
今日が何の日かという質問に若い人はまるっきり答えられません。
私は、戦争下では何人人を殺そうと犯罪ではなく、ましてキリスト教や
イスラム教では、異教徒を殺しても罪ではないのです。そんな人たちに
映画の中でインタビューしているのを見、そりゃ悪いことではありません、
自分の行為に恥じることもありませんと応えるのを見てそうだろうなと
思います。

それでも、今でも一番戦争で犠牲者を多く出しているアメリカの人に
何でそんなに戦争をするのか、何でそんなに銃が必要なのか、一度
広島の地に立ち考えてもらいたいと思います。それは自分たちのした事を
反省しろとか恥を知れということでなく、一瞬で17万が死ぬということを
感じてもらいたいのです。それも兵士でもない一般の市民がいきなり
大きな火の玉に飲み込まれ生き残った人は、後遺症に悩まされと
今でもあふれる惨状を現地に立てば、現地が語るその声に一度
ふれてみてもらいたいと思います。

何で他人の土地に行ってまで戦争しに行っているのか。アフガニスタンでも
イラクでも何か解決した事があったのでしょうか。あったのは広島であった
事が繰り返されただけです。広島に行って、原爆の碑に書かれている
私たちは繰り返しませんという文字を読んでもらいたい。多くの人に。
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能代工業優勝と秩父の民宿

2007年08月05日 01時30分09秒 | 日々のこと
この夏、この熱い時に聞きたい歌というのがあります。
実はその後の9月の必ず聞きたい歌もいくつかあります。
この夏に聞きたい歌を思い出すと9月の歌を思い出し、
そんなことしているうちに直ぐ秋なのに気が付きます。
とりあえず、4日はここ何日かで最高に暑く、前夜二日寝続けた
つけでまったく寝る事ができず、一睡もできず、体調も復調に
程遠いのですが、やはり3日も走っていないので夕方に走りに
行くことにしました。

新聞で、能代工業が3年ぶりの優勝と出ていました。
しばらくテレビの中継も無くなり、まったく見ていませんでしたが、
新聞によると高校バスケットも他のスポーツ同様、留学生という
外人頼みになっていて、バスケも2m超の選手を中国やアルゼンチンなど
からつれてくるチームが優勝していたそうです。実は、私がミニバス
や中学のバスケにかかわっていたときにも、どこにも外国人の子供や
移民の子が入っていたものです。しかし、彼らは外国から連れて
来られたのでなくて、他の子供と同じようにミニバスや部活動を
学校行事と同じに参加していただけなのです。

だから、そんなに戦力が変わったこともありませんでした。
今や越境入学は当たり前の世の中になり、田舎の学校でも
将来を約束してマラソンを走らせたり、駅伝にアフリカ勢が
たくさん走っていたりします。マラソン選手の場合、国際選手として
プロとして食っていけるまで育てられるからいいですが、バスケで
連れてきた選手は、果たして日本でやったらどんなメリットを
説いて連れて来るのでしょう。

能代もそんな連合軍学校にやられて優勝から遠ざかっていたが、
台湾キャンプなどで海外の選手とやる機会を多く作り、それを克服
ということです。つまり、今のアジアバスケット選手権も同様ですね。
もっと海外キャンプを積めばいいのです。さらに可能性のある若手は
JBL.に入らずに海外に出ることです。

秩父の民宿がテレビに出ていました。今の時期に出るようだと
夏の予約に苦しんでいるのかということで気になってみたのと、
ちょっと自分がかつて手がけた物件に関係していることかと興味を
持ったからです。
結論から言うと無くもないかぐらいのことです。

夕方のランは、予想はしていたものの3日のブランクが今までの走りこみを
ふいにする内容でした。最近ではこんなだらしないランはありません。
常に5分台で走り込めていたのに、暑かったせいか心拍がいつもより
上がり、苦しいランになりました。こうも簡単に元に戻ってしまうものか
がっかりでした。
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アジアの底上げ

2007年08月04日 02時12分30秒 | バスケ
日本のオリンピック出場はなくなりましたが、今回の
大会は昨年の世界バスケ同様日本にバスケ旋風を
巻き起こしてくれたんじゃあないでしょうか。といっても
写真集を出したと言っても五十嵐君を知っている人が
私の周りの女子でほとんどいないので、やはり少数派の
スポーツなのは確実です。バスケ好きにとっては昨年と今年
はまさにゴールデンイヤーだったはずです。

昨年は、スカパーで無料放送があったし、今年はBSフジで
日本の試合は全てやると言うことですから、これはいままでに
無いことです。かつて高校バスケは冬と夏テレ朝系でやっていた
のがいつの間にか無くなり、段々全国レベルのバスケというのを
見る機会がなくなりました。競技人口がこれだけ多い競技なのに
なぜこうも人気がないのでしょうか。しかし、世界は日本の凋落
とは裏腹に真にバスケブームなのです。

アマチュア競技では、まだNBA選手が出ない頃にアメリカは本場
なのに金メダルが取れなくなり、プロ選手が出ていいことにして
ドリームチームを送り込み念願の金奪回を果たしました。それは、
世界的なNBAブームを呼び、世界各地からNBA選手を生む結果に
なりました。その結果、ギリシャ大会ではまた金を逃す結果になり
ました。昨年の世界バスケでも金を逃しました。またそれは、NBAの
ショーバスケより強いバスケが世界にはあるということを知らしめました。

厳密に言えば、NBAのトップ選手が出ればやはり金は今でも取れる
というのが大半の意見でしょう。ですが、シーズンオフに行われる試合に
出たがるトップ選手はあまりいません。それに最近はテロ云々がいわれる
ので余計でしょう。今回のアジアバスケボール選手権でも、かつて
NBA選手とかNBAに誘われたけど行かなかった選手とか国籍問題とか
にぎやかにいわれました。しかし、このような国際大会では、注目すべき
はその国のバスケスタイルです。カザフスタンなどのヨーロッパスタイルと
いわれる国でも昨年優勝したスペインのバスケとはまた一味違うことや、
韓国スタイルといわれる韓国とインド、台湾などがどう違うバスケを
するのかということです。

ただ残念に思うのは、日本ほどシュー確率が悪い国やフリースローが
ボロボロ落ちる国はないということです。それなのによくゲームをこわさず
最後まで見られるゲームを保てたものだと逆にまだアジアの仲間にいられる
という安心感のようなものを感じました。今回中国は、脱アジアということで
あえてマイナーチームを送り込んだということです。まさかそれでも二次リーグ
通過すると踏んだようです。それが一勝もできずに敗退しました。
新聞では、脱アジア宣言でトップチームを送り込まなかったということですが、
北京五輪出場枠があるので合えて遠慮したのか、それとも誤算でアジアの
底上げがあったのか、これは見ていて見ごたえのある試合が多かったので
確かにアジアのバスケも見るに耐える内容になって来ていると言って
いいと思います。

ただ、一部にあるコメントのように日本の弱いのは選手の精神力では
ありません。日本のトップ選手はそれこそ他のスポーツの代表に負けない
過酷なトップ争いの結果の今の位置にいるのであり、数々の修羅場や
ブザービーターを経験しているのです。バスケほど一瞬の勝負は無く、
メンタルや監督の采配で簡単に傾くスポーツなのです。自分のシュート
があの時外れていなかったらと感じることなかった選手などひとりもいない
はずです。それだけ常に決める決めないのせめぎ合いであり、勝負強さ
ゆえに今の日本のトップに居れたはずなのです。

ただ日本では、走って飛べる2m超の選手が少ないため、ゴール下での
ワンノンワンなどとても貧弱に見えます。リバウンドもひどくあっさりしている
ように見受けられます。これはやはりシステムで、ローポストの時の合わせとか
ピック&ロールとかチーム練習が十分でないというのもあるでしょう。
ディフェンスでは、ウィークサイドのペネトレートに極端に弱いように
見受けられ、ショルダーからセンターまでドリブルで運んで来たらあまりに付が
悪いのでそのままシュートまで行ってしまったという感じのものが何度も
ありました。これなどは普段の習慣と言うか、日本ではない初動スピード
の違いと昨今言われる体の使い方の違いなのではないでしょうか。

あの女子の浜口選手が古武術で体の使い方を習って一旦引退したものの
また下位リーグのチームに加入して力を発揮しているという瞬間の体の使い方
ではないかと思います。ヨルダンとの試合は、どちらかというと消化試合のような
様相で、あまり点の入りのいい試合ではありませんでした。それもきっちりと
24秒守って時間が経過するというより、ターンノーバーやミスの多い試合と
なったからです。韓国戦は、スタメンから変えてきましたが、果たしてあれが
最強だったのかと、この日の試合を見れば思います。

折茂が出てくれば、アナウンサーは日本の最高のシューターと叫びますが、
それはもはや過去のことではないでしょうか。トヨタに居た、スタメンを張った
時ならそれはもう誰もが認める日本のシューターですが、佐古や折茂が
と思うのは私だけでしょうか。五十嵐君は世界バスケのときよりうまくなっている
と思いました。韓国戦とヨルダン線はあまりいいところありませんでしたが、
出てきてすぐにディフェンスが締まった感じやターンノーバーから一人速攻で
決めるときなど、スピードと切れを感じました。スリーも決まっていました。

あとの2試合はいいところ無しで残念ですけど、竹内兄弟に成長度を感じ
ませんでした。世界バスケ後、インタビューに出まっくてNBAのトップ
にもスピードでは負けていなかったと実感したという割に目標や次のターゲットが
ヨーロッパリーグのプロへ行くことだったのには落胆しました。ひょっとしたら、5日
は徳島まで行かなくてはいけないかなと思ったのも夏の夜の夢でした。
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ダウンする

2007年08月03日 23時57分49秒 | 日々のこと
2日未明に下痢を発症し、不快感と腹痛で
そのまま寝込みました。食あたりのようです。
まず昨年のノロウィルスを疑いましたが、消耗する感じが
ちょっと違うようでもありました。食べ物で考えたら、
いくつかありました。まず夕食の刺身ですが、いつも買う
スーパーのマグロですから確率としては低いと思います。
そして、もうひとつが3時ごろに食べたカップ焼そばです。
これは賞味期限が6月でした。

それで、復痛に苦しみ3日は一日寝ていました。
1日は庭木の伐採をやり、暑さと体力消耗で走るのは
やめました。その夜の韓国戦はもちろん見ました。
高さに勝る韓国とそれをどう崩そうかというプランの無い
ままただ力押で当たって玉砕したという感じでした。
カザフスタンや韓国を見ていて基本的なドリブルやシュート力が
あまりに違いすぎるという、昔言われた日本に無い体力や
体格の問題ではないというのが解りました。

よく技術では日本とか戦術や基礎技術に勝るとかいわれて
いましたが、はっきり目標にしている完成形がちがっていると
思えます。フリースローにしろシュート力にしろ個人の能力が
どこも日本より上です。それは筋肉の付き方からして違います。
ドライブインでも、最初の一歩で抜かれてしまい、それをカバーする
ディフェンスも及ばず、対処する指示もないようでした。

一対一で付ききらなければゾーンにして中を固めるとか、相手の
センターに体力的な欠点があるとすればそこを狙ってドライブして
行くとかチームで崩すという努力も無いまま、川村の神がかり的な
スリーポイントに頼った攻めとかあまりに策が無さ過ぎます。
出ているメンバーは、世界バスケでもおなじみの竹内兄弟に五十嵐君
と同じようですが、やはり佐古や折茂でなくても他にもいるでしょうと
いう感じはします。

世界バスケの時には大学生だった竹内兄弟のふたりも今はそれぞれアイシンと
日立に入ったとのことで、当初のヨーロッパのプロに行きたいという
夢もかなわなかったようです。現実に日本でプレーしていたら、今
以上に伸びる可能性はあるでしょうか。自分たちより上の技術を持ち
パワーとスピードがある選手はいないのですから。だいたい日本の
バスケの場合、国内優勝しても外国に試合に行ったとか国際大会に
出たという話をあまり聞きません。

つまり学生の時代から世界を目指して戦っていませんし、国内試合でも
それぞれの団体が閉塞的な環境でバスケットの発展など望んでいない
感じです。それは、昨年開催の世界バスケ以来聞かれる様々なニュース
でもそうです。特に金の問題でも、世界バスケは大赤字でなおかつ終始決済
が不明瞭で、次の予算が決まらないというニュースもありました。そこに
来て今回のアジア予選で、集まった選手がかつてのアジア大会とは違う
混合チームのような集団だったというアジアの底上げというのもありました。
日本も桜木JRの加入があるので、そんなにいばっていえることではありませんが。

かわいそうなのは、日経に書かれていたように予算がなくて鈴木貴美一
コーチでかつてのような発展路線が絶たれて、このような結果になったと
いうことですが、外人監督時代にいくらかでも変わった事があったかと言えば
タイムのとり方と通訳の差でやはり変えていかなくてはいけないのは、
小さいときから競技にどう取り組み、将来どういう道があるという環境が
全てでしょう。今でこそ、うまくなればNBAでスタープレーヤーになれると
いう事がありますが、今の日本でプレーしている日本人プレーヤーで、
世界で活躍すると思ってやっている奴はいないでしょう。それに、今の
日本のプロリーグは、日本のバスケともNBAのバスケともヨーロッパの
バスケとも違うもので、そんな亜流の違うスポーツをバスケファンも見たいと
思わないし、日本の一流プレーヤーも目指さないというのが、現実
では無いでしょうか。
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カザフスタンに黒星

2007年08月01日 01時13分30秒 | バスケ
日本はかなりがんばっていました。
しかし、シュートの精度と作られたシュートチャンスを確実に
決めるカザフスタンのバスケは、見ていてとてもよいバスケットです。
ペネトレートでインサイドに来られるとあっさりシュートまで行かれて
ディフェンスのあり方が問われます。結構フリーにさせて
しまいますし、ボール際がどうも弱いのです。

カザフスタンのようにきっちりスクリーンをかけ、確実にチャンスを
つくり、インサイドへもアタックするヨーロッパスタイルの正統派の
バスケットをみせられ、これはひょっとするとオリンピックも可能性が
と思ったのもカザフスタンより、黄色信号です。相手はフリースロー
でも外からのスリーでもフリーになれば確実に決めてくるのに、
日本のフリースローはボロボロ落ちてしまいます。

インサイドでアタックするレイアップやダンクさえ落ちてしまいます。
最後まであきらめないディフェンスをみせてやる気の姿勢を
感じましたが、ボールを持ってから次に何をやるか考えている
選手が多く、なかなかきれいにシュートが打てていません。
インサイドでボールを持ってからの竹内兄弟も遅すぎます。
ペイントでボールを持ったら悉くダンクに行くくらいクイックで
攻めてもらいたいものです。

明日は韓国です。明日も応援します。
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