金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

48:森博嗣 『τになるまで待って』

2007-04-03 09:10:37 | 07 本の感想
森博嗣『τになるまで待って』(講談社ノベルス)
★★☆☆☆

前回おもしろく感じられたのはラブちゃん効果だったの?
というくらいおもしろくなかったシリーズ第3弾。
人里離れた森にある奇妙な館、超能力者に密室殺人、と
典型的な館モノのスタイルを踏襲しているのだけれど……
いくらなんでもここまで投げっぱなしにするのはいかがなものか。
S&M、V、四季、Gとシリーズがリンクしているところが
おもしろさの一つではあるし、
ファンもそれを楽しみに読んでいると思うのだけれど、
どうもこのGシリーズはそのリンクに依存しすぎじゃないかという
気がしてならない。
Vシリーズは似たようなことを感じつつ
だんだんおもしろくなってきたので
今回も途中で独自のおもしろさを獲得してくれることを祈ってます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする