金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

63:金子由紀子 『わたし時間のつくり方』

2008-07-15 09:23:37 | 08 本の感想
金子由紀子『夢もゆとりもあきらめない わたし時間のつくり方』(アスペクト)
★★★★★

スッキリ朝とゆったり夜』と『持たない暮らし』がよかったので、
金子さんの新刊はチェックするようにしていたのだけど、
立ち読みした限りでは、焼き直しが多いように感じられて
買ってませんでした。
今回は『持たない暮らし』と同じシリーズだということで購入。

わたしは時間術とか仕事術の本が好きだけど、
人のアイディアを見るのが好きなだけで、
実生活に生かそうと思うことはほぼありません。
「本当に」仕事が多すぎるとか時間がないという状態が
自分にはほとんどないから
(やたら忙しいと言う人も、自分が忙しくしてるのだと思う)
ダラダラ時間が大半を占めているからこそ、
「何もしないことに対するあせり」
があったのだけど、これを読んでちょっと考え方が
変わりました。
「本当は成功したくない」……よくわかる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

62:池波正太郎 『鬼平犯科帳〈15〉特別長篇・雲竜剣』

2008-07-15 08:58:19 | 08 本の感想
池波正太郎『鬼平犯科帳〈15〉特別長篇・雲竜剣』(文春文庫)
★★★★☆

同心二名が連続で殺害され、役宅の門番までもが襲われた。
何者かが盗賊改方を狙っている。
平蔵はかつて自分を襲撃してきた大鴉のような男を思い、
目的のわからぬ一連の事件と関わっていると確信。
記憶の糸をたどりはじめるが……

***************************************************

初の長編。
さくさく読みすすめられながらも、読み応えあり。

筆頭与力・佐嶋の意外な一面が明かされたり、
忠吾の結婚が決まったりといった
レギュラーメンバーに関わるトピックスも。
たわむれかける忠吾を一刀両断するおまさの
「いいえ、ちっとも」に笑う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする