金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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124:小堀杏奴 『晩年の父』

2019-08-06 08:36:02 | 19 本の感想
小堀杏奴『晩年の父』(岩波文庫)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

仰ぎみる文豪でもなければ、軍服に身を固めた軍医総監でもない鴎外。
ここには、母や妻、子どもたちの中心となり、
周囲に濃やかな愛情をそそいだ家庭人の風貌が、
少女の繊細な目を通して生き生きと描き出されている。
著者は鴎外の次女。
父の死直前のほぼ1年の思い出を綴る「晩年の父」ほか、
「思出」「母から聞いた話」などを収める。

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蔵書整理のため、再読。
最初に読んだのは2006年なのだけど、
記録を読み返したら感想は当時とほぼ変わらない。→2006年の感想

父である鴎外を描いた部分のきらめきといったら!
手放すつもりだったけど、すでに絶版になっているのもあって
読み返したら手放せなくなってしまった。

そして初読から10年以上たって、
わたしにもそれなりに知識が蓄積されたので、
当時は気にならなかったら漢字の表記の仕方の違いが
おもしろく感じられた。


コメント
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