金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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134:汀こるもの 『火の中の竜 ネットコンサルタント「さらまんどら」の炎上事件簿』

2019-08-25 22:30:01 | 19 本の感想
汀こるもの『火の中の竜 ネットコンサルタント「さらまんどら」の炎上事件簿』(メディアワークス文庫)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

ぼくが出会ったのは火の中でしか生きられない
定めの奇妙な探偵たちだった。

サラマンドラは火の中でしか生きられない――。
パソコン教室の講師として平凡な人生を送っているぼく。
だけど、ある日生徒から持ちかけられた相談により、
ネットに潜むトラブルの渦に巻き込まれることになる。
不用意なブログの書き込みを発端とした
32万アクセスの大炎上案件解決のために
ぼくが頼ったのは、インターネットよろず相談所「さらまんどら」。
火の中で生きる竜「サラマンドラ」を自称する彼らは、
自ら炎上に飛び込んでトラブルを解決するという。
所長のオメガに仲間に引き入れられたぼくは、
このトラブルの「非常識な解決」を目の当たりにする――。

*********************************************

『ただし少女はレベル99』からの流れで。
妖怪ものじゃなければ楽しめるかな~と思い、
読んでみた二作目。
「炎上」をテーマにした現実的な物語のうえ、
こちらは設定にまつわる情報量がセーブされているからなのか、
読みやすく、楽しかった。

オメガと同居している子どもたちについて掘り下げがないのは
続編を想定しているからなのかな。
主人公格2人の過去が明かされてしまったのだけども、
てんこ盛りでもったいなかった……。
半分は2巻めに回してもよかったのでは……と思ったけど、
昨今の出版業界の様子を見る限り
2巻が出るかわからないから、これでいいのか。

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大河ドラマ『いだてん』#32

2019-08-25 20:49:15 | 大河ドラマ「いだてん」
美川生きてた!!

岸先生とか、まーちゃん結婚とか、
盛りだくさんな回だったのに
予告の美川がすべてをかっさらっていった感。
関東大震災以来、友人の四三すら
その生死を気に留めていなかった美川、
出てこないのに誰も心配していなかった美川……。

*********************


「なんで1位取らなかったの?」
「銀や銅はもういらないよ、勝てなかったってことじゃん」
無責任な一般大衆を代表するような
東京市長の発言に、まーちゃん怒る!
結果主義だった彼も、ロスオリンピックで変わったのね……と
思ったら、後からやってきた岸先生のほうがマジギレ。

「のびたうどんみたいな顔しやがって!」
「ド素人はすっこんでろ!」
「覚えてろこの野郎!」

まーちゃん以上の暴言で暴れる岸先生。
なだめるまーちゃんが常識人に見えてしまった……。

天皇陛下にオリンピックの報告に行き、
「こっちのまぶただけ二重だった!
 陛下、気づいたかな?」
と気にしてる先生、可愛い。

キュートな岸先生に二回もスポットがあたった時点で
嫌な予感はしてたよ……。
ぜんそくで臥せってる場面で確信。
案の定、岸先生、急逝で退場。
癒し枠だったのに……

オリンピック招致、ローマに負けそう……という状況で
嘉納先生が
「ムッソリーニに頼んで譲ってもらうっていうのはどうかな?」
と言いだしたのには笑ったわ。
そして、嘉納先生の体に異変が! というところで
「次回へ続く」。

四三がもう四十過ぎてるんだもん、
嘉納先生もずいぶんなお歳だよね……。

【その他いろいろ】

・「ありがとう……貴様!」
 とか言いながら仲良くピンポンしてる野口&まーちゃん。

・初対面でいきなりケンカ売ってくる杉村。
 なんだかんだでみんな仲良くなっちゃうんでしょ?

・まーちゃん、菊枝と結婚。
 えっ、見合い相手だったの?→「結婚しよう!!」→次のシーンで結婚式。
 展開早い!
 麻生久美子に「地味な女」はないだろう。
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