金木犀、薔薇、白木蓮

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大河ドラマ「 鎌倉殿の13人」♯21

2022-05-29 21:39:04 | 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
第21話「 仏の眼差し

頼む、たまには息抜きさせてくれ……
毎週だれかが死ぬかひどいめに遭って、
日曜夜の情緒、ぐちゃぐちゃじゃん!!

これは鎌倉幕府の内ゲバの物語だと思っているので、
そこに至るまではさくさく進んでいくだろうと思っていたが、
奥州合戦がナレでほとんどスキップされたのにはびっくりだよ。

「しかしまあ、ここ数回、しんどいのが続いていたので
一休みするためのスキップだよね……」
と思ってた。
間違いだった!!

時政パパとりくの間に男子が生まれ、
畠山と稲毛が娘婿になり、大人バージョンの時連も登場。
北条ファミリー勢揃いでひさびさにほんわか展開かと思いきや、
りくと先妻の子たちの間はいっそうギスギス。
大姫はスピリチュアルにはまって言動がおかしい。
すっかり穏やかになった八重さんの幸せそうな様子に、
頼朝は嫌なマウントを取る。
そして、ついには八重さんの死。

吾妻鏡との整合性を取るために、
近いうちに退場するんだろうなと思っていたし、
その死は「展開上の都合」でしかないのだけども、
失った子「千鶴」を思わせる「鶴丸」を助けようとして……
という展開は説得力があった。
最悪の元カレとの間の子でも、
実父の指示で知らないうちに殺されてしまった我が子、
忘れられなかったんだよね。
そして、これが小四郎の罪に対する天からの罰だという展開も
上手い。
序盤の八重さん、ほんと可愛くなくて
「早く退場してくれ」と思っていたのだが、
小四郎と結婚してからはすっかり慈母になっていたから、
あわれもひとしお。

平六は冷淡なこと言っていたけど、
小四郎に対して負い目を持ち続けることになるんだろうな……

【その他いろいろ】

・千葉常胤、酔っ払いじいさんでキャラ立てしてきた

・梶原景時、やっぱりめっちゃ嫌われてるね……。
 頼朝の命で致し方なく、というのもあったけど、
 義経を追い込んだのは彼自身の意向だもんな。

・ワイルド系八田知家、「13人」出すために
 無理矢理出してきたんか? という唐突さ。
 一緒に義経をしのぶ相手として土肥どのが出てきたのも
 やや唐突で、これも何かの伏線なんだろうか。
 史実では、事情ははっきりわかっていないながらも
 土肥どのは失脚しちゃうんだよね。
  
・母がみなし子たちの世話にかかりきりになってる金剛、
 淋しいよね。
 可愛い子役だけに、その母も失ってしまうのがあわれ。

・頼朝「これから大事になるのは忠義の心だ」
 言うこと聞かないと殺され、言うこと聞いても殺されるんだから、
 もう運としかいいようがない鎌倉サバイバル。

・現在の旦那の前で「金剛はわしに似ておる」とか、
 このおっさん、最悪の元カレじゃん……。
 政子がはっきり注意してくれたからまだいいが、
 傍若無人すぎる。
 宗時の死からここまで小四郎にヘイト溜めさせても、
 殺されないと思ってるんだろうな。
 「自分のしたことが良いことがどうか、決めるのは天」
 って、こういう振る舞いにもつながってるんだろうか。

・ゴッシーに取り込まれなかった時政パパ、
 彼も成長してるのね。

・時政に突っかかる比企能員、
 先週も今週も政子の制止を聞かない道。
 着々と悲劇への種をまいてるな。

・ゴッシー「こんな時に平家がおったらの!」
     「義仲、九郎、なんで滅んだ」
 お前が言うな案件すぎる。
 ゴッシー「何でわしを止めなんだ!」
 平知康、とばっちりすぎる。

・かげの薄い稲毛のこともちゃんと気にかけてあげる小四郎。
 こういう気遣いは、一貫してやってるんだよね、前から。

・実衣「(頼朝について)何をしてもふざけてるようにしか見えない!」
 うん……

コメント (2)
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