金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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95:武富智・辻村深月『かがみの孤城 1』

2022-05-09 23:26:20 | 22 本の感想
武富智・辻村深月『かがみの孤城 1』

【Amazonの内容紹介】

学校に居場所をなくし、閉じこもっていた
中学1年生の安西こころの目の前で、
ある日、突然、部屋の鏡が光り始めた。
輝く鏡をくぐり抜けると、その先にあったのは不思議な城。
こころを含む7人の中学生は、案内人の“オオカミさま”から
「どんな願いでも叶えられる“開かずの部屋”」の鍵を
探すよう告げられる。
本屋大賞第1位の感動作、渾身のコミカライズ!

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小説版と一緒に貸してもらった 漫画版。
数箇所、これはどういうつもりで描いている表情なんだろうと
疑問を感じるところがあったけれど、絵は可愛いしテンポも良い。
二度目に鏡の中に入る時に武器を持っていたり、
東城さんのお父さんの職業が大学の先生ではなく医者だったり、
こころが理音とオオカミ様に対峙する場面を見かけたり、
という小説版と違う要素がいくつか。
お父さんの職業が変わったということは、
終盤の展開も変わるのかな?

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94:辻村深月『かがみの孤城 下』

2022-05-09 23:18:51 | 22 本の感想
 辻村深月『かがみの孤城 下』
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた
“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。
輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。
そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。
なぜこの7人が、なぜこの場所に――
すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
本屋大賞受賞ほか、圧倒的支持を受け堂々8冠のベストセラー。

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ようやく読み終わった…… 
これまでに読んだ作者さんの著作すべてに
共通する傾向なのだけど、長いよね……

もちろんこれより長い本はたくさんあるけども、
長さがまったく気にならないものもある。
今回は、「内容に比して長い」。
もう少しコンパクトにまとめてくれるとうれしいのだけども。

上巻読了時の予想には、あたったものも、外れたものもあった。
意外な種明かしはあったのだけど、
「そうだったのか!」という驚きが薄いのは、
必然性が薄いからなのかなあ。
「そうであっても、そうでなくても、
たいして変わらない」というか。

ネガティブだった主人公たちが前を向いて生きようと
立ち直る展開は、十分感動的なので、
多くの人に支持されるのは理解できる。
評判が高すぎて、わたしが勝手に
ハードルを上げすぎちゃったんだな。

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